工作機械関連銘柄

最近の国内市場では国内の受注状況に限らず、海外向けの受注額も景気を左右する大きな要因となっている。工作機械を中心に事業を展開している企業に関しても同じことが言え、2017年に入ってから中国が回復基調に乗ってきたこともあり、関連銘柄に対して期待が寄せられてきている。アメリカでの受注も順調のようだが、トランプ新政権の影響に対してまだ見極めている状態というのが本音。今後、どのような動きをみせていくのか注目をしていきたい。

工作機械関連銘柄リスト

コード銘柄名企業情報・業務内容株師孔明の注目度
6101ツガミ小型超精密工作機械の総合メーカー。★★★
6103オークマ大手工作機械メーカー。 ★★★
6113アマダ金属加工機械を製造販売するメーカー。★★★
6134富士機械製造産業機械メーカーとして、電子部品組立機や工作機械の開発・製造・販売を行う。★★★★
6135牧野フライス製作所工作機械国内で4位のシェアを誇る。金型・部品や航空機向けマシニングセンタ(MC)が柱。★★★★
6164太陽工機新潟地盤の工作機械中堅。立形研削盤で国内首位の企業。★★★★
6473ジェイテクトトヨタグループ主要13社に属する大手機械・自動車部品製造会社。★★★
6954ファナック工作機械用CNC装置で世界首位(国内シェア7割)、多関節ロボットで国内トップシェア。★★★★
8051山善工作機械・産業用機器・一般建材・家庭用機器などを取り扱う大手専門商社。★★★

工作機械と関連銘柄

工作機械

暮らしの身近に存在するカメラや時計、家電製品だけでなく自動車や航空機、ロケットにいたるまで、それらを製造するためには金属を加工して作られた多くの部品が使われている。それらを加工するために、金属材に穴を開けたり削ったりして、加工をする機械のことが工作機械と呼ばれている。

また、金属に限らずセラミックやガラスといった非金属類も加工することが可能で、精密で複雑な部品を正確かつ効率的に作ることが工作機械の役割。こういった工作機械を日本工業規格(JIS)では「主として金属の工作物を、切削・研削などによって、又は電気・その他のエネルギーを利用して不要な部分を取り除き、所要の形状に作り上げる機械。ただし、使用中機械を手で保持したり、マグネットスタンド等によって固定するものを除く。狭義であることを特に強調するときには、金属切削工作機械ということもある。」と定義している。

工作機械が注目されている理由

国内の工作機械メーカーの技術力は世界から見ても非常に高いと言われており、1980年代に生産額で世界1位を獲得して以降、高い水準を保つとともに、世界の製造業に高性能工作機械を提供し続けてきた。そのため、国内需要だけでなく世界的な需要によって受注が左右するというのが特徴でもある。

ここ最近では中国の景気が下がっていたが、2017年1月以降、中国が回復基調に乗ってきたことも影響して、3月の工作機械受注額が前年同月比で22.6%だっと発表されている。また、輸出は39.1%増と過去3番目の高水準となっている。前年実績は4か月連続で上回るなど好調をキープしている。これには自動車だけでなく、電気、精密など幅広い分野に広まってきたことがその理由のひとつなのだろう。

新型スマートフォン発売に向けて

中国での景気回復、機械工作分野での受注額が増えたことに関して、アメリカのApple社が今年秋にも発売を予定している新型iPhone向けの大口案件があったからではないかとも言われている。これは中国でスマートフォンを加工するマシニングセンターからの案件であり、その可能性は非常に高い。しかしながら、過去の受注と比較をしても短期間で終わる見方もされており、あまり期待はできないだろう。

工作機械関連銘柄【本命】

【6135】牧野フライス製作所

工作機械国内で4位のシェアを誇る。金型・部品や航空機向けマシニングセンタ(MC)が柱。先端志向の技術に強み。
同社は、金型、自動車部品、航空機部品の加工に適した特徴ある機械を揃えており技術力に関しても強みを持っている。また、町工場でも活用が可能な工作機械データ活用基盤を開発、メキシコに販売・サービス拠点を新設するなど、今後の動向にも期待が持てる。このことからも工作機械関連銘柄では注目を集めている。

工作機械関連銘柄【おすすめ】

【6954】ファナック

工作機械用CNC装置で世界首位(国内シェア7割)、多関節ロボットで国内トップシェア。産業用ロボや小型マシニングセンタも。配当性向60%
同社は異なるメーカーの工作機械などを独自システムでつなぎ、それぞれの稼働状況を管理できる応用ソフトなどを開発。生産設備の稼働データを分析して稼働率の向上に役立てたり、故障を予防したりすることが可能となる。ここ数か月は受注も回復傾向にあり、機械工作関連銘柄としても期待が寄せられている。

工作機械関連銘柄【注目】【出遅れ】

【6164】太陽工機

新潟地盤の工作機械中堅。立形研削盤で国内首位。北米軸に海外向け拡大中。DMG森精機の連結子会社でもある。
最近では超小型の立形研削盤の開発に注力をしている同社だが、海外に現地スタッフを配置するなど、拡大を進めている。また、自動車関連企業から大口受注を獲得するなど、ヨーロッパの需要は安定している。国内でも安定的な受注を見込んでおり、爆発力はないものの、工作機械関連銘柄として注目を集めている。

【6134】富士機械製造

産業機械メーカーとして、電子部品組立機や工作機械の開発・製造・販売を行う。電子部品向けなど自動装着装置トップ。高速機に強みを持っている。
電子部品実装ロボットにおいては世界トップクラスのシェアを獲得している同社だが、ここ最近ではロボットソリューション事業に関しては増収に転じている。しかしながら、工作機械は低調気味。新工場を建設するなど、積極的な投資を行っているが、工作機械関連銘柄においては少し不安定か。

工作機械関連銘柄まとめ

世界全体で需要が底入れされていることなどから工作機械の需要は徐々に高まってきている。こうした流れに乗っていくことができるかがカギとなってくるだろう。国内だけに止まらず、海外の営業を強化していくことが今後、各企業にとって業績を左右してくるだろう。

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