2017年の有力テーマ株候補の人工知能(AI)関連銘柄に新たなニュースが飛び込んできた。韓国の大手企業であるLG電子がAIロボット事業へ進出を発表したほか、理化学研究所からは医療関連にも人工知能(AI)を使った実証実験が行われることが明らかになった。
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人工知能(AI)関連銘柄の最新材料
LG電子 人工知能基盤のロボット事業へ本格進出
2017年1月1日、LG電子は人工知能基盤を用いたロボット事業へ本格進出することを発表した。
この発表に基づく形で、1月5日に開催される「国際消費者家電展示会(CES)2017」で家庭用ハブロボット、空港で利用者のサポートを行うロボットなど、計3種類の公開に踏み切る予定となっている。
CESは米ロサンゼルスで開幕される世界最大の家電展示会であることからも、同社のロボット事業が注目を集めることが予想され、それに付随して人工知能(AI)関連銘柄の物色材料となる可能性がある。
2017年以降、人口知能(AI)は様々な分野での活躍が期待されているが、韓国の大手企業がAI産業に名乗りをあげてきた事からも、人工知能(AI)関連銘柄は今後も切磋琢磨を繰り返し、注目必至のテーマ株になっていくのではないだろうか。
理化学研究所 人工知能(AI)を活用した実証実験に着手
理化学研究所は日本国内の9ヶ所、海外4ヶ所の計13ヶ所に拠点を置き、物理学、工学、医科学、生物学、計算化学などの分野で研究を行っている組織だ。
この理化学研究所は、今年4月から人工知能(AI)を用いて、がんや認知症などのデータを大規模に解析を行い患者ごとに適切かつ最適な医療サービスを提供するための実証実験に着手することを発表している。
実証実験には東京大学、慶応大学など全国から20以上の医療機関のほか、製薬・ヘルスケア分野から約10社が参加する形だ。
人工知能(AI)が医療分野で活躍する日はそう遠くない将来であり、人工知能(AI)関連銘柄にとって追い風となる材料といえるだろう。
その他、過去の人工知能(AI)関連銘柄についてのまとめ情報はこちらから確認することが出来るので、併せて目を通して人工知能(AI)関連銘柄の知識をインプットしてもらえればと思う。
人工知能(AI)関連銘柄【出遅れ】
【4974】タカラバイオ
理化学研究所が人工知能(AI)を用いた実証実験を発表したことで、理化学分野からも人工知能(AI)関連銘柄の誕生が期待出来る。
そのなかで、出遅れとして紹介したいのがタカラバイオだ。同社は遺伝子研究用の試薬、理化学機器の販売を事業の柱としている企業だ。今回の人工知能(AI)を活用した実証実験を控え、人工知能(AI)関連銘柄として物色される可能性を秘めた銘柄といえるのではないか。
【7476】アズワン
もうひとつ、人工知能(AI)関連銘柄の出遅れとしてアズワンを紹介しておこう。
同社は理化学機器、理化学用品の卸しとして大手であり、看護・介護用品も手掛けていることから、実証実験で実用化される製品が誕生となるようであれば、恩恵が期待できる人工知能(AI)関連銘柄の出遅れ銘柄となりうることが予想される。