再生医療関連銘柄

再生医療の分野は、iPS細胞を作った京都大学の山中伸弥教授のノーベル医学生理学賞受賞により、次世代医療としての注目と期待が集まった。
研究においては世界屈指の我が国は、実用化で出遅れているため、再生医療関連銘柄を含め今後の展開に注目していきたい。

再生医療関連銘柄リスト

コード銘柄名企業情報・業務内容株師孔明の注目度
4901富士フィルム写真のフィルムから液晶フィルム、医療機器、医薬品などを扱う。2016年12月に、再生医療のバイオ医薬品に注力している和光純薬工業を買収。★★★★
7776セルシード東京女子医大から生まれたバイオベンチャー企業で、細胞シート再生医療をメインとしている。★★★
3914ジグソーサーバーやクラウド向けの自動監視システムを展開している企業。視覚に関する再生医療に取り組むことを発表。★★★★
4255テルモ医療機器・医薬品の製造販売を手掛ける。2016年5月には世界初の心不全治療用製品「ハートシート」の販売を開始。★★★★
6323ローツェウエハ・ガラス基板の搬送装置を製造している企業で、台湾や韓国の大口顧客を持つ。★★★★
2370メディネット東大医科研発のバイオベンチャー企業。ガン免疫細胞療法のサービスを展開している。★★★
8715アニコムホールディングスペット保険で業界首位の企業。富士フィルムとペット再生医療技術に関する会社を共同設立。★★★★
7702JMS使い捨て医療器具を取り扱う大手企業で、透析器や輸血セットに大きな強みを持っている。また、海外市場への展開にも積極的な姿勢を見せる。★★★
7701島津製作所分析機器や計測機器の大手企業で、航空機器や医療機器にも定評がある。★★★

再生医療と関連銘柄

再生医療

再生医療とは、病気になったり、ケガをしたことで失った組織を再生させる医療技術を指す。他人からの移植ではなく、本人の細胞を培養することで再生させるため、臓器移植に付き物だった拒絶反応がなく、実用性の高い医療として期待がかかっている。

京都大学の山中伸弥教授らは、マウスによる実験を繰り返し、万能細胞と呼ばれるES細胞の製作を実現した。
マウスの細胞に、初期化因子という遺伝子を使用して初めて成功し、2012年にノーベル医学生理学賞を受賞するに至った。

今後の研究の成果や、実用への転換、それにともなう新技術の出現や新製品の出現などにより、新たな市場を開拓する可能性も秘めている。材料にアンテナを張り、再生関連銘柄の値動きを見守りたい。

ヒトES細胞から腸を作成

国立成育医療研究センターは、人のES細胞から小さなサイズの腸管を作ることに成功した。このミニ腸の作成は世界で初めての成功で、腸にまつわる難病の治療や、薬の開発が加速する可能性がある。

ES細胞はiPS細胞とともに、万能細胞と呼ばれている。万能細胞を培養することで、もともと本人が持っていた臓器に近いものを作り上げることができるが、腸は組織が複雑であるため、再現は難しいといわれていた。

しかし、培養空間を工夫したことや、微細加工技術の応用などにより、ミニ腸の作成に成功。その大きさは1~2センチ程度のものだが、自律的な運動を行い、人の腸と同様に、吸収や分泌を行う上、下痢薬や便秘薬にも反応しているとのことだ。

目の難病にマウス実験で光明

目の難病である「網膜変性」は、加齢や遺伝により視力が失われる病気で、末期になると、人工網膜以外の治療法はないといわれている。

理化学研究所は、iPS細胞由来の網膜組織を、末期の網膜変性を患っているマウスに移植し、光に対する反応が回復したと発表した。人への応用が進むと、難病といわれていた疾病への治療に光明が差す形だ。

2006年にiPS細胞見つかったのち、iPS細胞由来の網膜組織の移植は何度も試されてきたが、光を感知できた例はなかったとのこと。今回は新しく開発した評価方法で、網膜を移植したマウスの視機能を解析した形だ。

ただ、21匹のマウスの内、9匹が改善とのことだが、移植された網膜は視野の5パーセント未満だったとのこと。さらに広い範囲で移植をすると、改善率は向上する可能性が考えられる。

再生医療の国内市場規模、2030年には1兆1000億円と予想

再生医療は、今後ますます市場規模の拡大が予想される分野だ。市場調査とコンサルティングを手がける株式会社シード・プランニングの市場調査レポート「2016年版 再生・細胞医療研究とビジネスの展望」 によると、国内の再生医療市場は2015年の市場規模が約140億円、2030年には約1兆1,000億円を超えると予想している。

世界の再生医療の市場規模で見ると、2015年が約1,200億円に対し、2030年の市場規模は約12兆8,000億円との予想だ。現在の市場規模から飛躍的に拡大すると見込んでいる。

ちなみに、再生医療は、病気やケガなどにおける治療だけでなく、薄毛の治療などにも応用が見込まれ、資生堂や京セラなどが相次いで薄毛の治療の研究開発を行っており、市場拡大の要因の一つとなりそうだ。

再生医療には莫大な市場規模が見込まれている事などからも、再生医療関連銘柄は今後、大きな注目を集めていく事は容易に想像がつくだろう。

再生医療関連銘柄【本命】

【4901】富士フィルム

富士フィルムは、写真のフィルムから液晶フィルム、医療機器、医薬品などを扱う。2016年12月に、再生医療のバイオ医薬品に注力している和光純薬工業の買収を発表した。今後の展開に注目が集まっている再生医療関連銘柄で、現時点で同社を本命視している。

再生医療関連銘柄【おすすめ】

【3914】ジグソー

ジグソーは、サーバーやクラウド向けの自動監視システムを展開している企業だ。初期費用と月額料金から収入を得ている。視覚に関する再生医療に取り組むことを発表し、株価が値上がりを見せている。再生医療関連銘柄というテーマも含めた同社は、さまざまな材料から急騰が期待出来る点などから、比較的おすすめと言える銘柄と考えている。

再生医療関連銘柄【注目】【出遅れ】

【6323】ローツェ

ローツェは、ウエハ・ガラス基板の搬送装置を製造している企業で、台湾や韓国の大口顧客を持っている。iPS細胞の自動培養装置の小型タイプを開発し、培養の効率の引き上げに一役を担う製品を打ち出した。再生医療関連銘柄として注目しておきたい。

【7701】島津製作所

分析機器や計測機器の大手企業で、航空機器や医療機器にも強い企業だ。半導体や液晶、バイオ・環境分野にも力を入れている。マイクロフォーカスX線CTシステム「inspeXio(インスペクシオ)」を発売し、再生医療分野に役立つ。今後は再生医療関連銘柄としても注目していきたい企業だ。

【8715】アニコムHD

アニコムホールディングスは、ペット保険で業界首位の企業だ。アニコム損保を軸に、動物病院の支援も行っている。富士フィルムと再生医療技術によるペット治療の会社を設立。技術の相乗効果により、再生医療関連銘柄として株価上昇が期待される。

【4929】アシュバンコスメジャパン

スキンケア製品やヘアケア製品を販売している関西地盤の企業だ。ともに美容室経由での販売を行っている。子会社のアシュバンコスメティックが理研と共同研究契約を結んび、加齢に伴うエイジングケア製品の開発に役立てるようだ。

再生医療関連銘柄まとめ

再生医療分野は、今後の市場規模の拡大が予測される中、現在も様々な研究が進んでいる。それに伴い、多くの企業が参入に乗り出し、国内だけでなく世界的な市場拡大が見込まれている。研究の成果や、産業における製品開発のニュースなど、再生医療関連銘柄は様々な材料を注視する必要があるといえる。

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