「相場は明日もある」
好材料というキーワードを目にしたら、吟味することもなく、すぐに飛びついてしまう人も中にはいるだろう。もちろん、それが功を奏することだってあると思う。しかし、それは投資とはいえず、イチかバチかのギャンブル要素とも言えるのではないか。
「自分はせっかちだ!」という人には、とくに覚えていてもらいたいのだが、明日で株式市場が終わるわけではないということだ。
それこそ、買いの場合などは、徐々に上がっていくのが相場なのだから、慌てることは全くない。発表された材料を吟味してからでも、恩恵にはあやかれるのではないだろうか。実際にウォール街でも「売り買いは3日待て」と言われているほどだ。
「焦りは冷静な判断力を奪うことは明白であることから、気持ちに余裕をもって相場と向き合うべきである。」
この格言はそう解釈することが出来るだろう。