2018年4月の株式市場 考察&5月の展望

4月から日本は新年度入りし、国内機関投資家は新規の投資資金を確保した。

米利上げへの懸念が後退したほか、シリア情勢の緊張が激化しなかったこともあり、日経平均株価は上昇の月となった。

決算発表や業績予想の修正も相次ぎ、株価が急騰・急落する銘柄も見られた。

2018年4月の株式市場の動きと背景

外国人投資家の買い戻しや新年度資金流入が支えに

日本株は2018年に入ってからやや下落傾向にあったが、下落の要因であった外国人投資家の売りが一巡し買戻しの動きが出てきたことから4月は好調に推移した。

国内機関投資家の新年度資金の流入にも期待でき、株価は堅調に推移しやすい状況だ。

個人投資家についても、iDeCoの利用が若年層でも進むなどしており、投資家層の拡大がうかがえる。

3月末決算企業の決算発表や業績予想の修正で好材料が出た銘柄については、短期間で急騰する場面も見られた。

決算発表のみならず、コインチェック買収を決めたマネックスや、初値が高騰したIPO銘柄の関連銘柄も賑わった。

注目銘柄には株価のボラティリティが特に高い状態となっており、今後も株価急騰の可能性がある。

シリア問題や北朝鮮の対話姿勢が相場に影響

4月は国際情勢にも変化が見られた。

まず、シリアが化学兵器を使用したと断定したアメリカがシリア攻撃に踏み切ったことからはじまる。

シリア情勢が緊迫することを見込んで防衛関連銘柄に買いが集まったといえる。

そして、月後半には北朝鮮が対話姿勢を示し、北朝鮮と韓国による南北首脳会談が実現した。

米朝首脳会談が開催される見通しとなっていることもあった、北朝鮮情勢への懸念は後退したと言えるだろう。

リスク要因が1つ減ることとなれば、回復途上にある日本株市場に勢いがつく可能性がある。

好業績銘柄に加えて、賃上げ効果の波及で個人消費の回復が進めば業績改善につながる小売銘柄や、値上げが浸透しつつある物流銘柄などの注目銘柄が、今後も物色対象となり得るはずだ。

2018年4月注目された銘柄

AI関連銘柄

<4382>HEROZ

4月20日にマザーズ上場を果たした。初値が公募価格の1,000%近い上昇を見せる人気ぶりで大きな注目を集めた。今後も株価下落に歯止めがかかってきた段階で、将来性への高い期待から株価が急反発する可能性がある。

証券関連銘柄

<8698>マネックスグループ

仮想通貨取引所コインチェックの買収で大きな注目を集めた。コインチェックの利益率が極めて高いことも判明し、訴訟リスクへの懸念を上回る業績期待の買いも集めた。

防衛関連銘柄

<6208>石川製作所

防衛関連銘柄の筆頭格として、シリア情勢が緊迫化した際に注目を集めた。ひとまず軍事衝突の激化は免れているものの、今後もトランプ大統領の政策や中東・北朝鮮情勢次第では防衛機器を製造する石川製作所に関心が向かう可能性がある。

小売り関連銘柄

<8028>ユニー・ファミリーマートホールディングス

伊藤忠商事が出資比率を高めて子会社化する方針を示したことから注目を集めた。個人消費への回復期待もあって小売り銘柄全体が物色対象となりやすく、TOB実施発表による株価下支えがさらに安心感を高めている。

インバウンド関連銘柄

<3194>キリン堂ホールディングス

ドラッグストアを展開しているが、格安航空会社の成長で訪日客を多く取り込む関西エリアに強みを持つ。2月期決算の上方修正を発表したことが好感され買いを集めた。今後もインバウンド需要の取り込みで好業績を継続できる見通しが強まればさらなる株価上昇への期待も高まると言える。

ディフェンシブ関連銘柄

<9501>東京電力ホールディングス

大幅増益のサプライズ決算を発表したことから注目された。原発事故の賠償金支払い等の影響もあり無配が続いているため、配当狙いの中長期投資資金は取り込みづらい。値上がり益狙いの投資家が注目する銘柄であり、短期間で株価が変動しやすい。

アフィリエイト広告関連銘柄

<2491>バリューコマース

スマートフォン利用増から恩恵を受けられる銘柄であり、業績を大幅に上方修正したことからストップ高となった。連続増配銘柄でもあり、個人投資家からも一定の支持を集めやすいと考えられる。

4月の株式市場まとめと5月の展望

4月の株式市場ではリスク要因が減少したことで上昇がみられた。

米利上げへの過度な懸念やシリア・北朝鮮をめぐる情勢も落ち着きを見せていることから今後も相場上昇に期待できる中、好材料のある個別銘柄には特に多くの資金流入を見込みやすい。

3月末決算企業の業績発表も進むことで、業績推移を確認し安心感を抱いて投資を進めやすい時期でもある。

また、5月はIPO実施が極めて少ない見通しで、短期の値幅取りを狙った資金がテーマ株に流入しやすいだろう。

4月に注目された銘柄が、ボラティリティの高さを見込んだ資金を集める可能性がある。

株価指数を上回るパフォーマンスに期待できる銘柄に先回りして投資する上で、4月の注目銘柄を参考にするとよいだろう。

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