今日もわたくし株師孔明が注目した仮想通貨ニュースを紹介しよう。
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仮想通貨ニュース一覧<2018年12月6日>
ニューヨーク州が地銀のブロックチェーン基盤のプラットフォームの提供を認可
ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)が、ニューヨーク州の地銀がブロックチェーン基盤のデジタルプラットフォームを提供することを認可したことが明らかになった。
ニューヨークに拠点を置く銀行であるシグネチャー・バンクが、デジタル決済プラットフォーム「シグネット(Signet)」をニューヨークで提供することを認可したと発表した。
シグネットは、ブロックチェーン技術を使用しており、決済時にシグネットで送金することで、1年中いつでも、取引手数料なしで決済を行えるものだ。
シグネチャー・バンクは、458億7000ドルの資産を保有しており、「ニューヨークの大都市圏全域に個人経営企業顧客用事務所30か所を持ち、包括的業務を行う商業銀行」だ。
シグネットは「包括的で厳格な審査」を通して、「重要な規則条件」に適合していることが求められている。
審査では具体的に、アンチマネーロンダリング(AML)や詐欺防止、消費者保護措置に関して定めている厳格な基準・法令を必ず遵守することなどが含まれている。
今後とも、金融街を有するニューヨークでブロックチェーンや仮想通貨の導入が続くと期待されている。
米国唯一の仮想通貨ファンドの規模が、今年はじめて10億ドルを割る
仮想通貨ファンドであるグレイスケールのビットコイン投資信託(GBTC)の規模が、今年初めて10億ドルを下回ったことが判明した。
グレイスケールは米国唯一のビットコイン投資信託と言われており、徐々に規模を拡大していた。
ドル建てのファンドの規模は縮小しているが、ビットコインの預け入れは過去最高を記録していた。
「仮想通貨の世界では最大の機関投資家」とされているGBTCは、20万3000BTC以上を保有しており、これは流通しているビットコインの1%をわずかに上回る量だ。
2018年7月に公表されたレポートでは、グレイスケールの今年の資本流入の56%が機関投資家からのものだとしている。
規模が10億を切ったものの、今後とも機関投資家からの資金流入の動向に注目が集まっている。
スイス金融市場監査局がフィンテック向けライセンスのガイドラインを発表
スイス金融市場監査局(FINMA)が、新しいフィンテックライセンスのためのガイドラインを発表した。
スイスの金融規制当局であるFINMAによれば、ブロックチェーン関連および仮想通貨関連企業がこのライセンスを受けることができ、希望する企業は当局にフィンテックライセンスを申請できる。
このライセンスでは、フィンテック企業が最大およそ1億ドル相当の1億スイスフラン(CHF)を預金として受け入れることを可能にし、ライセンスの条件によっては、企業は一般からの預金を投資したり、それに利子を支払ったりすることは許可されない。
スイスの仮想通貨やブロックチェーン向けの規制が整いつつあり、今後の取り組みにも期待が寄せられている。