2018年11月の株式市場 振り返り【12月に期待できる銘柄】

11月の株式市場は、米中貿易摩擦激化への懸念や日産自動車のゴーン前会長による不正問題などが重石となった。

しかし、2025年大阪万博開催が決まるなど明るいニュースがあったほか、充実した消費増税対策が検討されていることなどが株価を下支えした。

12月相場では、2019年消費増税時の景気対策や、年末年始のイベントが追い風となる銘柄をチェックしておきたい。

また、12月はIPOラッシュとなることから、成長期待の高い銘柄や、大型IPO関連銘柄にも要注目だ。

2018年11月に起きた市場関連ニュース

2025年大阪万博開催が決定

2018年11月後半に、2025年万博の開催地が大阪となることが決定した。

日本では2020年東京五輪の開催が予定されているが、五輪後に景気が冷え込むことが懸念されていた。

しかし、2025年大阪万博が決定したことで、五輪後も国内景気が刺激されることへの期待感が高まったと言える。

大阪万博開催が決定したことで、会場となる夢洲エリアの開発が加速すると見込まれる。

夢洲エリアに土地を保有する銘柄や、万博会場のインフラ整備に寄与し得る銘柄、夢洲へのカジノ施設整備で恩恵を受けられる銘柄などが物色対象となった。

大阪万博開催に向けたインフラ整備が本格化するのはまだ先だが、大阪市が補正予算の設定に取り組むなどしているため大阪万博関連銘柄は今後も賑わう可能性がある。

日産自動車がゴーン会長を解任

日産自動車や三菱自動車などの経営に長らく携わってきたカルロス・ゴーン氏が、会社資金の不適切な使用や、報酬額の記載不足などの問題を背景に、日産自動車の会長職を解かれた。

ゴーン氏はコストカッターとして日産自動車の再建に大きく貢献した人物でもあり、今後の日産自動車の経営を不安視する向きも出ている。

ただ、2019年消費増税時の景気対策として自動車減税が検討されており、減税が恒久化される可能性もある。

貿易摩擦の懸念こそあるものの為替レートは円安が定着しており、自動車業界の業績が後押しされやすい状況だ。

ゴーン氏解任後も日産自動車は仏・ルノーとの資本業務提携に絡んだ交渉に取り組む必要がある中、減税や円安も背景に日産からシェアを奪いうる他の自動車メーカー銘柄に資金が向かうことも考えられる。

株師孔明の注目銘柄

チェック

11月に注目された5銘柄

<9353>桜島埠頭

大阪港エリアで商業埠頭を展開している。
大阪港エリアは2025年大阪万博開催に向けて開発が進むと見込まれ、保有する土地などの不動産の価格が上昇する可能性がある。
大阪万博関連銘柄として2025年万博開催決定前から注目を集めており、今後も夢洲開発が進む中で物色対象となり得る。

<6357>三精テクノロジーズ

遊技機メーカー大手。
日本ではカジノ施設誘致に向けた取り組みが進められており、カジノ関連銘柄として注目を集める場面が見られる。
11月にはカジノ施設誘致に取り組む大阪・夢洲エリアでの万博開催が決定されたことで資金が流入した。

<9307>杉村倉庫

関西エリアを中心に倉庫ビジネスに取り組んでいる。
大阪万博関連銘柄として注目度の高い銘柄であり、<9353>桜島埠頭とあわせて大阪万博がテーマとして強く意識された際に株価が急騰しやすい。
黒字を維持できているが、万博開催が業績を大きく押し上げることとなるかに要注目だ。

<3938>LINE

SNSアプリ「LINE」で高い知名度を誇る。
銀行業への参入を発表したことが好感された。
LINEが抱える多くのユーザーを有効活用しながら事業領域を拡大することで、利益を確保しやすくなることが期待される。
業績成長が配当開始などの株主還元強化にもつながればさらに注目度が高まることもあり得る。

<7042>アクセスグループホールディングス

広報支援サービスなどを提供している。
2018年11月6日上場の銘柄で、初値が公募価格の2倍以上に高騰した。
上場後に株価が調整したことで割高感はやや緩和された。
12月はIPOラッシュの月となるため、直近IPO銘柄として12月に再び注目度がアップする可能性がある。

12月に期待できる5銘柄

<7201>日産自動車

自動車メーカー大手。
カルロス・ゴーン前会長を解任したことで11月に多くの注目を集めた。
経営再建に貢献したゴーン氏を失うことで経営の先行きが不安視されているが、業績は黒字を維持できている。
配当利回りが11月末時点で5%台後半と高水準であることから、12月は見直し買いに期待したい。

<9984>ソフトバンクグループ

投資会社としての性格を強く持つ。
子会社のソフトバンク(携帯通信サービスを提供)が12月に上場することから、注目度の高まりに期待できる。
通信子会社の上場で財務を改善させることができれば、より積極的に投資活動を進めやすくなる。

<8697>日本取引所グループ

東京証券取引所などを運営する。
総合取引所構想に進展が見られれば、収益拡大への期待が高まる。
年末にかけて好調な企業業績を背景に日本株に見直し買いが入るなど取引が活発化すれば、業績上振れのチャンスも広がる。

<9726>KNT-CTホールディングス

旅行代理店ビジネスなどに取り組む。
2019年には改元がらみで10連休が予定されており、旅行需要の高まりに期待できる。
また、年末年始関連銘柄としての性格も持ち、暖冬を背景に年末年始の帰省・旅行需要が旺盛となれば好材料だ。

<8473>SBIホールディングス

SBI証券などを抱える。
12月はIPOラッシュであり、IPO銘柄を豊富に取り扱うSBI証券では口座数の増加や取引の活発化に期待できる。
IPO投資用の資金がSBI証券に集まれば、IPOが一段落したのちに投資信託などの販売につながる可能性もある。

シナジーのある別テーマ

まとめ

11月の株式市場では、2025年大阪万博が決定したことで万博関連銘柄が物色された。

12月はIPOラッシュの月であり、IPO銘柄と関連性のあるテーマには要注目だ。

好調な企業業績や消費増税時の大規模な景気対策といった好材料と、米中貿易摩擦への懸念といった悪材料のバランスも注視したい。

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