ICタグ関連銘柄

昨今、大手スーパーなどで行われているセルフレジ設置に本格的に進もうと、経済産業省が4月18日「コンビニ電子タグ 1000億枚宣言」を策定し、2025年までに大手コンビニ5社とすべての商品に電子タグを利用すると発表したことで、ICタグ関連が注目を集めている。この背景には、日本経済の課題でもある人手不足問題を解消するために動いたという見解もあり、にわかに関心が高まっている。

ICタグ関連銘柄リスト

コード銘柄名企業情報・業務内容株師孔明の注目度
6287サトーホールディングスバーコード、二次元コードのスキャナ、プリンタなど自動認識システムで世界トップラス。★★★★
7855カーディナル磁気タイプを中心とした様々な認証カードの製造を展開している。★★★★
7862トッパン・フォームズ凸版印刷の連結子会社。データプリントサービス(DPS)でトップシェア。★★★★
8001伊藤忠商事みずほグループの大手総合商社。★★★
8002丸紅みずほグループの大手総合商社。★★★
8031三井物産三井グループの大手総合商社。★★★
8058三菱商事三菱グループの大手総合商社。★★★
9810日鉄住金物産鉄鋼製品・繊維製品・食糧・機械などの販売・輸出入を行う専門商社。★★★
9972アルテック包装、印刷関連など特殊産業機械の専門商社。★★★★

ICタグと関連銘柄

ICタグ

まず、ICタグとは電波を受けて働く小型の電子装置の一種で、RFIDに分類される。RFIDは無線通信によって非接触で電子タグのデータを読み書きする自動認識技術であり、従来のバーコードと比較をしても、書き込み可能なデータ量が多いことからも、商品1単位ごとにIDを振ることで個品管理を実現できたり、複数の電子タグを一括に読み取ることで業務を自動化・効率化できることが期待されている。

また、欧米では商品に付いたICタグが店舗を出た消費者の行動を追跡する手段になり得ることからも「スパイ・チップ」とも呼ばれており、今後、消費者のプライバシーをどう保護するのか、課題も残されている。このことからも2004年に経済産業省と総務省は「電子タグに関するプライバシー保護ガイドライン」を策定し、運用上の注意を行っている。

ICタグが注目されている理由

2017年4月18日に経済産業省と大手コンビ5社(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、ニューデイズ)が2025年までにコンビニで取り扱う全商品にRFID技術を使ったICタグをつけることを謳った「コンビニ電子タグ1000億枚宣言」に合意したことを発表している。

商品情報が埋め込まれたICタグ装置を活用することで、消費者が購入した商品の会計を自分で行うセルフレジの設置が急速に進むことが予測される。使用するICタグは年間で約1000億個になる見込みで、これは事前に食品メーカーなどが商品に付けた状態で出荷することが前提となっている。まずは2018年を目途に、各社が特定の地域で実験を始め、様々な課題を洗い出していく。

ICタグ導入の背景

今回、大手コンビニ5社が「コンビニ電子タグ1000億枚宣言」に同意した背景には、日本経済が課題のひとつとして抱えている人手不足がある。特に小売業に関してはその影響が大きく労務コストの上昇に直面している。また、大量生産や多頻度配送など、物流体制は整っているものの、食品ロスや返品など多くの課題を抱えており、スタッフを増大したりと、運営上で問題を抱えている。

しかしながら、ICタグを導入することで、業務の効率化を図ることができるだけでなく、人手不足解消にもつながるとして、注目が集まっている。今回のシステム導入によって小売業界全体が、今後どのように影響を与えていくのかにわかに関心が高まっている。

ICタグ関連銘柄【本命】

【6287】サトーホールディングス

バーコード、二次元コードのスキャナ、プリンタなど自動認識システムで世界トップラス。小売業だけでなく医療機関など様々な場面で活用されている。
自動認識システムで世界トップクラスの技術を誇る同社ですが、小売業に限らず、医療機関やテーマパークと業種の垣根を超えて納入をしていることからも、大きなビジネスチャンスになるのではと、ICタグ関連銘柄として大きく注目を集めている。

ICタグ関連銘柄【おすすめ】

【7862】トッパン・フォームズ

凸版印刷の連結子会社。データプリントサービス(DPS)でトップシェア。BPO(業務外注)受託に強み。ICタグに力を注いでいる。
2016年にはコンビニ各社との技術的活用などの話し合いが行われた場で親会社である凸版印刷が出席しており、その中でICタグに注力している同社にとって願ってもいないビジネスチャンス。また、長距離通信が可能な高耐久性を持つICタグを開発するなど技術力も高く、ICタグ関連銘柄として期待値は高い。

ICタグ関連銘柄【注目】【出遅れ】

【9972】アルテック

包装、印刷関連など特殊産業機械の専門商社。中国でPETボトル容器の製造事業を展開。その他にプリフォームの製造等を手掛けている。
海外事業に力を入れている同社は、ヨーロッパ最大のICタグ・ラベル・カードの製造メーカーであるドイツのミュールバウア社の装置を扱っており、今回の「コンビニ電子タグ1000億枚宣言」合意の報道を受けて、ICタグ関連銘柄として物色に向かっている。

【7855】カーディナル

磁気タイプを中心とした様々な認証カードの製造を展開している。各種素材での少量多品種の生産体制。最近ではICタグ関連を強化している。
会員証などカードの専業メーカーとして知られているが、最近ではICタグ関連も強化しており、中期経営計画での販売促進戦略としてRFIDの強化を打ち出している。今回の報道を受けて、注文が殺到するなど、ICタグ関連銘柄として今後の動向に注目が集まっている。

ICタグ関連銘柄まとめ

昨今、RFIDの低価格化によってICタグだけでは儲からないとの見方も出ているが、読み取り精度の改善や商品の取り付けなど様々な課題が残されており、市場の価値は残されている。また、今回はコンビ二への普及に関してだったが、多くの分野へ活用できるとして、今後どのような発展を遂げていくのか注目をしていきたい。それに加えて、関連銘柄に関しても経済産業省の発表を受けて値を伸ばしているものも多く、今後の展開に期待していきたい。

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