【孔明Check!】2019年7月の株式市場振り返り

7月の株式市場では、参議院選挙を無事通過したものの、米中貿易摩擦が解消に向かう兆しは見られなかった。

相場の先行きが不安視される中ではあったが、FRBが利下げを実施し景気が刺激されることへの期待感が高まる場面も見られた。

3月末決算企業の第一四半期決算発表については、減益となる銘柄が多く相場の重石だったといえる。

8月の株式市場では、かんぽ生命不正問題で損失を被っている個人投資家の存在もあり夏枯れ相場の到来が懸念される。

7月下旬に各地で梅雨明けが発表されたことを受け、猛暑関連銘柄に注目しても良いだろう。

また、FRBによる利下げが力強く実施されれば、金融緩和関連銘柄がにぎわうこともあり得る。

主な出来事

参議院選挙は無事通過も米中貿易摩擦は継続

7月の株式市場では、中立要因とみられてきた参議院選挙を無事通過した。

新たな政党の誕生などの動きこそ見られたが、アベノミクスを揺るがす事態が生じるリスクは低いと考えられる。

いっぽう、海外では米中貿易摩擦が継続した。

米中貿易摩擦の影響を受けて世界経済は減速しており、FRBが利下げを検討する事態に至っている。

日本では10月に消費増税を控えていることもあり、減益決算を発表した銘柄は特に業績の先行きが不安視されやすかった。

かんぽ生命不正問題で損失を被った個人投資家が少なくないこともあって、個人主体の売買も盛り上がりに欠けたと言える。

全体相場に対しては様子見姿勢をとる投資家が多い中、個別に材料の出た銘柄に資金を振り向ける傾向が強い月であった。

8月はレジャー需要拡大やFRB利下げに期待も災害リスクには要注意

8月の株式市場でも、米中貿易摩擦への懸念が継続すると考えられる。

日本株市場では3月末決算企業の第一四半期決算の減益幅がどこまで抑えられるかにも要注目だ。

海外ではFRBによる利下げが実施される見通しで、景気減速を緩和することが期待されている。

いっぽう、日米金利差の縮小に伴って円高ドル安が進むリスクがあり、輸出関連銘柄の値動きには注意したい。

また、夏の猛暑が到来する中、猛暑関連銘柄やレジャー関連銘柄に資金が向かうこともあり得るが、台風やゲリラ豪雨といった災害リスクにも要注意だ。

消費増税にも強いディフェンシブ銘柄のほか、金融緩和の恩恵を受けられる銘柄などの中から、業績が堅調に推移しているものを選別して利益を狙ってみると良いだろう。

7月の株式市場振り返り関連銘柄

7月に上昇率が高かった銘柄5選

<9433>KDDI

大手通信銘柄。

政府による値下げ圧力が懸念材料だが、大幅減益には至っていない。

新事業の育成も進められているほか、充実した株主還元も安心材料として評価されている。

連続増配への継続期待が高まる堅調な業績を維持できれば、ディフェンシブ銘柄の一角として今後も株価に期待しやすい。

<9551>メタウォーター

水道ビジネスに取り組んでいる。

水道事業の民営化が進めば追い風となる。

官需にも期待でき、業績に安定感がある銘柄として資金が流入した。

2019年3月期には増配を実施するなど株主還元への意欲も示しており、堅調な業績が続けば相場波乱に備えたい投資家の資金も取り込みやすい。

<6558>クックビズ

飲食店向けの人材紹介サービス等を手掛ける。

人材不足が深刻化する中、紹介需要を取り込んで売上高は右肩上がりだ。

成長重視の無配銘柄ながら、業績が伸びていることから成長期待の資金を取り込んで株価は大きく上昇した。

今後は売上高のみならず利益も安定的に伸ばしていくことで成長期待に応えたい銘柄だ。

<2462>ライク

人材派遣サービスを手掛ける。

保育サービスも提供しており、10月予定の消費増税によって確保される財源などで幼児教育の無償化が実現すれば追い風だ。

政策に後押しされる銘柄であり、景気の先行きが不透明な中でも比較的安心して買いやすいと言える。

<9503>関西電力

電力大手。

第一四半期決算が好調であったことから資金が流入した。

高配当銘柄の一角でもあり、配当狙いの中長期投資の資金も取り込める。

猛暑で電力需要が伸びれば追い風が続き、株価がさらに上値を追うこともあり得る。

8月に期待したい銘柄

<8316>三井住友フィナンシャルグループ

大手金融グループ。

米FRBによる利下げで米ドル調達コストが低下すれば追い風。

消費増税時の景気対策でキャッシュレス決済へのポイント還元が実施されることでカード事業が伸びることも考えられる。

ATM削減等によるコスト削減で利益水準を維持できれば高配当継続への安心感も高まる。

<8591>オリックス

リース事業、不動産事業などを手掛ける。

借入比率が高いため、金融緩和で資金調達コストが低下すれば追い風。

リース会計制度の変更などが業績を下押しし割安感が高まったことで、人気の株主優待や高配当を狙う個人投資家から消去法的な買いを集めることも考えられる。

<7514>ヒマラヤ

スポーツ用品メーカー大手。

避暑目的での夏山登山者の増加や、山の日関連銘柄としての注目可能性がある。

東京五輪開催まで1年を切り、チケット販売も進んでいる中で、スポーツ熱の高まりが本格化するチャンスにも期待したい。

<6367>ダイキン

エアコンメーカー。

地球温暖化などの影響で毎年のように訪れる猛暑が追い風だ。

2019年も各地で夏本番の暑さを迎えており、エアコン需要の高まりが期待される。

消費増税前にエアコンの買い替えを済ませる駆け込み需要を取り込むチャンスもあり得る。

<9020>東日本旅客鉄道

東北新幹線、山手線などを抱える。

お盆の帰省需要や夏休みのレジャー需要を多く取り込めば業績を伸ばしやすい。

東京五輪に向けたインフラ整備が進められることで、東京エリアを訪れる観光客が増加すれば中長期的な業績押し上げ要因になる。

シナジーのある別テーマ

金融緩和関連銘柄、猛暑関連銘柄

まとめ

7月の株式市場では、参議院選挙をほぼ無風で通過したものの、企業業績の悪化や米中貿易摩擦への懸念が継続的に見られた。

8月の株式市場でも世界経済の先行きへの懸念は続くとみられるが、米FRBによる利下げが刺激要因になる可能性がある。

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