フィンテック関連銘柄【2016年度版】

フィンテック(FinTech)とは、金融を意味する「ファイナンス(Fanance)」と技術を意味する「テクノロジー(Technology)」を組み合わせた造語であり、ITを活用した革新的な金融サービスを意味する言葉だ。

今後、フィンテックは変化の乏しい既存の金融機関サービスを駆逐していくのではないかと恐れられるほど、爆発的進化を見せている次世代のテーマ株のひとつになっている。

このフィンテック事業に取り組んでいる企業や、フィンテック関連銘柄の最新情報をまとめて紹介していきたいと思う。

フィンテックが注目される理由

世界中の注目を集めるフィンテック

最近では毎日のようにフィンテックに関するニュースをテレビ、雑誌、新聞などで数多く見かけるようになった。
今なぜ、フィンテックという分野が世界中の人々から注目を集めているのか?
その理由について、紹介していきたいと思う。

次々と誕生する革新的サービス

20150918164421

フィンテックがこれほど注目を集める理由として、革新的で利便性のあるサービスが数多く誕生していることが考えられる。

シンプルな決済方法の提供と、個人間の送金サービスを実現した「ペイパル(PayPal)」、これまでクレジットカード決済は審査から導入までに時間がかかるほか、安くない初期費用と手数料などの関係で導入を見送っていた店舗も多かったが、スマートフォンアプリとカードリーダーを使うことで、クレジットカード決済を可能とした「楽天ペイ」などのサービスが誕生している。

ペイパルは株式市場へ上場も果たし、フィンテックというキーワードを世界に知らしめたことでも有名だ。

上記であげたサービスの特徴は、とにかくシンプルでわかりやすい画面デザインで、なおかつ抜群な操作性ということが挙げられるだろう。

フィンテック企業のサービスは、画面デザインや操作性「ユーザーインターフェース」と、サービスを使ったことで得られる経験や満足感「ユーザーエクスペリエンス」が非常に高く、一度使ってしまうと既存の不便な金融サービスは、この先どんどん淘汰されていくことになくことが予想される。

金融業界に革命を起こす可能性を秘める

fireball-1229866_1280

例をあげれば、わざわざ銀行に出向いて窓口から現金を送金するという手段をとる人は減っていくだろうし、ATMまで足を運んで送金するといった利用も減っていくだろう。

足を運ぶのも面倒な上に、人件費などのコストが低いフィンテックの提供するサービスの方が低価格で利用出来るからだ。

送金や預金の引き出し手数料が収入源の銀行にとって、フィンテックの誕生は脅威であり存続を脅かされている。

ユニコーン企業が続々と誕生

entrepreneur-1340650_1280

非上場企業ながら企業の時価評価額が10億ドル(日本円で約1100億円)を超えたベンチャー企業が「ユニコーン」と呼ばれるが、日本経済新聞によると、2015年10月時点でユニコーン企業が141社あると報じている。

有名どころをあげると、タクシー配車システムで有名なウーバー(510億ドル)あたりがユニコーン企業にあたる。

ちなみに日本国内のフィンテック関連企業は、クラウド会計ソフトを手掛ける「フリー(freee)」が2.5億ドル、自動家計簿サービスなどを手掛ける「マネーフォワード(Money Forward)」が1.46億ドルで名を連ねている。

フィンテック分野への投資額が大幅増加

company-news-releases-20160428-fig1

上のグラフはアクセンチュアによるフィンテック分野への投資状況を表したグラフだ。

ここ数年で、フィンテック分野への投資は右肩上がりの急上昇を見せていることがおわかり頂けるだろう。

2010年の17億ドルに対して、2015年は223億ドル(日本円:約2.5兆円)と、わずか5年で12倍にまで膨れ上がっている。

フィンテックがもたらす莫大な利益を狙って多くの投資家が資金を投入している事を表している。

フィンテック関連銘柄リスト

フィンテック関連銘柄の本命

私がフィンテック関連銘柄でとくに注目している銘柄について、いくつか紹介していきたい。

【6172】メタップス

アプリの集客、分析、収益化をワンストップで支援する開発社向けプラットフォーム「metaps」を事業の柱としているメタップス。

設立は2007年と新しいが、導入アプリは全世界で20億ダウンロードを突破、2億人のアプリユーザーを支える巨大インフラにまで急成長しているところは見逃せない。

同社の提供しているクレジット決済サービス「SPIKE」は、登録アカウント数25万を誇る国内最大規模のプラットフォームを提供。

既存の金融機関を代替するサービスを前衛的に展開するなど、国内のフィンテック関連銘柄を牽引する企業になっていくのではないかと予想しているぞ。

【3778】さくらインターネット

インターネット黎明期からデータセンター事業を展開し、通信回線容量は国内最大規模を誇っている。

2016年1月から「mijinクラウドチェーンβ(ベータ)」を無料で提供開始。
ブロックチェーン環境が実用レベルのクラウドサービスとして一般に無料提供されたのは、世界で初の試みだったこともあり、フィンテック関連銘柄の象徴銘柄とも呼べる企業だ。

これまで250社以上に提供の実績もあり、フィンテック関連銘柄以外にも、ブロックチェーン関連銘柄、IoT関連銘柄としての期待も高い。

【3696】セレス

東京都港区に本社を構えるセレスは、成功報酬型のスマートフォンメディア事業を展開している企業で、コンテンツへの登録や広告閲覧などでポイントが貯まるポイントサイト「もっぴー」を運営している。

このモッピーポイントの大きな特徴として、ビットコインとの交換が可能ということもあり、2016年6月には289万人のポイントメディア会員を獲得している。

O2O戦略・オムニチャネル大手の「ゆめみ」を関連会社化し、O2O事業へも触手を伸ばしつつあるようだ。

ビットコイン関連のレジュプレスやビットバンクなどのベンチャーへの出資も積極的に行っており、仮想通貨とフィンテックのシナジーを追求している。

フィンテック関連銘柄として、伸びしろを感じさせる銘柄のひとつだろう。

【3625】テックファームホールディングス

テックファームホールディングスは、スマートフォンおよびタブレットのアプリや各種システムの開発を行っている企業だ。

このほか、子会社にカジノ向け電子決済事業のPrism Solutions Inc.や自動車向けソフトを手掛けるEBBを傘下に置いている。

2015年11月から銀行や証券会社向けにスマートフォンアプリを使用して、顧客との接点を増やす「コンタクト・ポイントソリューション」を提供するなど、フィンテック事業に力を注いでいるぞ。

また同社には専門部署の「FinTech推進室」なるものが設置されており、2017年度の関連売上高10億円を目標に掲げるなどのパフォーマンスも見せている事から、フィンテック関連銘柄として注目している投資家も少なくないのではないか。

【3853】インフォテリア

さくらインターネットと共にプライベート・ブロックチェーン実証実験装置の提供実績などがあるインフォテリアも、フィンテック関連銘柄で無視出来ない企業のひとつだ。

同社のスマートデバイス向け社内情報配信サービスの「Handbook」は、1000件を超える企業ならびに公共機関で採用されている。

チャートを見てもわかるとおり、さくらインターネットと似た値動きを見せていることも特徴と言えるかもしれない。

【4307】野村総合研究所

フィンテックランキングで国内上位に名を連ねる野村総合研究所も、フィンテック関連銘柄で外すことの出来ない銘柄のひとつだろう。

2015年10月に発表された「FinTech Forward Rankings」では第9位に選出され、日本企業で唯一トップ10にランクインしている。

これまで多くの金融分野システムの基盤を構築するなどの実績を持っている同社だが、住信SBIネット銀行と共同でブロックチェーンを活用した業務シナリオの作成と実証実験を開始。

野村證券とは共同で、ビットコインの中核技術「ブロックチェーン」の実証実験を手掛けている。

【3744】サイオステクノロジー

OSSとクラウドを軸とした、ウェブアプリやOS、ITシステムの開発などを展開している。

OSSの技術サポート体制は国内トップクラスとの定評あり。

2015年には証券会社向けアプリ開発に強みをもっているキーポート・ソリューションズと、国内初のALMシステムを開発し、地方銀行やネットバンキングなどを主力の顧客としているProfit Cube(PCI)を子会社化するなど、フィンテック分野へのサービス投入準備と淡々と行っている印象を感じさせる。

基本方針のひとつに「Fintechを含む新たな領域での新規事業創出」を掲げている事などからも、フィンテック関連銘柄でも注目を集める銘柄となりうるだろう。

【3807】フィスコ

仮想通貨といえばフィスコの名前が浮かんでくる人も少なくないのではないだろうか。

フィスコ仮想通貨取引所が、2016年8月にビットコイン取引所の運営を開始した事で話題になった事は記憶に新しい。

テックビューロから取引システムを導入しており、今日に至るまでに培った運営ノウハウが大きな強みになっている。

グループのシステム会社であるSJIも、フィンテック関連銘柄として注目が必要だろう。

これは余談だが、ソーシャルレポーターとして私が株式コラムを書かせて頂いている企業でもある。

【3690】ロックオン

マーケティングデータの測定・活用サービス「ADEBiS」を提供するほか、ECオープンプラットフォームの「EC-CUBE」、ECサイト構築受託サービス「SOLUTION」などを展開している。

人工知能、IoT分野の既存資産を活用することで、「マーケティングロボットカンパニー」を目指して事業に取り組む。

2016年11月21日にテックビューロを業務提携を締結し、EC-CUBEのユーザー決済ツールにテックビューロの「Zaif Payment」を提供開始する事が発表された。

フィンテックの発展に必要不可欠なブロックチェーンを手掛ける同社は、今後フィンテック関連銘柄として株価を上げていく期待が持てる。

その他のフィンテック関連銘柄

【8253】クレディセゾン
【3914】JIG-SAW
【2315】SJI
【3691】リアルワールド
【3808】オウケイウェイヴ
【3825】リミックスポイント
【6634】ネクスグループ
【3623】ビリングシステム
【8585】オリエントコーポレーション
【3917】アイリッジ
【8732】マネーパートナーズグループ
【2330】フォーサイド
【3688】VOYAGE GROUP
【3623】ビリングシステム

このあたりが私の注目しているフィンテック関連銘柄だ。出遅れ銘柄などが出てきた際は、その都度追記していくぞ。

フィンテックを支える技術

ブロックチェーン

bitcoin-1813503_1280

ブロックチェーンは、クライアントサーバ上ではなく、ピア・トゥ・ピア(P2P)で端末が繋がって記録を分散管理することで、強固かつ安全なシステムを低コストで構築することができるといった画期的な技術を指すのだが、そもそもはビットコインのシステムを支える基幹技術だった。

しかしビットコインのためだけの技術に限らず、様々なジャンルでの応用が可能な技術であるのだ。

現在、フィンテックではモバイル決済・送金、会計支援、仮想通貨、レンディング・クラウドファンディング、人工知能投資など、次々と新しいサービスが生まれてきている。

ブロックチェーンの技術を応用することで、今後さらにフィンテック領域は成長していくことは間違いないものだと考えられる。

動画で覚えるブロックチェーン

IBMが提供しているブロックチェーンに関する動画を紹介しよう。

身近な生活の中での利用例をあげるなど、ブロックチェーンについて全くわからない人でも理解しやすく説明してくれている。

関連記事とブログランキング

LINE@にて株師孔明から非公開情報や最新情報を受け取る!

・株師孔明の投資のイロハ
・今買うべき株式材料銘柄情報
・仮想通貨の最新ニュース
・特定仮想通貨の買い増しサイン など

1日2つ、ブログランキングの応援クリックも宜しくお願いします。
 にほんブログ村 投資ブログ 仮想通貨へ