設備投資関連銘柄

投資家の諸兄姉よ、ごきげんよう。世界的景気拡大を背景に、近年国内各企業が設備投資を相次いで行っているのはご存知の事だろう。過去20年間、何とか今まで使用してきたものとバランスをはかりながら調整してきたが、ここにきて一気にそれが上向き状態となっている。国内総生産を構成する主要なひとつである設備投資は、景気に与える影響も大きく、生産性を高めることによって、成長率が上がる期待値も大きい。株式市場においても中長期で成長が見込めることもあり、賑わいを見せている。

設備投資関連銘柄リスト

コード銘柄名企業情報・業務内容株師孔明の注目度
6101ツガミ小型超精密工作機械の総合メーカー。★★★
6113アマダホールディングス金属加工機械の製造・販売をおこなう総合メーカー。★★★
6118アイダエンジニアリング金属加工機械のうちプレス機械を主力とする企業。★★★
6131浜井産業ラップ盤・芯取機など精密工作機械の製造などをおこなう日本の工作機械メーカー。★★★
6141DMG森精機日系四大工作機械メーカーの1つとして数えられている企業。★★★★
6273SMC空気圧制御システムのメーカーとしてFA空圧制御機器で世界トップのシェアを誇る企業。★★★★
6506安川電機産業用ロボットなどのメカトロニクス製品の製造を行っている企業。★★★★
6861キーエンス自動制御機器、計測機器、情報機器、光学顕微鏡・電子顕微鏡など製造・販売を行っている企業。★★★★
6954ファナック工作機械用CNC(数値制御)装置世界トップのシェアを誇る企業。★★★★

設備投資と関連銘柄

設備投資

モノづくり大国にとって、各企業の設備投資は、今まで景気を大きく左右してきたという歴史がある。また、日本においては特に半導体装置などを生産するための建物や機械設備といった有形固定資産がメインだったが、近年では、スマート工場といったIT関連の設備投資を行う無形固定遺産への需要も拡大してきている。

また、景気回復には設備投資が大きな判断材料として用いられており、供給面では資本ストックを増加させ、生産力を高めることができる。そして設備投資を行うことによって、労働力を増加させることができ、経済的にも有利に働く。対する需要面では、生産性が高められることによって、一般の消費額が大きくなり経済の需要も拡大する。その相乗効果があるからこそ、景気回復には欠かせない存在となっている。

設備投資が注目される理由

現代では国内の景気云々で設備投資が拡大されているわけではなく、世界的な景気拡大が大きく関連してきている。特にアメリカ・中国の2大マーケットの需要が増加したことが影響を与えているだろう。中国国内にある民間企業の投資額は依然として停滞を続けているものの、中国政府が指導の下、国有企業に限ってインフラ整備を始めていることからも設備投資額が極めて高い数値を見せている。

また、アメリカではトランプ大統領による大規模なインフラ投資が設備投資に拍車をかけている。先日の議会でも30年ぶりとなる税制改革に乗り出すことを発表し、雇用拡大などを掲げ、1兆ドルものインフラ投資額を示している。こういった改革からも、年始より機械株を中心に視野が広がり始めている。このままアメリカの製造業復活が進めば、中長期で成長が見込まれるだろう。

第4次産業革命に向けて

近年では無形固定資産への投資も拡大傾向にあるが、それに拍車をかけているのが、IoTやAIといった次世代テクノロジーの台頭だろう。これに絡んで、スマート工場の需要拡大が注目を集めている。特に、ドイツが提唱しているインダストリー4.0はアメリカ、中国、インドといった製造業の比重が大きい国で同様の動きが進められている。

まだまだ試験的段階で本格的に動き出すのはこれからの話になってくるが、製造業が盛んな日本国内でもIoTプラットフォームを活用した製造現場は多く存在し、今後、スマート工場に関連する設備投資を行うことによって、市場の動きにも変化が現れてくることは言うまでもない。

設備投資関連銘柄【本命】

【6954】ファナック

工作機械用CNC(数値制御)装置世界トップのシェアを誇る。多関節ロボットにおいても国内シェアトップで、産業用ロボットに強みを持つ。

茨城県内に新工場を新設するなど、産業用ロボットの生産性を高めている同社は、基幹工場をすべて国内に置いているなど、効率よくモノづくりを進めている。また、直近ではCNC装置を生産する新工場も完成させるなど5年後、10年後といった将来を見据えた投資を行っていることも設備投資関連銘柄として期待されている理由のひとつとして挙げられる。

設備投資関連銘柄【おすすめ】

【6273】SMC

空気圧制御システムのメーカーとしてFA空圧制御機器で世界トップのシェアを誇る。国内シェアは6割で、顧客の業種は幅広く収益基盤が厚い。

工場の自動生産設備に欠かすことのできない空気圧制御システムを生産している同社は、海外向けの輸出が増加し、特にアジアでの需要が高まってきている。今後も半導体や有機EL関連の工場投資が増加すると見込まれており、設備投資関連でも大きく注目を集めている。

設備投資関連銘柄【注目】【出遅れ】

【6861】キーエンス

自動制御機器、計測機器、情報機器、光学顕微鏡・電子顕微鏡など製造・販売を行っている。生産は国内工場軸に外注を行う。

アメリカでの人員採用を積極的に行っている同社は、アメリカ国内への生産設備回帰の表明を行っている。また、国内外で自動車などの工場向けにセンサやカメラの需要も拡大していることからも、設備投資関連銘柄において今後目が離せない存在である。

【6506】安川電機

産業用ロボットなどのメカトロニクス製品の製造を行っている。サーボモーターとインバーター世界トップシェア。産業用ロボットでも世界シェア4位につけている。

産業用ロボットで注目を集め続けている同社だが、中国国内でスマートフォンや自動車設備関連の投資が相次いでいることからも売り上げを伸ばしている。また主力としているサーボモーターの受注も順調に推移しており、設備投資関連銘柄でも一目を置かれる存在となっている。

【6141】DMG森精機

工作機械を製造しており、NC旋盤・マシニングセンタで最大手格。日系四大工作機械メーカーの1つとして数えられている。

工作機械で世界大手の同社は中国国内のインフラ設備に伴う景気回復によって、生産が拡大傾向にある。特に、中国国内での工場生産が順調な伸び幅を見せており、上海の工場をショールームに転換させるなど、更なる需要拡大が見込めることからも、設備投資関連銘柄でも注目を集める。

設備投資関連銘柄まとめ

中国やアメリカを筆頭にインフラ設備拡大によって世界経済も回復の兆しをみせている昨今で、各国の企業が設備投資を行っていることは明らかであり、中長期的に期待できる市場であることは間違いない。こういった風潮の中で、大手企業を中心にどれだけ受注を伸ばしていくことができるのか、将来的なことを見据えて生産拡大を見込んでいる企業が市場の中心として今後台頭してくると期待をしていきたい。

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