2018年5月の株式市場 振り返り&6月の展望

5月の株式市場には、「セル・イン・メイ」という相場格言がある。

しかし、今年の日本株市場は決算発表を無事通過したことから、好調に推移した。

ただ、終盤には北朝鮮やヨーロッパの財政リスクなどへの懸念から調整する場面もあり今後も注視が必要だ。

テーマ性が意識されたり、好業績、市場昇格などを発表したりといった銘柄からは急騰銘柄も生まれているので、改めて振り返ってみよう。

2018年5月の株式市場の動きと背景

決算発表通過により前半は株価好調

5月の株式市場は、決算発表を無事通過したことで好調に推移した。

為替レートで円安が進んだことで輸出株に買いが入ったことも、日本株市場を後押しした。

5月は IPO が月末のラクスルのみと少なかったこともあって、値動きの軽いテーマ株に資金が集まりやすい環境でもあったと考えられる。

また、国会で働き方改革関連法案やカジノ法案などの成立が期待されており、IR関連銘柄などが注目された。

日本では消費増税への懸念こそあるものの大規模な景気対策が予想されることから、今後も企業業績の拡大が続く可能性がある。

業績成長に期待できる強気の見通しを発表した銘柄には、多くの資金を集めた銘柄も見られた。

1ドル=110円程度の円安傾向が続けば、想定為替レートが1ドル=105円前後の輸出関連株がさらに伸びることもあり得る。

米朝首脳会談延期・イタリア財政リスクなどから終盤は調整も

好調に推移した5月の日本株市場だが、終盤には懸念材料も出現した。

まず、米朝首脳会談が延期されたことで、北朝鮮リスクの低下が順調とは言えなくなった。

米朝間での対話がスムーズに進まない状態になれば、リスクオフムードが強まる可能性がある。

また、イタリア国債の利回りが上昇するなど、ヨーロッパでの金融危機懸念が高まった。

南欧ではすでにギリシャが財政破綻しており、ギリシャ危機の差異は株式市場も大きく調整した。

イタリア危機への懸念から月末には株式市場が調整する場面が見られた。

今後も一定のリスクは存在するものの、指標面での割安感が高まってきている銘柄もある。

過熱感が弱まってきたテーマ株などを狙ってみてもよいだろう。

2018年5月注目された銘柄

カジノ関連銘柄

<6418>日本金銭機械

カジノ関連銘柄の筆頭格であり、ギャンブル依存症対策法案の提出でカジノ誘致の実現性が高まった5月中旬に注目を集めた。今後も、カジノの立地都市決定などの節目ごとに資金流入に期待できる。

フランチャイズ関連銘柄

<2340>極楽湯ホールディングス

5月18日に大幅増益の業績見通しを発表したことから株価が急騰した。中国でのフランチャイズ展開を進めることで今後も業績の拡大が期待できる。手軽に入浴を楽しめる施設として、インバウンド需要の取り込みも見込める。

紙おむつ関連銘柄

<8113>ユニ・チャーム

5月上旬に発表した第一四半期の業績が前期比増収増益と好調が続いていたことが評価された。高品質製品を提供する企業として中国などでも人気が高いため、利益率を維持したまま売上高を伸ばしやすい。株価は月末にかけても上昇傾向が続いた。

インバウンド関連銘柄

<3088>マツモトキヨシホールディングス

保守的な業績見通しを出す傾向のある同社が市場予想を上回る見通しを発表したことから注目を集めた。ドラッグストアはインバウンド需要を継続的に取り込むほか、食品など取扱商品の幅を広げることでさらなる成長が期待される。

RPA関連銘柄

<3900>クラウドワークス

5月14日に大和証券グループとの資本業務提携を発表したことで株価が急騰した。売上高が右肩上がりで通期の黒字転換も近い銘柄であり、今後も資金流入のチャンスがある。

商品先物取引関連銘柄

<8705>岡藤ホールディングス

業績は不調で無配銘柄だが、日産証券との資本業務提携を発表したことで注目を集めた。提携をきっかけに業務の効率化が加速して黒字が定着すれば、さらなる株価上昇もあり得る。

システムインテグレーション関連銘柄

<3924>ランドコンピュータ

東証1部に昇格することが発表され資金が流入した。指標面ではやや割高感があるものの、急騰後の株価水準が維持されている。売上高・利益ともに安定しており、1部昇格に伴って知名度を高められれば成長性への期待も高まる。

5月の株式市場まとめ と 6月の展望

5月の株式市場と注目された銘柄関連銘柄には、決算発表が進み好決算や強気の業績見通しを発表した銘柄が含まれている。

2018年3月期の業績はおおむね好調だったものの、株式市場は上昇続きとは言えない。

そのため、適切な銘柄選別を行って値上がり益を狙いたいところだ。

5月に注目された銘柄には、カジノ関連や働き方改革関連など、中期的にも資金流入を見込める銘柄が見られる。

また、強気の業績見通しから成長期待が高まった銘柄については、四半期ごとの決算発表で順調な進捗が確認されれば再度注目対象となり得る。

6月には多数のIPOと3月末決算企業の配当金ラッシュが予定されており、利益を再投資する流れが強まれば、5月の注目銘柄がさらに上昇を続けることも考えられる。

6月に入って配当金を再投資する動きなどが株価を下支えするかに要注目だ。

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