リチウムイオン電池部材・部品関連銘柄

世界的に環境への意識が高まる中、今注目を集めているのはエコカーだろう。自動車を選ぶ際に燃費がどれだけ良いのかという点も近年の主流だ。その中でも二酸化炭素排出量を更に少なくしようとする考えも大きくなってきており、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド(PHV)の普及は必須といえる。これは並びに、正極と負極の間を移動することで充電や放電を行うリチウムイオン電池市場が大幅に成長する見込みがあることも示しているといえるだろう。今回はそんなリチウムイオン電池の部材・部品に関する銘柄を探っていきたい。

リチウムイオン電池部材・部品関連銘柄リスト

コード銘柄名企業情報・業務内容株師孔明の注目度
4188三菱ケミカルホールディングス三菱化学と三菱ウェルファーマの共同持ち株会社。★★★
4080田中化学研究所二次電池の正極材料を研究、開発、生産している住友化学の子会社。★★★★
5563新日本電工鉄とその他の金属の合金であるフェロアロイ(合金鉄)の生産を主な事業とする大手鉄鋼メーカー。★★★
4970東洋合成工業有機ELディスプレイの製造にも欠かせないフォトレジスト用感光性材料分野での世界的メーカー。★★★
7271安永自動車エンジン部品を主に製造・販売している企業。★★★★
5713住友金属鉱山菱刈鉱山などを経営する、住友グループの非鉄金属企業。★★★
9478SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ傘下に出版、スマホゲーム、ネットカフェ、技術者派遣・研修を持っており、ゲームセンター運営も行っている。★★★★
6937古河電池自動車バッテリー鉛蓄電池が柱であり、その他にも航空機、鉄道、宇宙用蓄電池、電源装置なども手掛けている製造メーカー。★★★★

リチウムイオン電池部材・部品と関連銘柄

リチウムイオン電池部材・部品

正極と負極の間を行き来し、充電や放電が可能なリチウムイオン電池。1991年にソニー・エナジー・テックが世界で初めてリチウムイオン電池を商品化したことを皮切りに徐々にその名が知られるようになったのは投資家の諸兄姉もご存知だろう。そして2000年代に入ると、リチウムイオンポリマー電池がモバイル電子機器用として急速に需要を伸ばし、現在発売されているスマートフォンやウェアラブル機器、ドローンにはほぼ全てにリチウムイオンポリマー電池が使用されるようになった。

そして、2009年頃からリチウムイオン電池がハイブリッドカーにも利用され始め、国内の自動車メーカーでもそれぞれの人気車種に採用されるようになっている。現在も各社によっては研究開発が進んでおり、ハイブリッドカーやEVの普及に伴い、リチウムイオン電池市場規模は拡大する傾向にある

リチウムイオン電池部材・部品が注目される理由

リチウムイオン電池の特徴として挙げられる点はふたつ。まずひとつは、小型かつ軽量のバッテリーが実現可能で、それでいて大きなパワーを得ることができることだ。そして二つ目は、充電や放電を繰り返し行うことができ、寿命が長いという特性も持ち合わせている面。

これは様々な場面で有効活用されているが、今最も注目を集めているのが自動車市場だろう。エコに対する意識が高まっていく中で、従来の排気ガスを大量に排出する自動車は時代にそぐわない。そこでEVやPHVの普及がマストになってくる。先日も、トヨタ自動車が従来比の2倍超ものEV走行距離を実現するという「プリウスPHV」を発表している。

海外諸国に比べて日本ではEVの普及がやや遅れ気味であり、海外の売り上げも伸び悩んでいるのが現状だ。それを打破するためにも、2017年は各社がEVやPHVに対してどのような動きをしていくのかに注目していきたい。

リチウムイオン電池は安全か?

Samsungから発売されていたGalaxy Note 7の爆発事故に関してその原因は何かと様々な憶測が立てられていたが、同社は調査結果を発表し「バッテリーの問題」であったことが明らかとなっている。これは可燃性の有機電解液を用いていることが原因で、リチウムイオン電池が今後普及していくのに懸念されている問題でもあった。

しかしながら、産業技術総合研究所が、発火や爆発の心配のない、全固体リチウムイオン二次電池を開発したと発表し、早くも2020年を目途に実用化されるという。これで従来の特徴に加えて安全性も完備され、低コストも実現されているため、医療機器にも用いられるとして更なる期待が寄せられているのは間違いない。

リチウムイオン電池部材・部品関連銘柄【本命】

【7271】安永

コンロッドやシリンダーヘッドなどの自動車エンジン部品を主に製造・販売している。他にも工作機械、環境機器も手掛けている。

特に二次電池市場においては、正極版で新技術を確立したことによって一気に注目を集めている。これは、リチウムイオン電池の寿命が12倍以上にもなると発表しており、高性能化に繋がるとされ、リチウムイオン電池部材・部品関連銘柄において、期待が寄せられている。

リチウムイオン電池部材・部品関連銘柄【おすすめ】

【4080】田中化学研究所

住友化学の子会社。次世代型の正極材を研究しており、主に二次電池の正極材料を研究、開発、生産をしている。

二次電池向けの正極材専業メーカーとして知られている同社だが、EVやPHVなどの関心が高まってきている現代においては、リチウムイオン電池部材・部品関連銘柄で注目をしていきたい企業のひとつ。

リチウムイオン電池部材・部品関連銘柄【注目】【出遅れ】

【9478】SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ

傘下に出版、スマホゲーム、ネットカフェ、技術者派遣・研修を持っており、ゲームセンター運営も行っている。

特に二次電池関連の事業は行っていないものの、2016年10月にアメリカの電池開発ベンチャー企業に出資したことによって一気に浮上してきている。モバイル機器やEVバッテリーの小型化・大容量化に関する技術を持っており、リチウムイオン電池部材・部品関連銘柄において、大いに期待が持てる。

【6937】古河電池

自動車バッテリー鉛蓄電池が柱であり、その他にも航空機、鉄道、宇宙用蓄電池、電源装置なども手掛けている製造メーカー。

持ち運びが便利なマグネシウム空気電池の製品化で話題を集めた同社は、リチウムイオン電池でも高い技術力を誇っており、宇宙用のものを開発しているなど、その活躍は多岐に渡る。そういった理由からも同社は、リチウムイオン電池部材・部品関連銘柄でも注目を集めている。

リチウムイオン電池部材・部品関連銘柄まとめ

スマートフォンなどの携帯関連機器には欠かすことのできないリチウムイオン電池。今後も様々な機器に用いられることが期待されるだろう。また、環境保全に注目が集まっている中で、EVやPHVの普及と同時に、リチウムイオン電池の需要がどんどん高まっていくことも予測され、性能面で如何に他社と差別化をはかることができるかがカギとなる。2017年は市場拡大が確実視されており、リチウムイオン電池部材・部品関連企業の動きには今まで以上に注目をしていきたい。

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