鉄鋼関連銘柄

世界的な景気回復を受けたことにより、鉄鋼株に対してマネーが流入しているのはご存知だろうか?要因としては、製鉄に使われる原料炭の値下がりが大きく関わっていると思われ、更に生産コストを削減することが可能になると見込まれているからだ。この背景には、中国において原料炭の採掘を巡る規制が緩和されたことが大きく影響しているだろう。世界においても鉄鋼業が非常に盛んな日本。今後大いに期待が持てる鉄鋼業とその関連銘柄に注目したい。

鉄鋼関連銘柄リスト

コード銘柄名企業情報・業務内容株師孔明の注目度
5401新日鉄住金粗鋼生産量において日本国内最大手、世界でも第3位の規模を持つ日本の大手鉄鋼メーカー。★★★★★
5406神戸製鋼所大手鉄鋼メーカーだが、銅・アルミ・産業機械・エンジニアリングなどの複合経営をしている。★★★
5411JFEホールディングスJFEスチール、JFEエンジニアリングなどといった大手鉄鋼メーカーを傘下に持つ。★★★★
5563新日本電工鉄とその他の金属の合金であるフェロアロイ(合金鉄)の生産を主な事業とする大手鉄鋼メーカー。★★★★
5423東京製鐵電炉メーカー最大手ながら、ホットコイルや自動車部品用の鋼板などに進出。★★★
5464モリ工業鉄鋼、ステンレス管の製造を行なっている企業で、特に自動車や建築向けに高いシェアを誇っている。★★★
5408中山製鋼所三和グループの鉄鋼メーカーのひとつ。所有している都市型の製鉄所は環境保全に尽力しており環境対策を推進している。★★★
5480日本冶金工業NASブランドで知られる独立系のステンレス特殊鋼電気炉メーカー。★★★

鉄鋼事業と関連銘柄

鉄鋼

「産業の米」とも言われる鉄鋼業は、重工業を代表する基幹産業のひとつとして発展を遂げている。製鉄そのもの自体は、1000年以上の歴史を持ち、人類史においても重要視されている事は周知の事実だ。また、日本では明治時代までたたら製鉄が主であったが、世界に目をやると、18世紀のイギリス産漁革命において、近代鉄鋼業が確立。日本はその技術をドイツから学び、八幡製鉄所の操業により始まっている。

イギリス、ドイツ、フランス、アメリカが中心となり支えていた鉄鋼業だが、第二次世界大戦以降はソ連と日本の生産量が急増している。しかしながら、日本は原材料に乏しく、それを改善するため、巨額の設備投資を行い輸送に便利な臨海地域に製鉄所を建設した。これにより高い技術水準を達成することができ、現代の世界における日本鉄鋼業の地位を得ることに繋がっている。

2000年以降では、中国、台湾、韓国、インドなどの新興工業国が台頭してきたこともあり、これらを含めたアジア諸国を中心に鉄鋼生産が行われている。また、日本における鉄鋼業は主原料となる鉄鉱石や原料炭を100%海外から輸入する形をとっている。

東京オリンピックに向けた鉄鋼の需要

日本における鉄鋼の需要は、2020年に開催される東京オリンピックに向けて大きく期待がされている事は諸兄姉もご存じかと思う。特に関連施設の工事に伴い、建設資材需要が大きく高まると言われている。日本鉄鋼連盟もオリンピック関連の鋼材需要は最大300万トンと試算。このままインフラ整備が続けば、株式市場においても、鉄鋼関連銘柄は一目を置かれる存在になり得るだろう。

鉄鋼が注目されている理由とは

現代における世界の鉄鋼生産のトップに君臨しているのは、中国だ。しかしながら、肝心の中国政府は鉄鋼生産能力の削減を公表している。一方で中国国内では、積極的な公共投資拡大によって、景気刺激策を打ち出していることもあり、鉄鋼の生産量も増加する見込みがある。ドイツ銀行は、2017年における中国の鉄鋼需要見通しを前年比の1.9%増に大きく修正するなど、鉄鋼業界に追い風が吹いているのが原状だ。

またアメリカではトランプ大統領が、10年間で1億ドル規模のインフラ投資計画を掲げているのも大きな材料となっている事も有名な話だ。これにより、産業資材としての鉄鋼のニーズが世界的に高まることが期待されている。こういった流れもあり、世界的な景気回復で鉄鋼需給に対する考え方も楽観的になってきているといえるのではないか。

更には、中国における原料炭の採掘を巡る規制が緩和されたことも好材料と言えるだろう。これにより、製鉄における主材料の原料炭が値下がりを続けている。これまで海外からの輸入に100%頼ってきた日本にとっては非常に好都合であり、生産コストを大幅に削減できると大きく注目を浴びている事も頭に入れておきたい情報だ。

鉄鋼関連銘柄【本命】

【5401】新日鉄住金

鉄鋼関連銘柄の中で本命視しているのは、粗鋼生産では世界2位を誇り、高級鋼板でも圧倒的な地位を確立している新日鉄住金だ。
日本国内のみならず、世界における鉄鋼生産量においても不動の地位を確立しており、世界的な鉄鋼需要の拡大によって、大きな恩恵を受けることが期待されている。自動車、造船、建設、鉄道など様々な技術開発事例があり、鉄以外でも実績があることからも、鉄鋼関連銘柄においては確実に株価の推移を見ておきたい銘柄だ。

鉄鋼関連銘柄【おすすめ】

【5411】ジェイエフイーホールディングス


JFEスチールを軸に商事やエンジニアリング、大手造船メーカーのジャパンマリンユナイテッドなどを傘下に持っており、粗鋼生産は世界9位を誇っている優良企業だ。
同社は中国の過剰生産により苦しめられてきたが、直近では鉄鋼生産の力を削減する方針を中国政府が立てていることもあり、市況の改善が見込まれている。同社においても、2017年の3月期には55%減と苦しめられる状況になるが、2018年の3月期には急回復すると見通しが立っている事は評価出来る点だ。この状況を見ても、鉄鋼関連銘柄において一目を置いておきたい。

鉄鋼関連銘柄【注目】【出遅れ】

【5406】神戸製鋼所

高炉事業において国内3位を誇っている。鉄鋼事業の比率が低く、アルミ・銅の素材、産機・建機など複合経営が特徴的である。
鉄鋼事業の比率が大手鉄鋼メーカーの中でも低いものの、様々な事業に参入していることからも、インフラ関連事業の需要を大きく取り込むことができるのではと注目を浴びている。鉄鋼関連銘柄のテーマ性も持つ同社はおすすめ銘柄と考えている。

【5563】新日本電工


鉄鋼向け合金鉄を主な事業としており、業界最大手である。南アフリカの鉱業業者と提携をしておりにマンガン、バナジウムを権益。
インフラ整備拡大に向けて鉄鋼向けの合金鉄を主軸としていることが注目を浴びている要因のひとつ。また、EVなどの動力源に使われているリチウムイオン電池の正極材料ともなるマンガン酸リチウムを生産していることでも知られている。様々な面から総合的判断をしても、鉄鋼関連銘柄において大きな貢献をする可能性は高いのではないだろうか。

【5423】東京製鐵


国内において電炉メーカー最大手。H形鋼でトップシェアを誇り、鋼矢板でもシェアをもっている。ホットコイルや自動車部品用の鋼板・厚板などへの進出も積極的に行っている。
無借金経営を行っており、良好な財務体質を持っていることも注目されているひとつの要因として挙げられる点だ。様々な製品を作っていることからも、高炉メーカーとしても期待されており、鉄鋼関連銘柄においても大きく期待が寄せられている。

鉄鋼関連銘柄まとめ

中国国内における鉄鋼生産能力の削減や、トランプ政権のインフラ投資計画、東京オリンピックに向けてのインフラ整備の拡大など、好材料が揃っている鉄鋼業界。2017年は特に鉄鋼関連銘柄は注目しておきたいところである。世界的にも需要が確実に高まっている中で、競争も激化することが予想されているが、国内において地位を確立している老舗メーカーは2017年も不動の地位を守り続けるだろう。

関連記事とブログランキング

LINE@にて株師孔明から非公開情報や最新情報を受け取る!

・株師孔明の投資のイロハ
・今買うべき株式材料銘柄情報
・仮想通貨の最新ニュース
・特定仮想通貨の買い増しサイン など

1日2つ、ブログランキングの応援クリックも宜しくお願いします。
 にほんブログ村 投資ブログ 仮想通貨へ