葬祭関連銘柄

ここ十数年の間で葬儀のイメージが一新している。昔は料金は不透明な部分も多く、家柄などで決めていたことも珍しくなかった。しかしながら昨今では手軽に葬儀を挙げられるようになり、業界に新しい風も吹いている。また終活も注目され、益々葬祭関連に活気が出てきている。さらに団塊の世代が70歳代に到達した現在、関連銘柄に注目が集まっている。

葬祭関連銘柄リスト

コード銘柄名企業情報・業務内容株師孔明の注目度
2344平安レイサービス神奈川県首位級の冠婚葬祭サービス大手。★★★
2438アスカネットデジタル写真加工サービス、フォトブックデザイン、作成サービスなどを手掛ける。★★★★
2485ティア愛知県内を基盤にドミナント方式で葬儀会館を展開している。★★★★
3041ビューティ花壇生花祭壇の企画提案・作成・設営、生花の卸・物流が2本柱。★★★
4656サン・ライフ神奈川、都下地盤の冠婚葬祭業大手。★★★
6060こころネット冠婚葬祭、石材販売などの関連事業を同一グループで展開している。★★★★
6184鎌倉新書仏教や葬儀関連の出版及び、ポータルサイトを運営している。★★★★
8230はせがわ仏壇・仏具の小売専門店で業界首位。★★★
9628燦ホールディングス傘下には葬儀専門会社最大手の公益社やタルイ、葬仙を持っている。★★★★

葬祭と関連銘柄

葬祭

故人のためだけでなく、残された人のために行われるという意味合いも強い葬儀。残された人々が人の死を受け入れるようにするのを援助する儀式でもある。葬儀の様式にはそれを行う人の死生観や宗教観などが強く反映されており、日本では主に仏式で行われることが多い。また近年では2008年に公開され、アカデミー賞外国語映画賞を受賞した「おくりびと」が世界中から注目を集め、日本の考え方を称賛する声が挙がったことは記憶に新しい

葬祭が注目されている理由

厚生労働省が発表している「人口動態統計」によると2015年の年間死亡者数は約129万人。当然、死者に比例して葬儀のニーズも高まってくる。長期的に考えても20年前の1995年の92.2万と比較をすると、その数が大幅に増加していることが確認できる。この背景には高齢者数の増加があるだろう。特に注目されているのは団塊の世代(1947~1949年生まれ)の存在。彼らは2017年で70歳代に差し掛かる時期。単純に人口推計を見ても、65歳以上の人口が全体の27.3%が占めている状態にある。どれだけ医療が発達していても、人間の死を避けることはできない。近年では自分の死後、遺族に迷惑をかけないようにするため早めに終活を始めるシニア層も少なくない。こういった背景からも葬祭関連が注目を集めている

葬祭関連銘柄【本命】

【9628】燦ホールディングス

大阪府大阪市に本社を置き、傘下には葬儀専門会社最大手の公益社やタルイ、葬仙を持っている。売上高は業界でもトップクラスを誇っている。
約5000社存在する葬儀社の中で最初に東証1部上場を果たした同社。関西の社葬市場の中では圧倒的なシェアを誇っている。近年では葬儀エリアを拡大するほか、今秋以降にデイサービス事業に参入することを発表。まずは2か所で開く予定で多角化を目指している。このことからも葬祭関連銘柄として注目度は高い。

葬祭関連銘柄【おすすめ】

【2485】ティア

愛知県名古屋市に本社を構え、愛知県内を基盤にドミナント方式で葬儀会館を展開している。またフランチャイズ事業も行い、関東や関西への進出も加速。
葬儀会館を直営・FCで展開している同社。会員制度を設けており、明朗会計の提唱を行っていることでも知られる。名古屋地盤ではあるものの、近年では関東や関西への進出も順調に行われ、業績も拡大傾向にあり、中長期目標で200店舗体制の実現を目指している。こういった背景からも、葬祭関連銘柄として注目されている。

葬祭関連銘柄【注目】【出遅れ】

【6184】鎌倉新書

東京都中央区に本社を構え、仏教や葬儀関連の出版及び、ポータルサイトを運営している。「月間仏事」を発行し、コンサルタント事業などを展開。
葬式・お墓・仏壇専門のポータルサイトを運営している同社。近年ではヤフーと共同で終活サイトを運営するなど注目を集めている。それにより、運営サイトの知名度の向上で紹介数拡大と成約率が上がったことも影響して、業績も拡大傾向にある。今後は更なる事業拡大に向けて人件費や採用などに調達資金を充てていくという。こういったことからも、葬祭関連銘柄として期待されている。

【2438】アスカネット

広島県広島市に本社を構え、デジタル写真加工サービス、フォトブックデザイン、作成サービスなどを手掛ける。「ASUKABOOK」ブランドとして世界にも進出。
画像映像のデジタル加工、フォトブック等を手掛けている同社。近年では空中映像技術のAIプレートの量産化を目指し研究を行っている。遺影写真加工も行っており、売上は順調に推移している。プロ向けでは「ASUKABOOK」ブランドとしても世界に進出を果たしており、知名度も高い。このことからも葬祭関連銘柄として期待値は大きい。

【6060】こころネット

福島県福島市に本社を構え、冠婚葬祭、石材販売などの関連事業を同一グループで展開している。2013年には郡山の互助会と統合し県外へ展開模索している。
福島県を地盤に、葬祭・婚礼、石材、生花、介護事業等を展開している同社。近年では納骨堂ビジネスや再生可能エネルギー分野への参入を検討していることでも注目を集めている。仕入れコストが減少したことも影響して、各事業ともに売り上げは順調に推移している。このことからも、葬祭関連銘柄として注目されている。

葬祭関連銘柄まとめ

死者に対する考え方が変わらない限り、葬祭事業が消えることはないだろう。特に団塊の世代が高齢者になっている現代において、葬儀のニーズはむしろ一層高まってきているといえる。少子化が進む中で、将来的な減少は否めないものの、少なくともこの先10年は安泰の事業だと言っても問題ではないはずだ。今後も関連銘柄の動向に着目していきたい。

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