2018年のスポーツ世界一大イベントと言えば、ワールドカップ(W杯)が挙げられる。
4年に一度のサッカーの祭典ということもあり、楽しみにしている人も少なくないだろう。
そして、日本の株式市場でも大きな影響を与える可能性がある。
あらかじめ関連銘柄を把握しておけば、それに伴う利益も得られる事から、今回は、ワールドカップ(W杯)関連銘柄を紹介しておきたい。
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ワールドカップ(W杯)関連銘柄と最新ニュース
逆風の中で決勝T進出を目指す
6月14日に開幕を迎えるワールドカップサッカーのロシア大会。
7月15日までの1ヶ月間で数々の熱戦から目が離せない日が続く。
6大会連続6度目の本大会出場を決めた日本代表への期待も大きい。
しかしながら、3月の欧州遠征でマリ、ウクライナと予選敗退国相手に1分1敗と未勝利に終わっている。
ハリル監督の解任騒動もあり、不安を持たれている方も多いかもしれないが、2010年の岡田ジャパンも、今回ほどではないが急な監督就任であったにも関わらず、結果的にベスト16まで登り詰めている。
メッシがロシアW杯後の代表引退を示唆
世界最高峰のサッカーイベントということもあり、名プレイヤーたちの活躍にも注目が集まるのは言うまでもない。
そんな中で、バルセナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが同代表チームからの引退を示唆している。
2014年大会では大会MVPでもゴールデンボールを受賞するなど、W杯でも大きな活躍を見せている。
最後の雄姿になる可能性もあり、様々な意味で今大会が期待されている。
株師孔明注目のワールドカップ(W杯)関連銘柄
ワールドカップ(W杯)関連銘柄【本命】
<2503>キリンホールディングス
酒類・飲料・食品・医薬事業などを世界的に展開している同社。ビール類全体の販売量は減っているものの、チューハイなどは売上増。ブラジル事業に関しては、ハイネケンに売却している。また同社は、日本代表のオフィシャルパートナー企業として知られている。開催時期は夏ということもあり、相乗効果で売上増が見込める。このことからも、ワールドカップ(W杯)関連銘柄として注目を集めている。
ワールドカップ(W杯)関連銘柄【おすすめ】
<3030>ハブ
首都圏を中心に、英国風パブ「HUB」を全国各地で運営している同社。店内の大型ビジョンでスポーツ中継を映しているため、スポーツイベント期間中には利用客が増加する傾向にある。特に近年ではサッカー人気が高く、ワールドカップの開催時期には売上増が十分に見込むことができる。外国人観光客も多く、日本戦以外での集客も考えられるだろう。このことからも、ワールドカップ(W杯)関連銘柄として注目されている。
ワールドカップ(W杯)関連銘柄【注目】
<9766>コナミホールディングス
ゲームソフトを主力事業としており、「メタルギア」など有力タイトルを多数持っている同社。他にも遊技機やカジノ製品も販売している。また、スポーツクラブでは低価格業態を拡大に向けて動き出している。そして何と言っても、大人気タイトル「ウイイレ」の存在は大きい。W杯を機に、売上増に繋がる可能性は高い。こういった背景からも、ワールドカップ(W杯)関連銘柄として注目度は高い。
<9412>スカパーJSATホールディングス
衛星を用いた有料多チャンネルプラットフォームを展開している同社。アジアで随一、世界有数の通信衛星を保有している。1月末の加入件数は321万件を超える。しかしながら、今回のW杯では中継を断念。その代わり、スペインなど海外の人気リーグの中継は行われており、これを機に中継の需要が高まる可能性が高い。このことからも、ワールドカップ(W杯)関連銘柄として期待されている。
<3048>ビックカメラ
家電量販店大手で、同業のコジマを傘下に収めている同社。大都市圏を中心に大型店舗を展開している。最近では、PB商品やインターネット通販事業を強化。今後は19年にラグビーW杯、20年には東京オリンピックが開催されることもあり、ロシアW杯から新しいテレビで観戦しようとする動きが多いと予想される。テレビ販売事業は同社の主力事業でもあり、ワールドカップ(W杯)関連銘柄として期待値は大きい。
ワールドカップ(W杯)関連銘柄まとめ
2月に開催された平昌五輪を皮切りに、世界的なスポーツイベントが多数予定されている2018年。
その中でもロシアW杯は株式市場において特に注目されているイベントのひとつであり、関連銘柄をいまからチェックしておくことは忘れずに行っておきたいところ。
サポーティングカンパニーなどに偏らず、幅広い視点で考えることをおすすめしたい。