スパイバー関連銘柄【2018年最新版・Spiber・上場・QMONOS】

スパイバーとは、山形県鶴岡市に本社をかまえる新世代バイオ素材の開発を行っているバイオベンチャー企業だ。

スパイバー社は、世界初の人工合成クモ糸繊維「QMONOS(クモノス)」の生産を確立させた。

同社の技術はすでに世界中の注目を集めており、上場の噂もだいぶ前から出ている。

このスパイバーを巡って動意づくスパイバー関連銘柄を今回は紹介していく。

人工合成クモ糸繊維技術を持つスパイバーに注目

スパイバー(Spiber)とは?

spiber_fb_icon

会社名 Spiber株式会社
設立年月日 2007年9月26日
社員数 186名(取締役9名含む。2018年4月現在)
平均年齢 35.0歳
資本金等 224億4,366万円(資本剰余金等を含む)
事業内容 新世代バイオ素材開発
所在地 〒997-0052
山形県鶴岡市覚岸寺字水上234番地1

2007年9月に設立されたバイオベンチャー企業で、米国の宇宙開発機関「NASA」が開発に取り組んだものの、あまりの難易度の高さから開発を断念したといわれている人工合成クモ糸繊維の生産を成功させ、世界各国を驚かせた。

その他にも工業利用微生物に著作権を証明するタグを組み込む「CELL-ID™」といった新技術の開発など、進化の一途を辿り続けている。

CEO 関山和秀

Spiber株式会社の代表取締役の関山和秀氏について紹介していこう。

1983年1月2日生まれの33歳で、慶応義塾大学環境情報学部卒業。

2001年慶応義塾大学環境情報学部に入学する。在学中は先端バイオ研究室の富田勝研究室に所属して研究活動を行う。

2002年より山形県鶴岡市の慶應義塾大学先端生命科学研究所を拠点とし研究活動に明け暮れ、2004年9月にクモ糸人工合成研究に着手する。

このクモ糸人工合成の開発を事業化するために大学院へ進学し博士課程在学中の2007年9月にSpiberを設立し、代表取締役に就任した。

QMONOS(クモノス)の特徴

ここでは、QMONOS(クモノス)の特性や、すでに使われている・検討されている製品などについて触れる。

QMONOS(クモノス)とは

QMONOS(クモノス)のようなタンパク質素材を作ること自体は、Googleなどの資金力のある外資系企業が取り組めばおそらく生産は可能と言われている。

しかし、現在に至るまでタンパク質素材が産業的に利用されていない要因は莫大な「コスト」にあるという。

微生物によるリコンビナントタンパク質の製造コストは1kgあたり100ドルを下回ることは困難であるという大きな壁があるのだが、同社はタンパク質の分子・遺伝子の設計技術、DNAの化学合成、遺伝子組み換え技術など多岐に渡る技術の研究を徹底的に行い、圧倒的なコストダウンに成功したのだ。

つまり、ローコストでクモの糸のようなタンパク質を作り出すことが出来るのが、スパイバーの1番の強みといえる。

強度は鋼鉄の340倍

一見、弱々しくみえるクモの糸だが、その強度は鋼鉄の340倍という異次元のタフネスを有しているほか、ナイロンを上回る伸縮性、300度を超える耐熱性まで兼ね備えている。

また、20種類のアミノ酸を組み合わせることによって多種多様な素材を生み出すことが可能で、言わば素材のプラットフォームの役目を担っている。

また、原料に石油資源を使用しないことから、次世代素材の実現につながっていく事が期待されている。

ムーン・パーカ(MOON PARKA)

強度、軽量、柔軟、耐熱性まで申し分がないということで、その用途は多岐に渡るだろうが、パッと思いつくのが衣料品ではないだろうか。
すでに、業務提携先のゴールドウイン社との共同開発で、ダウンジャケットでお馴染みの「THE NORTH FACE」から「ムーン・パーカ(MOON PARKA)」が発表されている。

なお、ムーン・パーカは2016年中の商品化が予定されていたが、2017年以降へと発売の延期が発表されている。

2017年11月にはゴールドウイン・テック・ラボにて改良試作品のテスト検証が開始された。

Kinetic Seat Concept

2016年、9月29日(木)~10月16日(日)にフランス・パリで行われたパリモーターショーが開催された。
このモーターショーで、LEXUSは身体負担にかかる負担軽減を目的とした新コンセプトシート「Kinetic Seat Concept」を出展。

このシートの素材にも、QMONOSが使用されている。

Goldwin SKI JACKET

2018年9月12日付のプレスリリースで、Goldwin SKI JACKETのプロトタイプが、デザイン博物館(ロンドン)が主催する「ビーズリー・デザインズ・オブ・ザ・イヤー2018」にノミネートされたことが発表された。

スパイバーが開発した人工合成クモ糸繊維が採用されており、スパイバーとゴールドウインが今後も協力体制を維持しやすくなると考えられる。

スパイバー上場はいつ?

上場の噂は前からあるものの、まだ非上場企業であるスパイバー。

大手ベンチャーから資金調達を行っている点や、株式分割を実施している点など、上場への準備は進行形で進んでいるものと考えたい。

スパイバーと提携・出資している企業一覧

証券コード 企業名 関係性
8111 ゴールドウイン 資本提携
3116 トヨタ紡織 資本提携
8303 新生銀行 出資
8595 ジャフコ 出資
8713 フィデアホールディングス 傘下の荘内銀行が出資
9517 イーレックス 出資

ゴールドウインはスパイバーと資本業務提携を結んでおり、すでに共同でプロトタイプ製造にも取り組んでいる。

また、Kinetic Seat Concept をレクサスのコンセプトシートに起用したトヨタ紡織もスパイバーと資本業務提携を行っている。

自動車用の素材としてもスパイバーのクモ糸繊維が積極活用されれば、需要急増によってコストダウンを進めやすくなると考えられる。

資金調達の履歴

2018. 10. 02
第三者割当増資により50億円を調達

2018. 06. 29
第三者割当増資により2億円を調達

2018. 01. 12
第三者割当増資により9億9,994万円を調達

2017. 10. 23
第三者割当増資により16億40万円を調達

2015. 10. 08
第三者割当増資により95億8,416万円を調達

2015. 03. 19
総額9億5,850万円の第三者割当増資を実施

2014. 11. 04
ImPACT始動と25億5,000万円の調達でグローバル展開に向け事業加速

2013. 05. 31
全国中小企業団体中央会 「ものづくり中小企業•小規模事業者試作開発等支援補助金」に採択される

2013. 05. 08
総額8億円の第三者割当増資を実施

2011. 12. 16
総額4億1,056万円の第三者割当増資を実施

2011. 12. 09
経済産業省イノベーション拠点立地支援事業の「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」に採択される

2011. 08. 01
やまがた地域産業応援基金の「平成23年度 新技術等育成支援事業助成金」に採択される

上場の主幹事予想

スパイバーがIPOを実施すれば人気IPOとなる可能性が高い。

注目度の高いIPO銘柄の取り扱いに伴い口座数が増える効果に期待して、資金力のある大手証券会社が主幹事の座を積極的に狙うと考えられる。

そのため、大手証券会社の中でも主幹事を務めるケースが多いSMBC日興証券やみずほ証券、野村証券などを主幹事として想定しておくと良いだろう。

一方、幹事数の多いSBI証券が近年は主幹事を担当するケースも増やしてきている。

SBI証券はIPO銘柄の取り扱いに積極的なだけに、SBI証券がスパイバーIPOの主幹事を務めることもあり得る。

上場先予想

スパイバーはクモ糸繊維という画期的な素材を活用して成長が期待される銘柄だ。

株主還元や黒字化を急ぐのではなく、優れた素材を存分に生かしながら大きな成長を目指す方針の企業と考えられ、東証マザーズ市場への上場が適していると考えられる。

また、スパイバーが早期に上場する場合は赤字経営の状態で上場する可能性が高いことも、マザーズへの上場可能性の高さを示している。

資金調達額が大きくなる場合でも、メルカリ<4385>がマザーズに上場して多くの資金を集めたことから、スパイバーがマザーズ市場を選択する可能性は高いと言えよう。

スパイバーの近況ニュース

ゴールドウインが最高益予想を上方修正

スパイバーと資本業務提携しているゴールドウインは業績が好調だ。

主力ブランドである「ザ・ノースフェイス」などの好調が背景にある。

アパレル企業はインターネット通販の台頭もあって苦戦する銘柄が少なくないが、ゴールドウインは業績が好調であり、スパイバーと協力して新製品開発に取り組む体力を確保できている。

今後もゴールドウインが好業績を維持できれば、スパイバーとの協業促進への期待が高まる。

政策投資銀行がスパイバーに出資

2017年2月6日に、政策投資銀行がスパイバーへの出資を行った。

政策投資銀行の出資先となることでスパイバーは企業としての信頼度を高めることができる。

協業相手を見つけやすくなることや、市場でのさらなる資金調達を進めやすくなることから、スパイバー上場を後押しする材料と言える。

スパイバーの株価予想

スパイバーが上場する際の公募価格は、売出株式数による影響を大きく受ける。

赤字上場が見込まれるため指標面から公募価格を事前予測することも難しいが、人気の高いIPOとして公募価格を大きく上回る初値が予想される。

初値が高騰した場合はその後株価が調整しやすくなると考えられるが、中長期的にスパイバーが黒字化に向かうことが確認されれば、成長期待の資金を取り込むことで株価が上昇し、IPOセカンダリー投資も報われる可能性がある。

スパイバー関連銘柄 一覧

チェック

スパイバー関連銘柄とは、スパイバーの製品が注目を集める事でシナジーを受ける企業や、スパイバー上場の際に影響を受けそうな、スパイバーに深く関わりのある銘柄群を指す。

コード 企業名 企業情報・業務内容 注目度
3116 トヨタ紡績 自動車向けシートなどを製造。スパイバーのクモ糸繊維をコンセプトシートに起用済み。 ★★★★★
4385 メルカリ 2018年6月にマザーズ上場。フリーマーケットアプリで高い知名度を誇る。赤字ながら成長期待の高い銘柄であり、スパイバー上場時には類似銘柄として関心が向かう可能性。 ★★★
6090 ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ 富田勝氏が創業した企業で、スパイバーのCEO関山氏は慶應義塾在学中に先端バイオ研究室の富田勝研究室に所属していた。スパイバーの生みの親とも言え、関連銘柄としては面白い。 ★★
7707 プレシジョン・システム・サイエンス タンパク質解析に役立つ装置の製造などを実施。スパイバーがタンパク質研究を進める中で装置需要が高まることも考えられる。 ★★★
7779 CYBERDYNE ロボットスーツ開発を実施している。赤字IPO実施銘柄の1つであり、スパイバーが赤字のままIPOを実施すれば物色対象となり得る。 ★★★
8111 ゴールドウイン 「ザ・ノースフェイス」などの人気アパレルブランドを誇る。資本業務提携するスパイバーと協力したアパレル製品開発に意欲的だ。 ★★★★★
8303 新生銀行 スパイバーへ出資をしている。出資分が直接生む利益のほか、上場後もスパイバーと資金貸借などの関係を持ちやすいことが好材料。 ★★★
8462 フューチャーベンチャーキャピタル ベンチャーキャピタルであり、スパイバーへも出資している可能性が噂となっている。出資していればスパイバーIPOにより巨額の利益を上げる可能性がある。 ★★★
8473 SBIホールディングス 証券ビジネスなどを手掛ける。IPO取扱いに積極的なSBI証券はスパイバーIPOにも関心を示すと考えられ、幹事または主幹事を務めることで口座数を伸ばすチャンスが生まれ得る。 ★★★
8595 ジャフコ 大手ベンチャーキャピタル。スパイバーに出資しておりIPOが実現すれば大きな利益につながる。 ★★★★
8713 フィデアホールディングス 荘内銀行と北都銀行が合併して成立した。荘内銀行はスパイバーに比較的早期から出資しているほか、スパイバーが成長すれば貸出先としての期待も高まる。 ★★★★
9517 イーレックス 新電力(PPS・特定規模電気事業者)を展開。スパイバーへ5億円の出資を行っているKISCOが筆頭株主。 ★★★

主なスパイバー関連銘柄はこの通りとなっている。

出遅れとして出てきた銘柄があれば、随時更新していくのでこまめにチェック頂きたい。

株師孔明注目のスパイバー関連銘柄

<8111>ゴールドウイン

ゴールドウインの株価

市場名 東証1部
業種 繊維製品
上場年月日 1981年2月5日
単元 100株
比較されやすい銘柄 デサント 、ミズノ 、アシックス
株主優待 Tシャツやウエストバッグ

東京都渋谷区に本社をかまえる、スポーツウエアの中堅企業で「THE NORTH FACE」などのスポーツ用品の製造販売を行っている企業だ。

2015年9月にスパイバーと事業提携契約を締結しているほか、スパイバーに30億円の資金提供も行っている。

アパレルブランドの販売が好調であることもあって、株価は2017年初の3倍超の水準となっている。

2018年には指標面での割高感などから7月以降に調整しているものの、堅調な業績が評価されればさらなる値上がりもあり得る。

スパイバーとの関係性は極めて深く、スパイバーIPO実施が決まれば、関連銘柄の筆頭格として資金流入に期待できる銘柄だ。

<3116>トヨタ紡織

トヨタ紡織の株価

市場名 東証1部、名証1部
業種 輸送用機器
上場年月日 1950年8月
単元 100株
比較されやすい銘柄 トヨタ、デンソー、豊田織
株主優待 なし

自動車向けシートなどを製造するトヨタ系企業だ。

スパイバーと資本業務提携しており、レクサスのコンセプトシートにクモ糸繊維を起用済みだ。

クモ糸繊維を起用したコンセプトシートを出展したイベントが開催された2016年9月から年末にかけて株価は右肩上がりとなった。

直近では株価が調整してきており、貿易摩擦の影響なども懸念される銘柄のため指標面での割高感は乏しい。

スパイバー上場となれば、関連銘柄として物色され株価急伸のチャンスもあるだろう。

<8713>フィデアホールディングス

フィデアホールディングスの株価

市場名 東証1部
業種 銀行業
上場年月日 2009年10月1日
単元 100株
比較されやすい銘柄 千葉興、富山第一銀、じもとHD
株主優待 特別金利定期預金

荘内銀行・北都銀行の合併で誕生したホールディングスだ。

荘内銀行はスパイバーに出資しており、スパイバーが上場に成功すれば利益を狙える。

また、スパイバーが成長資金を借り入れる際にフィデアホールディングスが貸し出しを行えれば、貸出先探しに苦しむ地銀の業績への貢献が期待される。

<8462>フューチャーベンチャーキャピタル(FVC)

フィデアホールディングスの株価

市場名 東証JASDAQスタンダード
業種 証券業
上場年月日 2001年10月10日
単元 100株
比較されやすい銘柄 アジア投資、JAFCO、Oak
株主優待 なし

将来性のある企業を対象に出資を行っている投資ファンド。

ZMPへの出資などでも有名な企業で、スパイバーへの出資も目されている。

出資の真意が本当であれば、スパイバーIPOにより巨額の利益を上げる可能性がある。

<8595>ジャフコ

フィデアホールディングスの株価

市場名 東証1部
業種 証券業
上場年月日 1987年6月3日
単元 100株
比較されやすい銘柄 FVC、アジア投資、SBI
株主優待 なし

ベンチャーキャピタル大手として知られるジャフコ。

同社もスパイバーへ出資を行っている企業のひとつだ。

スパイバー上場で大きな恩恵を受ける可能性が高い銘柄といえるだろう。

スパイバー関連銘柄 まとめ

beaded-1630493_1280

スパイバー関連銘柄について紹介したが、出遅れの銘柄なども予想されるため、今後新たな情報が入り次第、随時更新していく予定だ。

スパイバー関連銘柄のほか、スパイバー自体の上場にも準備をしておく必要があり、今のうちからIPO株の当選確率をあげるために証券口座を開設しておくなどの対応はしておいて損はないだろう。

スパイバーの上場に関するニュースも耳に入り次第、すぐに発表していくので楽しみにしていてほしい。

関連記事とブログランキング

LINE@にて株師孔明から非公開情報や最新情報を受け取る!

・株師孔明の投資のイロハ
・今買うべき株式材料銘柄情報
・仮想通貨の最新ニュース
・特定仮想通貨の買い増しサイン など

1日2つ、ブログランキングの応援クリックも宜しくお願いします。
 にほんブログ村 投資ブログ 仮想通貨へ