オランダ総選挙関連銘柄

2017年は欧州の主要国で選挙が複数あり、市場からその行方に注目が集まっている。予定されている欧州の選挙は、フランスの大統領選、ドイツの連邦議会選挙、そしてEU離脱国の候補といわれるオランダの総選挙だ。3月15日のオランダ総選挙を含め、2017年は政治的イベントが目白押しで、思惑によって物色される可能性を持つ関連銘柄について紹介していくぞ。

オランダ総選挙関連銘柄リスト

コード銘柄名企業情報・業務内容株師孔明の注目度
9603エイチ・アイ・エス「ヨーロッパ」をテーマにした長崎のテーマパークであるハウステンボスを経営。★★★★
6269三井海洋開発ガス生産設備、浮体式石油貯蔵・積み出し設備の大手企業。オランダ法人MV27を設立するなど、オランダとの親和性が高い。★★★
8306三菱UFJフィナンシャル・グループ行業や信託関連、証券業やカードなど、民間における金融グループとして国内最大手だ。欧米やアジアでの展開を進める中、オランダにも進出。★★★★
6136OSG世界トップレベルの精密切削工具の製造企業。オランダを始め、欧州、アジア、米など幅広く拠点を構えている。★★★
9062日本通運陸・海・空の総合物流において世界的規模を誇る大手企業。国際複合輸送での実績もあり、オランダを含む欧州に数多くの支店を構えている。★★★
6924岩崎電気照明機器の製造販売を手掛けている企業で、特殊照明が事業の柱。オランダには関連会社「エナジー・サイエンス・インク」というヨーロッパ支店を設け、EBシステムの輸入・販売を行っている。★★★
8022ミズノスポーツ用品専門の大手企業で、海外事業に触手を伸ばしており、オランダにも支店がある。★★★★
6639コンテック産業用パソコンを取り扱う大手企業で、オランダのアムステルダムに支店を設けている。★★★★
8411みずほフィナンシャルグループ国内有数のメガバンクで、オランダに支店をかまえている。★★★★

オランダ総選挙と関連銘柄

オランダ総選挙について

オランダの下院にはたくさんの小さな政党がある。その中で、自由民主国民党、労働党、社会党、自由党が人気を集めている政党だ。

現在の首相であるルッテ首相が率いている自由民主国民党は、選挙が行われるたびに第一党か第二党となており、根強い人気の政党だ。

連合国家としてのEUに対しての盤石な体制を目指すべきだとの立場を取っている。

対して、2016年の秋に行われた党首選で新党首となったローデウェイク・アッシャー元副首相率いる労働党は、財政赤字に対する改善目標を中長期的な視野で見ている。対欧州政策においても、ユーロ圏共同債に賛成の立場だ。

インフラ整備などの成長路線をとる社会党や、EU離脱を求める自由党など、人気の党の立場は異なるが、少なくとも単独政権は厳しく、連立政権での政治運営となりそうだ。

オランダ自由党が議席倍増《世論調査》

2017年の3月に行われるオランダ下院選挙は、定数150議席で比例代表制で行われる。民間機関の世論調査によると、自由党が前回選挙である2012年の選挙で獲得した15議席の2倍以上の33議席を獲得し、第1党への勢いを示す結果となった。

ルッテ首相が率いている連立政党の2党は、自由民主国民党が前回選挙の41議席から25議席まで議席数を落とし、労働党は前回選挙の39議席から9議席まで議席数を落としているようだ。

自由民主国民党と労働党の2党を合計しても34議席しかなく、今回躍進した自由党の議席数との競り合いに注目が集まっている。

自由党を率いるウィルダース党首は、EU離脱やイスラム系移民の敗訴を訴えていることも頭に入れておくべきポイントだろう。

自由党のヘルト・ウィルダース党首は刑事罰なしの有罪判決

選挙運動において、外国人への差別や憎悪を煽ったという罪にで、自由党のヘルト・ウィルダース党首は刑事罰なしの有罪判決を受けている。(2016年12月9日)

西部スキポールの裁判所が判決を言い渡し、検察側は罰金5,000ユーロ(約60万円)を求刑したが、 ウィルダース党首の弁護団は控訴の意向を表明した。

ウィルダース党首は2011年にも同様の罪に問われており、その際には無罪判決が確定している。

ウィルダース党首は2014年の地方選挙における応援演説で「モロッコ人の増減は、どちらがいいか?」と民衆に尋ね、「減らせ」との反響が繰り返し起こると、「そうしよう」と煽った。

差別や憎悪を煽ることは、オランダ刑法で禁止されているため、市民の告訴により検察が起訴した形だ。

国によって思想は様々であり、一概に否定出来るものではないが、次期党首の考え方やスタンスなどの把握は、オランダ総選挙関連銘柄の目利き材料にも繋がるので、シッカリと頭に入れておこう。

極右政党、勝てばEU離脱の国民投票か

オランダはEUの創設メンバーに名を連ねる国だが、自由党などの極右政党が2017年3月の選挙に勝利した場合には、EU離脱を問う国民投票が行われる可能性が高い。

反イスラムを主張する極右政党の支持は伸び続ける中、NNNの取材に対し、「選挙に勝利した場合、EUからの離脱を問う国民投票をオランダで行う」という考えを表明している。

自由党は「EUから離脱すればイスラム国家からの移民を防ぐことができる」と主張しており、移民問題やテロ問題がセンセーショナルに報道される中で国民の支持を拡大しているようだ。

自由党を率いるウィルダース党首によると、「総選挙で勝ったら特別立法を行い、勧告的な意味合いを持つ国民投票を実施する。見通しは明るい」としている。昨年のイギリスのブレグジットの再来を予感させる展開であり、選挙以降の動向にも注目が必要といえる。

オランダ総選挙関連銘柄【本命】

【9603】エイチ・アイ・エス

格安航空チケットの先駆者として知られ、長崎のテーマパークであるハウステンボスを経営しているエイチ・アイ・エス。海外旅行の取扱高が2位で、オランダ総選挙後の景気の影響や、ユーロ/円の相場によって関連するオランダ総選挙関連銘柄だ。

現段階では関連銘柄がそれほど数もないこともあり、ひとまずの本命として同社を推す。

オランダ総選挙関連銘柄【おすすめ】

【8306】三菱UFJフィナンシャル・グループ

三菱UFJフィナンシャル・グループは、銀行業や信託関連、証券業やカードなど、民間における金融グループとして国内最大手だ。欧米やアジアでの展開を進める中、オランダにも進出している。国内最大の民間金融グループということで信頼性は高く、長期ビジョンで検討したいおすすめのオランダ総選挙関連銘柄だ。

オランダ総選挙関連銘柄【注目】

【6639】コンテック

コンテックは、産業用パソコンを取り扱う大手企業だ。パソコン周辺機器や無線LAN機器など展開している。2016年4月1日から、オランダのアムステルダム支店の営業を開始し、欧州市場での製品拡販とサポート体制の強化を計っていることから、注目したいオランダ総選挙関連銘柄の候補に挙げてみた。

【8022】ミズノ

ミズノはご存じのとおり、スポーツ用品専門の大手企業で競泳関連用品や、ゴルフ関連用品、野球関連用品が根強いが、シューズが成長しているようだ。海外事業も拡大中で、オランダにも支店を設けている。オランダ総選挙でお祭りが期待できる注目のオランダ総選挙関連銘柄だ。

【9062】日本通運

日本通運は、陸・海・空の総合物流において世界的規模を誇る大手企業。引っ越しにおいては国内大手として知られるが、国際複合輸送での実績もある。宅配便に関しては日本郵便に譲渡している。中長期で検討したいオランダ総選挙関連銘柄だ。

【8411】みずほフィナンシャルグループ

みずほフィナンシャルグループは、国内3つのメガバンクの中で、2番目の規模となっており、旧富士銀行と、第一勧業銀行、日本興業銀行の3つの銀行が前身だ。銀行業や信託業、証券業の連携を加速する戦略を取っている。オランダにも支店を持っていることから、注目のオランダ総選挙関連銘柄のひとつとして紹介しておこう。

オランダ総選挙関連銘柄まとめ

オランダの総選挙は、選挙後のEU離脱の国民投票まで見据えた選挙となっており、世論調査によると自由党などの極右政党が有利となっているようだ。

選挙の結果における関連銘柄の値動きだけでなく、選挙後の国民投票の是非まで踏まえた情報に注目が必要だろう。

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