ジェネリック医薬品関連銘柄

2015年に政府は医療費抑制を目標に、2020年までに割安なジェネリック医薬品(後発医薬品)の普及率を8割以上にする目標を定めた。それによって、一時期は、株式市場でも関連銘柄が注目されていたが、今回、厚生労働省が新たに取り組んだことがきっかけとなり、再び注目を集めている。普及することで、約1.3兆円もの医療費を削減できるということからも、どういった動きがあったのかを紹介していく。

ジェネリック医薬品関連銘柄リスト

コード銘柄名企業情報・業務内容株師孔明の注目度
3628データホライゾン保険者向けのジェネリック医薬品通知サービスが柱。★★★
4272日本化薬医薬は抗がん剤に強み。★★★
4514あすか製薬旧帝国臓器製薬。婦人科系、泌尿器系に強い。★★★
4539日本ケミファ新薬とジェネリック医薬品の双方を手掛ける医薬品メーカー。★★★★
4541日医工ジェネリック医薬品の最大手。★★★★
4553東和薬品ジェネリック医薬品大手の医薬品メーカー。★★★★
4554富士製薬工業医療用医薬品の開発・製造・販売を行っている。★★★★
4555沢井製薬ジェネリック医薬品の大手として知られている。★★★★
6312フロイント産業製薬向け造粒・コーティング装置が柱。★★★
8285三谷産業北陸地盤の総合商社。★★★

ジェネリック医薬品と関連銘柄

ジェネリック医薬品

そもそもジェネリック医薬品とは、後発医薬品とも呼ばれている。その理由は、医薬品の有効成分そのものに対する特許を取得した後、他の製薬会社が同じ成分で製造・供給しているからである。そのため、新薬との違いを指摘されることもあるが、基本的には同じ成分で、さまざまな厳しい基準や規制をクリアし、効き目や安全性が新薬と同等であると確認されてから発売に至っている。

また、新薬よりも販売価格が安いのは、開発にかかる期間が新薬と比較しても短いことが理由として挙げられる。また、新薬と全く同じ商品を販売しているわけではなく、患者が飲みやすいように、錠剤を小さくしたり、コーティングをかけて苦みを少なくするなどの工夫をしている。

ジェネリック医薬品が注目されている理由

まず、医療費は私たちが医療機関で支払う負担額の他に、税金や健康保険料で賄われている。当然、高い薬を購入すると、その分医療費の負担が大きくなってしまう。そこでジェネリック医薬品を用いると、国の医療費の削減に繋がっていくという仕組みで、国全体で推奨している。特に少子高齢化が進んだ2000年代以降から、その動きは活発になってきており、2015年には医療費抑制を目標に、2020年までにジェネリック医薬品の普及率を8割以上にすることを目標に定めている

また、最近になって新たな動きがあり、厚生労働省が地方自治体の医療の交付金の配り方を見直すことを発表。具体的には医療費の抑制に取り組んだところほど、お金を多く受け取れる仕組みに変わるという。つまり、医療費の伸びを抑える取り組みを行っている都道府県ほど、優遇されるのだ。これを受けて、ジェネリック医薬品関連銘柄が再び注目を集めている。

ジェネリック医薬品関連銘柄【本命】

【4539】日本ケミファ

新薬とジェネリック医薬品の双方を手掛ける医薬品メーカーで、後発薬が売上の約9割を占める。新薬では痛風を改善する「ウラリット」などが主力。
ジェネリック医薬品や、新薬など主力品の開発を手掛けている同社。痛風改善の「ウラリット」や高血圧症治療剤の「カルバン錠」などを販売している。また、売上の約9割が後発医薬品であり、今回の発表を受けて、ジェネリック医薬品の関連銘柄として注目度が高い。

ジェネリック医薬品関連銘柄【おすすめ】

【4541】日医工

富山県富山市に本社を置く、ジェネリック医薬品の最大手。シェアは国内2位を誇り、他にもOCT医薬品(一般医薬品)扱っている。
国内でもジェネリック医薬品の最大手として知られ、買収も積極的に行い、拡大を続けている同社。OCT医薬品(一般医薬品)では、日本たばこ産業と三菱田辺製薬の合弁会社を引き継いでいる。後発医薬品大手ということもあり、ジェネリック医薬品関連銘柄として注目されている。

ジェネリック医薬品関連銘柄【注目】【出遅れ】

【4553】東和薬品

大阪府門真市に本社を置く、ジェネリック医薬品大手の医薬品メーカー。合計で337成分709品目の医薬品をラインアップしている。
循環器・呼吸器系に加えて、生活習慣病関連に強みを持っている同社。2017年3期は、38.3%の営業増益。2018年3期は大型新製品により、工場の稼働率が向上などで利益が回復する模様。後発医薬品の大手ということもあり、ジェネリック医薬品関連銘柄として期待されている。

【4554】富士製薬工業

東京都千代田区に本社を置き、医療用医薬品の開発・製造・販売を行っている。ジェネリック医薬品を取り扱っている企業としても知られる。
ホルモン剤や造影剤などの注射剤に強みを持っている同社。筆頭株主は三井物産で、最近ではブランド薬と呼ばれる新薬やブランドジェネリック、バイオシミラーへと経営資源を移行している。その他にも後発医薬品も手掛けており、ジェネリック医薬品関連銘柄として期待値は大きい。

【4555】沢井製薬

「なによりも患者さんのために」をコーポレート・スローガンに掲げる医薬品製造企業。ジェネリック医薬品の大手として知られている。
後発医薬品の大手で、最近では新工場が操業を開始したことで、生産能力を増強している。また、後発医薬品が増加傾向にあり、4月にはアメリカのジェネリック企業を買収するなど、ジェネリック医薬品関連銘柄として注目を集めている

ジェネリック医薬品関連銘柄まとめ

国全体の医療費を抑制するために、政府も後押しを続けているジェネリック(後発)医薬品。診療代が安くなることからも、ジェネリックを選択している人も少なくないだろう。今後は、厚生労働省の発表にもあった通り、さらに普及を目指して強化していくことが予想される。こういった背景からも、しばらくは関連企業の動向を見守っていきたいところだ。

関連記事とブログランキング

LINE@にて株師孔明から非公開情報や最新情報を受け取る!

・株師孔明の投資のイロハ
・今買うべき株式材料銘柄情報
・仮想通貨の最新ニュース
・特定仮想通貨の買い増しサイン など

1日2つ、ブログランキングの応援クリックも宜しくお願いします。
 にほんブログ村 投資ブログ 仮想通貨へ