【孔明Check!】2019年5月の株式市場振り返り

5月の株式市場は、令和改元による祝賀ムードが期待されたものの、米中貿易摩擦激化への懸念から軟調な展開となった。

株式市場が反発する局面でも、鉄道株などの内需関連銘柄が物色されやすかったのに対して、景気敏感株や成長株の値動きは芳しくなかった。

6月の株式市場では、セルインメイの格言から逃れた株式市場が安定に向かうことが期待される。

3月末決算企業の配当金の入金ラッシュとなることから、再投資資金が株価を押し上げることも考えられる。

G20などで保護主義的な政策の修正期待が高まるかに要注目だ。

参議院選挙が近づく中で、衆参同日選や、消費増税のさらなる延期の可能性にも注意を払っておきたい。

主な出来事

令和ご祝儀相場とはならず米中貿易摩擦への懸念継続

5月の株式市場では、令和への改元日を含むゴールデンウィーク10連休明けに祝賀ムードが高まることが期待された。

しかし、実際には令和改元後の相場は下落続きとなり、5月を通じても株式市場はセルインメイの格言通り下落相場となった。

下落の主な要因としては、米中貿易摩擦への懸念が高まったことが挙げられる。

米中両国は関税引き上げの応酬を続けており、世界経済により深刻な打撃を与えることが懸念される。

また、3月末決算企業の2020年3月期業績見通しでは、保守的な予想を掲げる企業が多く見られた。

日本国内の景気も先行きが不安視される中で、株式市場が力強い上昇を見せるためには貿易摩擦の緩和や、景気を後押しする政策などが求められよう。

配当金再投資や景気対策に期待

6月の株式市場では、3月末決算企業から支払われる配当金の再投資が株価を押し上げる可能性がある。

相場下落で割安となった銘柄を買い支える動きが強く出れば、株式市場が反発するきっかけになろう。

また、2019年10月の消費増税が近づく中で景気の先行きは不透明となっており、政府がより大規模な景気対策を検討することも考えられる。

景気対策によって個人消費が刺激される見通しが高まれば、企業業績の上振れを期待した資金が流入することもあり得る。

梅雨シーズンに入る中で、雨具など梅雨に役立つ製品を手掛ける銘柄への注目度アップにも期待したい。

G20をきっかけに米中貿易摩擦が解消に向かうこととなれば、景気敏感株を含めた幅広い銘柄に買戻しの動きが強まるとみられる。

5月の株式市場振り返り関連銘柄

5月に上昇率が高かった銘柄5選

<9041>近鉄グループホールディングス

鉄道、不動産、レジャーなど幅広い事業を展開する。

典型的な内需関連銘柄であり、米中貿易摩擦の影響を受けづらいことから注目を集めた。

2019年10月に予定されている消費増税後も、鉄道ビジネスへの悪影響は限定的とみられることも好材料だ。

指標面での割高感も出てくる中で、業績の安定感や人気の株主優待がどこまで評価し続けられるかを注視したい。

<3197>すかいらーくホールディングス

大手外食チェーン。

減配実施も人気の株主優待継続で株価は堅調となった。

売上高も好調に推移しており、業績上振れや増配もあり得ることも資金流入の要因と考えられる。

株主優待の権利確定月である6月末に近づくにつれて、優待狙いの資金が集中することもあり得る。

人材不足や個人消費の冷え込みの影響をどこまで回避できるかに要注目だ。

<9433>KDDI

携帯通信サービス大手。

政府による値下げ圧力を受けながらも、金融サービスなど事業の多角化を進めて携帯通信事業への依存度引き下げに取り組んでいる。

米中貿易摩擦の影響を受けにくい内需関連銘柄であり、相対的な安心感から資金が流入した。

高配当に加えて人気の株主優待も実施しており、配当金の再投資先として注目されれば6月も株価がさらに上昇する可能性がある。

<8848>レオパレス21

不動産賃貸ビジネスを展開している。

賃貸不動産の建築における様々な問題が発覚し、業績の重石となっている点が懸念材料だ。

しかし、ファンドが同社株の保有量を増やしていることが判明しているほか、2020年3月期は黒字回復を見込んでいることなどが好材料となった。

株価は昨年5月と比べると依然として大幅に低い水準で、業績悪化に歯止めがかかればさらなる反発にも期待できる。

<4565>そーせいグループ

先行投資がかさみ業績は赤字続きだが、株式市場が低迷する中で消去法的に買われた成長株の1つだ。

がん治療薬開発に取り組んでおり、2018年にノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑氏の研究への注目度が高まれば恩恵波及もあり得る。

配当金を得た個人投資家が再投資先として成長株を選択肢に入れれば、6月の株式市場でも株価上昇期待が高まる。

6月に期待したい銘柄

<2702>日本マクドナルドホールディングス

外食事業に取り組む。

業績の大不振から脱却し、安心感のあるディフェンシブ銘柄として好まれやすい。

6月末には自社店舗で使用できるサービス券の株主優待が権利確定日を迎えることから、株主優待狙いの資金を取り込むチャンスがある。

新商品の積極投入などで既存店売上高が堅調に推移すれば、貿易摩擦に揺れる株式市場でも買われやすくなると言える。

<2914>日本たばこ産業

国内外でたばこ事業を展開する。

健康への悪影響が懸念されるたばこは国内市場が大幅に縮小しているものの、積極的な海外M&Aなどで業績を維持している。

配当利回りが極端に高い状態となっていることから、消去法的に買われるチャンスがある。

6月末には中間配当に加えて株主優待も権利確定日を迎えることから、優待狙いの資金も取り込める。

新興国通貨の下落でトルコ事業の苦戦が懸念されるものの、全体としては米中貿易摩擦の悪影響を受けづらい銘柄の1つだ。

<3765>ガンホー・オンライン・エンターテイメント

「パズル&ドラゴンズ」ブランドを抱える。

「パズル&ドラゴンズ」の関連商品の販売を拡大するなど収益多様化にも取り組んでいる。

梅雨シーズンに入り外出を控える層が増加すれば、スマートフォンゲームへの課金増につながることも考えられる。

消費増税に向けた景気対策が個人消費を下支えすれば追い風も吹く。

<4825>ウェザーニューズ

気象情報サービスを手掛ける。

梅雨シーズンに天気に関心を持つ層が増加すれば、有料の気象情報サービスを利用する層が拡大するチャンスとなる。

近年は梅雨の時期に集中豪雨が発生するケースもあり、災害が株式市場全体に悪影響を与えた場合でも逆行高となる可能性がある。

<9437>NTTドコモ

通信サービス大手。

政府による値下げ圧力が減益要因となっているほか、2019年秋に楽天が携帯通信事業に参入予定であることが懸念材料だが、寡占状態が続く中で一定の収益は確保しやすい。

ポイントサービスの拡大も進めており、収益の多角化が順調と見られれば成長期待の資金も流入し得る。

減益見通しの中でも増配姿勢は継続しており、株主還元意欲の高いディフェンシブ銘柄として、先行きが不透明な株式市場でも人気化しやすい。

シナジーのある別テーマ

内需関連銘柄、梅雨関連銘柄

まとめ

月の株式市場は、令和改元に伴う祝賀ムードには包まれず、米中貿易摩擦の激化が懸念されて下落基調となった。

6月の株式市場では、G20により米中貿易摩擦が解消に向かえば上昇しやすくなる。

3月末決算企業からの配当金がどこまで再投資に回るかにも要注目だ。

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