消費関連銘柄

政府と流通業界が2017年2月より実施している「プレミアムフライデー」。午後3時を目途に就業時間を繰り上げる取り組みを月1回行われているが、この最大の目的が消費を促すことにある。ゴールデンウィークが終わった現在、次の大型連休はお盆ということになる。こういった状況の中で、どのような関連銘柄が注目されているのか、株式マーケットでキーワードとなっている「コト消費」と関連付けて探っていく。

消費関連銘柄リスト

コード銘柄名企業情報・業務内容株師孔明の注目度
2764ひらまつフランス料理レストランやカフェなどの経営。★★★
3086J.フロント リテイリング百貨店の大丸と松坂屋が2007年に統合して設立されている。子会社にパルコ。★★★★
7545西松屋チェーンベビー・子供衣料と生活雑貨のロードサイド大型店を47都道府県に全国展開している。★★★★
7596魚力鮮魚小売業を主業とする企業。 ★★★
8016オンワード日本の大手アパレル会社。★★★
8186大塚家具国内大手の家具販売会社。★★★
9020東日本旅客鉄道鉄道最大手。首都圏・東日本が地盤。★★★★
9601松竹歌舞伎興行が発祥で映画に展開。★★★★
9831ヤマダ電機国内大手の家電量販店。★★★

消費と関連銘柄

消費

そもそも消費関連銘柄とは、流通・小売り・サービス業など消費者向けの事業を展開している企業のことを指している。具体的には、百貨店・スーパー・コンビニ・食品・アパレル・家電・アミューズメントなどが該当し、景気が良くなると消費者の購買意欲が上昇する傾向にある。

しかしながら、現代社会において、問題視されていたのが、消費者がそれにかける時間を仕事などによって奪われていたことだ。いくら経済が上向きになったところで、消費が増えないことには社会全体が潤わない。そこで、政府と流通業界が2017年2月より実施している「プレミアムフライデー」によって、それらを改善しようという取り組みが行われている。

プレミアムフライデー関連銘柄の記事はこちら⇒

消費が注目されている理由

モノ消費」と「コト消費」という言葉を耳にしたことがあるだろうか。これらは、株式マーケットでしばしば用いられているが、消費状況を大きく左右する言葉と言っても過言ではない。「モノ消費」は消費者がお金を使う際に、所有に重きを置いて物品を購入すること。対する「コト消費」は消費者が所有しているものでは得ることができない体験や思い出などに価値を見出してレジャーやサービス、旅行、芸術などにお金を使うことを言う。

今までは、時間があまり使うことができない状況にいたことから、「モノ消費」が目立っていたが、「プレミアムフライデー」の実施によって、最近では消費者が「コト消費」に移行している傾向にある。ゴールデンウィークが過ぎて、お盆連休まで消費者の行動が中断されるのではという声もあるが、プレ金の存在を考えると、期待する余地はあるのかもしれない。

訪日外国人による「モノ消費」の復活

国内では「コト消費」への関心が高まっているが、「モノ消費」に関してはどうなのだろうか。一時の訪日外国人による爆買いブームが過ぎ去ったことからも、芳しくない状況にあると思われていたが、4月19日に発表された3月の訪日外国人数は過去最高を記録しており、復活の兆しを見せている。

また、百貨店の免税品売上高は2016年4月以降前年割れが続いていたが、12月より上向き傾向にあり、2017年2月には消耗品売上が前年比58.6%増になる等、今後の市場にも期待ができる。

消費関連銘柄【本命】

【3086】J.フロント リテイリング

百貨店の大丸と松坂屋が2007年に統合して設立されている。子会社にパルコ。建て替え中の心斎橋店本館は2019年秋に再開業する予定。
全国展開する大丸松坂屋のみならず、若者世代を中心に人気のパルコも子会社に持つ同社だが、4年前に銀座松坂屋の跡地に物販・飲食・サービスなど合計241店舗が入居する「GINZA SIX」をオープンさせるなど、脱百貨店を目指すとともに、百貨店業界の時価総額首位となり、消費関連銘柄での注目度は高い

消費関連銘柄【おすすめ】

【9020】東日本旅客鉄道

鉄道最大手。首都圏・東日本が地盤。関連会社である不動産賃貸や駅ナカ物販事業が成長。「Suica」を育成するなど定評がある。
株式マーケットでは、豪華な特急電車が観光スポットとの間を定期運航する鉄道会社がしばしば注目を集めているが、同社においても5月1日よりユーザーに対して、より上質な旅を届ける豪華寝台列車「TRAIN SUITE四季島」が運航を開始している。この事業が開始したことによって、消費関連銘柄としても期待値は高い。

消費関連銘柄【注目】【出遅れ】

【7545】西松屋チェーン

ベビー・子供衣料と生活雑貨のロードサイド大型店を47都道府県に全国展開している。PB商品中心の低価格戦略。
低価格のベビー・子供用品の専門チェーンを展開している同社だが、広い売り場面積を確保して、来店客・従業員ともに動きやすい店舗設計を特徴としており、1店舗当たりの従業員数を最低限にするなどコスト削減を行っている。そんな同社は、2009年より本格的にPB開発を手掛けており、先日発表された業績予想でも2桁の経常増益を見込むなど、消費関連銘柄として注目される存在だ。

【9601】松竹

歌舞伎興行が発祥で映画に展開。映画、演劇の制作、興行、配給を手掛ける。土地含み益大。2013年に第5期歌舞伎座新開業。
映画配給会社として知られている同社だが、歌舞伎座の興行はほぼ独占状態にあり、固定のファンだけでなく、新規の客層も若手役者によって取いれていることからも、安定した収益を生み出している。このことからも消費関連銘柄として物色に向かっている。

消費関連銘柄まとめ

「モノ消費」「コト消費」これら両方がマッチしているからこそ、消費活動に注力している企業にスポットを当てていきたい。プレミアムフライデーの存在によって、最近では大型連休でなくても、気軽に出掛ける環境ができあがりつつあり、今後もお盆連休に向けて、関連銘柄に注目していきたいところだ。

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