2018年10月の仮想通貨【あの通貨の急騰・下落の原因、今後の値動きは?】

今回もまた、「2018年10月の仮想通貨」として先月9月の値動きやニュースに対して振り返りを行うと共に、展望を予測したい。

9月に大きく値動きがあった仮想通貨やその要因などを知り、10月の仮想通貨の値動きについて注目すべきポイントを探ろう。

2018年9月の仮想通貨の動き

リップルを使用したソリューションの発表予告

2018年9月17日、リップル社のSagar Sarbhai氏は開発中の商用アプリケーション「xRapid」を2018年10月中に発表する見込みであることを、アメリカのニュースメディアが語った。

「xRapid」は、仮想通貨「XRP」を、法定通貨同士のやり取りをするための「ブリッジ」として使用し、国際間の送金処理の高速化を目指す送金システムである。

10月1日には、この予告通りxRapidの商用化と、最初の利用者となる3社を発表している。

このニュースを受けて、XRPは30円から36円(20%増)へ高騰した。

米大手銀行がリップルネットへ参加

9月19日、リップルは自社サイトにおいて、米国のトップ10に入る大手銀行PNCがリップル社の利用者ネットワーク「リップルネット」に加わったことを発表した。

PNCでは、財務管理部門においてリップル社のソリューションのひとつ「xCurrent」を採用する予定とのこと。

PNCはニューヨーク証券取引所にも上場するほどの大手銀行のひとつで、800万人の顧客を抱えているとされる。

さらに、米国の運用会社の最大手ブラックロップ社の株を21.45%保有する株主でもあり、米金融業界に与える影響は大きい。

2日前に発表された「xRapid」の商用化のニュースに続いた好材料のニュースだったため、XRPは36円から85円(136%増)まで急騰した。

米国証券取引委員会がビットコインETFの承認判断についてコメント

9月20日、米国証券取引委員会(SEC)が、CBOEのビットコインETFに対する可否判断について、より具体的な審査に乗り出すことを告知した。

公式表明の中で、ビットコインETFに関心をもつ人からのコメントを要求しており、それまで行われていた「単なる判断の延期」と様子が異なっていることから、ビットコインETF可決に向かう好材料ととらえられた。

ビットコインはこのニュースを受けて6%価格が増加した。

個別通貨の動き

ビットコイン(BTC)

9月1日の766,000円から30日は724,000円となり、5%減となった。

9月6日に突如ビットコインの価格が下落し9月9日には9月の底値684,000円を記録したが、その後価格は徐々に上昇傾向にある。

価格の急落の原因は、米国の大手金融グループのゴールドマンサックスが、ビットコインの取引デスクの設置を取りやめたことだとみられている。

だたし数日前に10,000BTCの売りポジションをとっている人物がおり、事前にこのニュースを知っていた疑いがもたれている。

イーサリアム(ETH)

1日の31,000円から30日は26,000円となり、16%減となった。

9月5日にビットコインの価格と連動するように価格が急落し、2017年9月以来の安値19,000円を記録。その後緩やかに回復傾向である。

リップル(XRP)

1日の36円から30日は62円となり72%増となった。

17日に開発中の「xRapid」の商用化発表が予告され、19日には米大手銀行がリップル社のソリューションを利用することが発表されたことが好材料となった。

ビットコインキャッシュ(BCH)

1日の59,000円から30日には同じく59,000円となり、価格は横ばいとなった。

ビットコインの価格と連動して価格が下落したものの、9月26日に価格が急騰し、29%増を記録した。

マイニング機器製造大手のビットメイン社が株式公開申請を提出したことが、ビットコインキャッシュの好材料とみなされた。

Tezos(XTZ)

1日の150円から30日は160円と7%増となった。

15日にメインネットのローンチを発表し、34%増の190円まで価格が上昇した。

メインネットのローンチ後、価格は緩やかに下落しているものの、高い水準を維持している。

モナコイン(mona)

1日の160円から30日は150円となり、6%減となった。

仮想通貨取引所Zaifからハッキングされたコインのひとつがモナコインだったこともあり、9月20日には82円まで価格が下がった。

しかし21日に価格が急騰し、190円まで上昇したが、材料となるニュースは特に見当たらない。

考えられる理由としては、値が大きく下がってことで、底値買いとしてこぞって投資家たちが買いに走った可能性はある。

ステラ(XLM)

1日の24円から30日は28円となり、17%プラスとなった。

9月に起こったリップルの価格上昇について同じ動きを見せた。

ステラは、個人間の国際間送金のスピードやコストを解決するために作られた通貨であり、リップルは銀行間の国際送金における同様の問題を解決するものである。

国際間送金という同じカテゴリの通貨であることや、リップルを基にして作られたことからも、2つの通貨の関連性は高く、価格が連動しやすい。

また、月末は分散型取引所StellarXの開設のニュースなどもあり、ステラは大きく注目を集めはじめている。

2018年10月の展望

2018年10月は、仮想通貨の国際的な基準が明確化される月である。

2018年7月にアルゼンチンのブエノスアイレスで行われたG20の共同声明の中で、「金融活動作業部会(FATF)が仮想通貨の国際基準について10月にまとめる」ことが言及されていた。

FATFが発表する基準の内容によっては、仮想通貨市場の価格に影響を与えることが予想される。

FATFの総会は、パリにおいて10月14~19日に行われるため、そのころのニュースに注目したい。

2018年10月の仮想通貨 まとめ

9月に大きく価格が上昇したのは、好材料のニュースが相次いだリップルだった。

リップルに関しては今後も大きな期待が持てることから、通貨自体の価値だけではなく、関連株も物色対象になる銘柄も多い。

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そして、10月には仮想通貨市場全体に影響を与えうる「仮想通貨の国際基準の発表」があるため、年末にかけて仮想通貨の動きもだんだんと慌ただしくなってくる。

こちらの記事も参考に、今後の最新ニュースに注目しておこう。

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