バイオマスプラスチック関連銘柄(バイオプラスチック関連銘柄)【環境・バイオマス発電・外食・ESG投資】

近年、プラスチックによる海洋汚染が世界的な問題として深刻化している。

漁業資源などへの悪影響緩和が強く求められるなか、環境に優しい次世代プラスチックとして、バイオマスプラスチック(バイオプラスチック)の利用増が期待される。

すでに米スターバックスでは、2020年までに使い捨てプラスチック製ストローの使用の廃止を発表。

ホテル大手のハイアット、マクドナルドなどの企業もストローの全廃や紙のストローへの切り替えに乗り出している。

2030年には180兆円規模にまで成長すると言われているバイオエコノミーは、今後注目のテーマ株になっていく可能性は高い。

経済的な観点としてはもちろんだが、地球に住む人間として環境保護の鍵を握るバイオマスプラスチックについて、理解を深めていこう。

バイオマスプラスチック(バイオプラスチック)関連銘柄

プラスチック

バイオマスプラスチック関連銘柄とは、バイオマスプラスチックの製造・開発などに貢献し得る企業を指す。バイオマスプラスチックの用途や将来性についても把握していこう。

バイオプラスチック(バイオマスプラスチック)とは

参照:虹彩より引用

バイオマスプラスチックとは、石油を原料とするこれまでのプラスチックと違い、石油を使わずトウモロコシ・サトウキビなどの植物を使っての製造が可能。

また、土に埋めると地中に存在する微生物によって完全に元の植物原料へと分解され、自然に還るというから驚きだ。

さらに、焼却しても有害物の放出が少ない事などから、地球環境に優しい次世代プラスチックと呼ばれている。

微生物により水と二酸化炭素に分解されるため、海洋汚染など環境への悪影響を抑えることがも可能。

従来のプラスチックとバイオマスプラスチックの比較

従来のプラスチック

バイオマスプラスチック

環境負荷 海洋汚染の懸念 小さい
燃焼温度 高い 低い→ごみ処理が容易
原料 石油 植物(トウモロコシ等)

企業としては環境に配慮した取り組みを進める必要があるほか、バイオマスプラスチックを導入する事で地球環境に優しい会社としてイメージアップも図れる。

世界的に環境保護強化が強く叫ばれる中、バイオプラスチックの需要は右肩上がりになっていく事が予想される。

 バイオマスプラスチック(バイオプラスチック)の用途や将来性

バイオマスプラスチックは、海外で従来のプラスチック製ストロー廃止の流れが強まっていることから注目を集めている。

国内でも大手外食チェーンがストロー廃止に向かうなど、利用拡大が期待できる。

さらに、バイオプラスチックはストローのみならず、レジ袋や食品トレーといった、小売店で多く使用される製品にも使えることがポイントのひとつだろう。

紙おむつや玩具など、一般家庭で使う製品にもバイオマスプラスチックが多数用いられるようになれば、関連銘柄の将来性はさらに高まると言える。

 環境省がバイオマスプラスチック設備導入企業を支援

環境省は、バイオマスプラスチック製品の開発企業などに対して、設備投資費用の一部を補助する取り組みを来年度から開始予定。

先行投資に伴うコストへの懸念が和らぎ、バイオプラスチック製造に意欲を示す企業が増えることが期待される。

具体的には、最大で設備投資費用の3分の2を環境省が補助するという何とも太っ腹な内容。

マイクロプラスチックによる海洋汚染が漁業資源を減少させれば、水産物消費の多い日本にとってマイナス面が多い。

海外で従来型プラスチック製のストロー廃止の動きが強まる中で、日本でも環境への配慮が加速する可能性が高まっている。

<3197>外食大手すかいらーくが2020年までに順次プラスチック製ストローを廃止へ

外食大手の<3197>すかいらーくは、2020年までに順次プラスチック製のストローを廃止する方針を示した。

まずはガストにおけるドリンクバーに備え付けのプラスチック製ストローを2018年末までに全廃する予定だ。

その後もストローの廃止を進め、2020年には全業態でストローを廃止予定としている。

ストローを使用しないとのみづらい飲み物などに対してはストローを提供するものの、従来プラスチック製ではなく、バイオマスプラスチック製ストローなどが検討されることとなる。

注目の要点をチェック!
  • バイオマスプラスチックはトウモロコシなどの植物から製造される
  • 処分する際に有害物質の放出が少ないため環境に優しい
  • 環境省が補助金制度の実施を予定
  • 米スターバックス、ガストなどの大手がストロー全廃に取り組む姿勢

バイオマスプラスチック関連銘柄(バイオプラスチック関連銘柄)が急騰!

グラフ

成長著しいバイオマスプラスチック関連銘柄の中でも、これまでに急騰した銘柄を中心に紹介していこう。

<3407>旭化成が7月末から8月にかけて大幅高に

旭化成は、幅広い化学製品を製造する企業で、植物由来原料バイオマスのプラスチックコップなどを提供している。

同社の株価は2018年7月末時点で1,490.5円となっていたが、2018年8月末には1,630円で引け、1か月での上昇率は10%近くになった。

好調な業績や割高感の乏しい株価などを背景に着実に買いを集めた結果と言える。

バイオマスプラスチック製品のニーズが高まれば、さらに業績期待が高まることもあり得る。

<4021>日産化学もお盆明けから右肩上がり

電子材料等の製造に取り組むのが日産化学で、バイオプラスチック用の結晶核剤「エコプロモート」を手掛けている。

2018年8月16日には株価が一時4,545円まで下落したが、その後急反発し、2018年8月30日には一時5,350円まで上昇した。

バイオマスプラスチックの活用促進への期待が高まったことが一因と考えられる。

PER、PBRの面ではやや割高感もあるものの極端な過熱とまでは言えず、上述の旭化成と比べて、1つの事業が全体業績に当たる影響が大きいことからバイオマスプラスチック関連銘柄としてさらに賑わう可能性もある。

注目の要点をチェック!
  • 今後のバイオマスプラスチック製品のニーズの高まりに注視

バイオマスプラスチック関連銘柄(バイオプラスチック関連銘柄)一覧

チェック

コード 企業名 企業情報・業務内容 注目度
3116 トヨタ紡織 自動車関連部品、繊維関連製品を手がける。バイオアロイを開発。 ★★★
3402 東レ 合成繊維大手。バイオマス由来の ポリマー素材をブランドとしやエコディアを展開。 ★★★
3103 ユニチカ フィルムや樹脂、ガラス繊維などを手掛ける。とうもろこしから生まれたバイオマス素材「テラマック」を開発。 ★★★
3407 旭化成 総合化学大手。バイオマスのプラスチックコップなどを提供。 ★★★★★
3101 東洋紡 紡績業大手。100%バイオマス由来のポリエチレンフラノエートを製造。 ★★★★
4021 日産化学 電子材料等の製造が主力。バイオプラスチック用の結晶核剤「エコプロモート」を手掛ける。 ★★★★
3401 帝人 合成繊維大手。耐ガソリン性・成形性を持つバイオプラスチックフィルムを開発。 ★★★★
4183 三井化学 総合化学大手。バイオプラスチックを取り扱う。 ★★★
3405 クラレ 化学品大手。バイオマス原料由来のガスバリア材「PLANTIC」を取り扱う。 ★★★★
7752 リコー 精密機器メーカー。バイオマスプラスチックに早くから注目し、実用化を目指している。 ★★★★
4202 ダイセル たばこフィルターに強み。非可食性バイオマスプラスチック「セルブレンECシリーズ」を開発。 ★★★
3861 王子ホールディングス 製紙業界国内最大手。バイオケミカル素材の開発に力を入れている。 ★★

主なバイオマスプラスチック関連銘柄(バイオプラスチック関連銘柄)はこの通りとなっている。

出遅れとして出てきた銘柄があれば、随時更新していくのでこまめにチェック頂きたい。

注目のバイオマスプラスチック関連銘柄

統計

これから注目のテーマ株となりうるバイオマスプラスチック関連銘柄。

その中でもとくに注目しておきたい企業を紹介していこう。

<3407>旭化成

 旭化成の株価

市場名 東証1部
業種 化学
上場年月日 1949年5月
単元 100株
比較されやすい銘柄 東レ,クラレ,帝人
株主優待 なし

多数の化学製品を製造しており、住宅メーカーとしても一定の存在感を発揮しているのが旭化成だ。

植物由来原料バイオマスのプラスチックコップ「グリーンプロマックス」を提供しており、関連銘柄として挙げられる。

バイオマスプラスチック関連銘柄としての特徴は、企業規模が大きいことから大手外食チェーンなどから大規模生産を求められた際にも対応が容易と考えられる点だ。

同社製品の需要が急増すれば、すでに多様化している事業がさらに分散することで、業績の安定性が高まるだろう。

<4021>日産化学

 日産化学の株価

市場名 東証1部
業種 化学
上場年月日 1949年5月
単元 100株
比較されやすい銘柄 三井化学,住友化学,信越化学工業
株主優待 なし

日産化学は電子材料等の製造で定評がある銘柄で、連続増配を実施して株主還元を強化しつつも、研究・開発に対する姿勢は積極的だ。

バイオプラスチック用の結晶核剤「エコプロモート」を手掛けている事から関連銘柄として挙げられる。

環境省からの支援も活用しながらバイオマスプラスチック製品の開発を進めれば、中長期的な業績成長につながる可能性がある。

事業領域がそれほど後半ではないことから、バイオマスプラスチック関連銘柄を代表する銘柄の1つとして今後も注目が期待される。

<3405> クラレ

 クラレの株価

市場名 東証1部
業種 化学
上場年月日 1949年5月
単元 100株
比較されやすい銘柄 クレハ,旭化成,帝人
株主優待 オリジナルカレンダー

クラレは樹脂製品などを製造する化学メーカーで、プラスチック製品も多数製造しており、高機能製品も少なくない。

現在は、バイオマス原料由来のガスバリア材「PLANTIC(プランティック)」を製品として取り扱っており、高いバイオマス度が評価されている。

バイオマスプラスチック製品の開発に当たっては、費用面では環境省からの補助があるが、技術面ではクラレのような高いプラスチック製品製造技術を有する企業が重要な役割を果たしうる。

2017年には株価がバブル期の高値を更新していることからも、着実に成長を遂げてきたクラレにさらに成長余地があることがうかがえる。

注目の要点をチェック!
  • さらなる研究の進展による新製品などの発表に注視
  • リサイクル関連とのシナジーにも期待

バイオマスプラスチック関連銘柄(バイオプラスチック関連銘柄) まとめ

ストロー

 日本は、欧米の先進諸国と比べて環境に配慮した取り組みで遅れをとっている分野が少なくない。

しかし、2020年東京五輪時に世界からの関心を集めることもあり、着実に環境に配慮した取り組みが進みつつある。

バイオマスプラスチックの活用促進はその一例であり、環境省による後押しに加え、外食企業が導入に前向きであることから利用拡大に期待できる。

バイオマスプラスチック関連銘柄の動向は、バイオマスプラスチックの利用がどの程度進むかをにらみながらチェックしておきたいところだ。

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