軸受(ベアリング)関連銘柄

機械の回転部分の軸であるシャフトを効率よく滑らかに回転させることができるとして、回転運動を伴う機会にはほとんどすべてに用いられているベアリング。中国、アメリカを中心とするインフラ設備の拡大によって設備投資に拍車がかかっていることからも、大きく需要が拡大している。世界景気拡大に向けて更なる期待が高まっている中で、機械製品で重要な部品であるからこそ安定を期待することができ、将来性のあるセクターとも言える。今回はそんなベアリングに焦点を当てたい。

軸受(ベアリング)関連銘柄リスト

コード銘柄名企業情報・業務内容株師孔明の注目度
6325タカキタ飼料作りなどの農業機械の製造・販売メーカー。★★★
6464ツバキ・ナカシマ球面加工技術を持つ鋼球・精機メーカー。★★★
6471日本精工国内ベアリング業界最大手であり、世界シェアでも第3位の実力を誇っているメーカー。★★★★
6472NTN国内ではベアリング大手3社の一角を担っている企業。★★★★
6474不二越切削工具、ベアリング、自動車製造用の産業ロボット大手として知られる企業。★★★★
6478ダイベア自動車用などのボールベアリングの製造をおこなっている企業。★★★
6479ミネベアミツミミニチュアサイズのボールベアリングで世界シェアトップを誇り、生産の6割をタイや中国といった海外で行っている企業。★★★★
9902日伝動力伝導機器・産業用機器・制御機器の専門商社。★★★

軸受(ベアリング)と関連銘柄

軸受(ベアリング)

回転や往復運動をする相手に対して荷重を受け、軸を支持する部品が軸受と呼ばれ、その軸受けを総称してベアリングと称されている。この役割としては、軸を正確かつ滑らかに回転させることにあり、摩擦によるエネルギーの損失を抑え、発熱を減らすことにも役立っている。各種機械に多用されていることでも知られているが、例えば、自動車生産には100~150個もの軸受けが使われている。

日本は世界的に見てもベアリングの生産が盛んであり、世界シェアのおよそ3割を国内企業が占めている。これは世界トップクラスの技術力を有していることも関係しており、日本のモノづくりを支えている分野でもある。昨今では歯科用の機械で用いられたり、航空宇宙用のベアリングをNASAが開発したロケットエンジンにも使われたりと、さまざまな用途で使われている。

軸受(ベアリング)が注目される理由とは?

世界景気拡大が顕著に表れている中で、多くの企業が設備投資を行っていることに比例して、軸受け(ベアリング)の受注が随所で行われている。特に日本企業はベアリング関連において世界でもトップシェアを誇っていることからも、需要拡大は明らかである。

また、中国政府が指導の下、国有企業によるインフラ整備が行われている影響も大きく関係してきている。これによって、大きな設備投資が行われており、中国向け企業に対する受注が増えてきた。停滞気味であった中国経済がどう伸びていくかによっても、関連企業の景気が左右されることになるだろう

更には、半導体や有機ELといった製品の需要が拡大してきていることも大きく影響しているだろう。これらの製造装置にもベアリングは必要不可欠であり、生産が拡大することによって、設備投資も行い、相乗効果を生んでいる。

トランプ政権の影響

少なからず、アメリカのトランプ大統領が掲げている大規模な経済政策がここに大きな影響を与えていることは諸兄姉もお気づきの事だろう。中でも1兆ドルものインフラ整備を謳っており、これに拍車がかかればアメリカ企業がこぞって設備投資を進めることが予測されており、ベアリングの生産も大きく伸びることが期待される。

自動車や産業用ロボットなどを中心に生産が拡大されれば、株式市場も盛り上がりをみせることができる。また、ドイツが掲げるインダストリー4.0(第4次産業革命)と同類の内容をアメリカも行っており、AIやIoTといった次世代のテクノロジーを組み合わせることができれば、さらなる飛躍が注目される。

軸受(ベアリング)関連銘柄【本命】

【6471】日本精工

国内ベアリング業界最大手であり、世界シェアでも第3位の実力を誇っている。ベアリング以外でもボールねじやリニアガイドなどに強みを持っている。
海外向けの設備投資拡大によって、大幅に業績を伸ばしている。また、アジア進出に向けても意欲的であり、今後主力製品であるベアリングを筆頭に売り上げを伸ばしていくことが予測されている。国内では最大手という観点からも軸受け(ベアリング)関連銘柄においては大きく注目を集めている。

軸受(ベアリング)関連銘柄【おすすめ】

【6472】NTN

国内ではベアリング大手3社の一角を担っている。等速ジョイントは世界シェア2位、ハブベアリングは世界トップを誇っている。
ベアリングは世界シェアでも4位を誇っている同社は、アメリカやヨーロッパにおいて、自動車向けのベアリングの需要が拡大している。2016年にヨーロッパでのベアリング不具合で問題があったがそれに関しても既に和解しており、今後更なる売り上げが期待されている。こういった理由からも、軸受け(ベアリング)関連銘柄では一目を置かれている。

軸受(ベアリング)関連銘柄【注目】【出遅れ】

【6474】不二越

切削工具、ベアリング、自動車製造用の産業ロボット大手として知られる。他にも油圧機器、工作機械、特殊鋼もシェアが高く、独自製品が多い。
さまざまな製品に強みを持っている同社だが、産業用ロボット事業に関しては好調な売り上げの推移を見せているが、その反面で国内の自動車向けベアリングで苦戦を強いられている。ロボットを軸にした総合機械メーカーへの脱皮を進めていることからも、軸受け(ベアリング)関連銘柄としての大きな期待は見込めないが、今後国内のみならず、海外への輸出拡大をしていけば、まだまだ生産拡大の余地は残されている。

【6479】ミネベアミツミ

ミニチュアサイズのボールベアリングで世界シェアトップを誇り、生産の6割をタイや中国といった海外で行っている。警察などに向けた拳銃の製造も行う。
小型のベアリングに特化して生産を行っている同社は、今後、出力の大きい高級家電や電気自動車などによって需要の拡大が予測される。それに向けて生産の主力拠点であるタイの拡張を目指して80億円を投じるなど、積極的に生産能力を高める段階に入っている。このことからも軸受け(ベアリング)関連銘柄では、一層の注目を集めることになる。

軸受(ベアリング)関連銘柄まとめ

機械関連の部品に関して共通して言えることだが、ある程度インフラ整備が整っている国内に集中して生産を進めていても、大きな売り上げは見込めないだろう。今後、業績を伸ばしていくためには、アジア圏やアメリカといった、製造業が盛んでインフラ整備を積極的に行っている海外へ拠点を移し、より効率的な生産を行っていけるかが、市場でも一歩抜け出せるカギとなってくる。

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