セルロースナノファイバー関連銘柄

昨今の株式市場は、次世代繊維の活躍が特に目立っている。新たな技術として今注目を集めているのがセルロースナノファイバーである。植物や木材をナノレベルまで精製した軽くて丈夫な植物由来の素材。日本政府はセルロースナノファイバー市場を2030年に1兆円規模に育成するとも発表している程だ。期待が膨らむ産業と関連銘柄に注目したい。

セルロースナノファイバー関連銘柄リスト

コード銘柄名企業情報・業務内容株師孔明の注目度
3863日本製紙日本製紙グループの中核会社でもある同社は、日本国内では第2位、世界では8位の売り上げを誇る製紙会社。★★★★
4461第一工業製薬凝集剤、化学品メーカーであり、産業・工業用の薬剤、添加剤、助剤などを製造販売。★★★★
3896阿波製紙特殊紙の製造を担う企業で自動車エンジン用のフィルターでは国内のシェアはトップクラスを誇る。過去にセルロースナノファイバー絡みの材料が発表されるとストップ高の動意づきをみせた事もあり注目したい。★★★
3880大王製紙三和グループに属している大手製紙メーカー。生産量基準では新鋭工場を擁して、総合製紙3位の実力で、家庭紙においては首位級。★★★★
3877中越パルプ工業総合製紙の中堅企業で王子HDの持分対象会社。セルロースナノファイバーのサンプル販売を行っているほか、2017年2月23日にはセルロースナノファイバーの活用セミナーを開催予定。★★★
4963星光PMC製紙用化学薬品の製造および販売、印刷インキ用・記録材料用樹脂の製造販売を手掛ける。セルロース名のファイバーの実証設備の建設やサンプル配布など、セルロースナノファイバーとは古くから関わりを持つ。★★★
3861王子ホールディングス日本の最大手製紙会社グループで、紙パルプ業界において日本国内で首位を維持。★★★★
4461第一工業製薬工業用薬剤の最大手企業で技術力には定評あり。新規ゲルインクボールペンのインクに増粘剤としてセルロース名のファイバーを採用し、世界初の実用化に成功させるなどの実績もある。★★★
6378木村化工機化学プラントを主軸にエネルギー・エンジニアリングなどの事業も展開。過去にも材料発表で大きく急伸をみせた銘柄。★★★★

セルロースナノファイバーと関連銘柄

セルロースナノファイバー

鉄のおよそ5分の1という軽さであるにも関わらず、その強度は鉄の5倍以上もあるというセルロースナノファイバー。軽くて丈夫、それでいて熱にも強い。そんなことを実現させたのには日本ならではの環境が支えていた。

日本は世界でも類を見ないほどの森林大国と言われている。四季に恵まれた日本においては草木が育つには絶妙の環境なのだ。そんな自然を利用した林業はかつて代表的な産業として日本の経済を支えていたが、安い輸入材に勝つことができなかった。それでも今尚、先進国の中でもトップクラスの緑を誇っていることは間違いない。

そんな木という天然資源が材料となって、セルロースナノファイバーは作られている。原材料が植物ということもあって、環境に優しく、将来的には様々なところで使用されることが期待される。日本生まれの次世代繊維の活躍はもうそこまで迫っている。

セルロースナノファイバーは国策銘柄

再生可能な新素材としても知られているセルロースナノファイバーは、環境への負荷が小さいことも注目されている理由のひとつ。更には、経済産業省が、国内において2030年には1兆円市場への成長を見込んでいると発表している。国家プロジェクトとしても大きな飛躍が期待されているだけあって、各方面から大きな注目を集めている。

何よりも魅力的なのが、軽くて丈夫、そして熱による変形が少ないという面に関してだろう。実用化に向けて多くの企業が取り組んできたが、それが更に加速しているという。2017年はもしかしたら、セルロースナノファイバー実用化元年になるかもしれない。

実用化に向けてコストの削減

本格的に、セルロースナノファイバーの実用化が進めば、様々な産業で用途が広がっていくことは容易に予測できる。低燃費の目標をクリアするために自動車の軽量化にも役立つだろう。また、医療品や化粧品、食料品関係にも使えると、各企業がしのぎを削っている。

それだけ凄い技術なのに、用途の拡大に踏み切れなかった要因が存在する。それがコストの問題だった。セルロースナノファイバーを量産して様々な産業において用いられるのはコストの削減が最重要課題だった。しかしながら、2016年には日本製紙と京都大学が共同で従来の10分の1の製造コストで量産できる技術を開発している。これによって私たちの生活において多く使われる日まであと1歩という所まで来ている。

セルロースナノファイバー関連銘柄【本命】

【3863】日本製紙

セルロースナノファイバー関連銘柄の中で本命視しているのが、日本製紙グループの中核会社でもある同社。日本国内では第2位、世界では8位の売り上げを誇る製紙会社だ。

宮城県に位置する石巻工場にセルロースナノファイバーを大量生産する設備を導入することを決定し、2017年4月に稼働開始予定。上記でも触れたが京都大学と共同で従来の10分の1の製造コストでの量産を可能とする技術も開発している事は大きな強みだろう。

2016年グループ会社にてセルロースナノファイバーを使ったヘルスケア商品を世界で初めて実用化した同社は、セルロースナノファイバー関連銘柄としても大きな期待が寄せられている。

セルロースナノファイバー関連銘柄【おすすめ】

【4461】第一工業製薬

凝集剤、化学品メーカーであり、産業・工業用の薬剤、添加剤、助剤などを製造販売している。合成糊料など工業用薬剤首位で技術力には定評がある。

セルロースを65年も研究してきた実績もあり、三菱鉛筆とセルロースナノファイバーをインク増粘剤としたボールペンを北米・欧州で発売している点では、セルロースナノファイバー関連銘柄でも実力を兼ね備えている事から、おすすめ出来る銘柄ではないかと考えられる。

セルロースナノファイバー関連銘柄【注目】【出遅れ】

【3880】大王製紙

三和グループに属している大手製紙メーカー。生産量基準では新鋭工場を擁して、総合製紙3位の実力で、家庭紙においては首位級を誇っている。

2016年にはセルロースナノファイバーの年間生産量100トンを実現し、早期事業化に向けて動いている。また販路の開拓に向けて、研究開発力の底上げを図り、活用を促す組織を立ち上げるなど精力的な動きを見せている。こういった側面からも、セルロースナノファイバー関連銘柄でも注目を集める存在となっている。

【3861】王子ホールディングス

日本の最大手製紙会社グループで、紙パルプ業界において日本国内で首位を維持し続けている。アジアや南米など成長市場へ展開し、世界でも6位の規模を誇っている。

同社はセルロースナノファイバーの新たな独自製法「リン酸エステル化法」の量産化に向け、実証設備を富岡工場内に建設し、2016年12月から本格的に稼働を始めている。実証設備には年間で40トンの能力を持ち、今後規模を広げていくことが可能となった。これにより、セルロースナノファイバー関連銘柄においても、確固な位置を築いていけるかもしれない。

セルロースナノファイバー関連銘柄まとめ

政府も大きく期待を寄せているセルロースナノファイバー市場はまだまだ発展途上の段階にあり、成長する余裕をまだまだ残している。今後更なる研究や開発が進んでいけば、様々な分野での活躍が期待されることは言うまでもない。そこに向けて2017年は特にセルロースナノファイバー関連銘柄に対して注目しておいたほうが良さそうだ。

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