【孔明Check!】2019年2月の株式市場振り返り

2月の株式市場は、日経平均株価が緩やかに上昇するなど景気後退への過度な懸念が和らぐ中で堅調に推移した。

個人投資家の活動もやや活発化し、軟調だったマザーズ銘柄にも買いが入って株価が急騰する銘柄も見られた。

2月末には人気の株主優待銘柄もあり、優待の権利取りを狙った買いも株価を押し上げたと考えられる。

3月相場では3月末決算企業の配当取りの買いが入りやすい高配当株のほか、統一地方選挙を見据えた選挙関連銘柄や、年度替わりの転居需要増が追い風の引っ越し関連銘柄などに注目したい。

主な出来事

米中貿易摩擦への過度な懸念は緩和

株式市場では2018年後半から米中貿易摩擦が実体経済に与える悪影響が懸念されてきた。

しかし、米中交渉の中で極端に高率の関税について見直しが進む可能性が出てくるなどしており、過度な懸念が後退したことが株式市場において安心材料となった。

為替レートに目を向けても1ドル=110円程度と極端な円高は進まなかったため、輸出関連企業の多い日本株市場にも期待しやすい。

ただ、企業業績の大幅な伸びが見込みづらい中で全体相場が大幅上昇する見通しは描きにくく、テーマ性のある銘柄で短期の値幅取りを狙ったり、高配当銘柄や株主優待銘柄で確実性の高い利益を確保したりする動きは強まった。

今後も銘柄間での値動きに格差が生じやすい展開は続く可能性があり、各銘柄が抱える株価変動要因を丁寧に確認しておきたいところだ。

米朝首脳会談の不発が懸念材料に

米中貿易摩擦への過度な懸念が和らいだことで2月は株価が緩やかに上昇したが、末日には米朝首脳会談で北朝鮮の核放棄に向けた合意が成立しなかったことから後場に株価が急落する場面が見られた。

米トランプ大統領は今後も北朝鮮と対話を続ける姿勢を示しているものの、米朝関係の先行きに不透明感が増したことは今後の懸念材料だ。

足下で北朝鮮リスクが急拡大しているわけではないものの、企業業績の悪化や消費増税などほかにも相場の懸念材料は見られるため、3月相場でもテーマ性のある銘柄や、中長期投資にも適した銘柄に要注目だ。

特に日本株市場では3月末決算企業が多く、配当・優待の権利取りを狙った売買が活発化することも考えられる。

2月の株式市場振り返り関連銘柄

2月に上昇率が高かった銘柄5選

<4563>アンジェス

遺伝子治療薬開発などに取り組む。

血管再生に役立つ遺伝子治療薬が日本で承認されたことが注目され、株価は連日の急騰となった。

実際に遺伝子治療薬が広く普及すれば、業績改善を通じてさらなる資金流入のチャンスも出てくる。

<3900>クラウドワークス

クラウドソーシング大手。

人材不足が深刻な中、RPA関連銘柄の一角として注目を集めた。

売上高の伸長に加えて、営業黒字化ライン付近にまで利益が改善してきていることから、成長性に自信を持った買いを集める可能性がある。

積極投資による売上増でどこまで存在感を示せるかに注目したい。

<6096>レアジョブ

オンライン英会話サービスを提供。

フィリピン人を多数活用しており、外国人材の活用が後押しされれば追い風となる。

グローバル化が進む中で英会話への関心は依然として高く、十分な人材を確保しやすくなれば業績向上期待も高まる。

<8267>イオン

小売り大手。

2月末に人気の株主優待が権利確定月を迎えた。

業績が改善傾向であることも株価を後押ししたとみられる。

人気の自社店舗におけるキャッシュバック優待は店舗売上増にもつながるため負担感は強くないと考えられ、今後も継続が期待される。

業績改善で増配などの還元も強化できれば、さらに個人株主からの買いに期待しやすくなる。

<6754>アンリツ

携帯基地局向けの機器メーカー。

5G関連銘柄として注目を集めた。

大手通信企業は政府から利益率の高さを指摘されており、値下げと合わせて5Gなど先行投資を活発化させれば恩恵を受けられるチャンスだ。

楽天参入動向も含めてどこまで5G投資が行われるかに注目したい。

3月に期待したい銘柄

<9433>KDDI

通信サービス大手。

政府による値下げ圧力が業績の下押し要因だが、ライフデザイン企業への脱皮を着実に進めて利益を上積みしたいところだ。

3月末決算の高配当&優待銘柄であり、配当や優待を狙った買いにも期待できる。

<8591>オリックス

金融サービスなど多様な事業を手掛ける。

リーマン・ショック時の反省を活かして事業の多角化を進めており、景気耐性が高まりつつあると考えられる。

高配当銘柄ながら高額の株主優待も実施しており、相場波乱リスクを懸念した資金の逃避先となることもあり得る。

<8628>松井証券

インターネット証券大手。

創業100周年記念配当の権利が3月末に確定することから、配当利回りの高さを意識した買いを見込める。

円安傾向などで日本株市場全体が好調となれば、個人投資家による信用取引が活発化するなどして業績改善基地も高まる。

<7521>ムサシ

投票用紙の計数機器などを製造する。

統一地方選挙が近づいており、選挙関連銘柄が注目を集めればテーマ性を意識した買いのチャンスだ。

参議院選挙と衆議院選挙、都構想に揺れる大阪での知事と市長のダブル選挙などが実現すればさらに注目度が高まりやすい。

<9039>サカイ引越センター

引っ越しサービス大手。

年度末には引っ越し需要が高まることからテーマ株としての注目に期待できる。

2019年はレオパレス不正問題を受けて特に引っ越し需要がひっ迫することも考えられ、大手の知名度を活かした人材確保や効率的な引っ越し実施などで業績改善につなげたい。

シナジーのある別テーマ

・統一地方選挙関連銘柄

・株主優待関連銘柄

まとめ

2月の株式市場は、米中貿易摩擦への過度な懸念の後退や為替レートの安定などを追い風に堅調だった。

ただ、相場波乱リスクは依然として残っており、3月の株式市場でも安心感のある銘柄や、全体相場の下落時にも株価上昇を見込みやすいテーマ株などに注目したい。

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