【孔明Check!】2019年8月の株式市場振り返り

8月の株式市場では、米中貿易摩擦の激化や逆イールドなどの悪材料が出たことで、相場が大きく崩れる場面が見られた。

日韓関係が悪化してインバウンド需要減少につながっているほか、機関投資家の動きが鈍るお盆期間も挟んだこともあって、日本株市場には逆風が吹いたと言える。

9月の株式市場では、引き続き貿易摩擦の影響が懸念される。

FRBによる利下げ確率上昇に伴う円高進行や、10月1日予定の消費増税後の景気冷え込みへの懸念が高まることで厳しい状況が続きそうだ。

安定した業績や株主還元に期待できるディフェンシブ銘柄のほか、テーマ株としてラグビー関連やシルバー関連にも注目しておこう。

主な出来事

米中貿易摩擦激化・逆イールドや円高、日韓関係の悪化などが重石に

8月の株式市場では、米中貿易摩擦の激化や逆イールド、円高進行や日韓関係の悪化など悪材料が目白押しとなった。

イギリスのEU教皇離脱リスクや香港情勢の不安定化、国内では下旬に佐賀県など九州北部地域で豪雨が発生したことも含めて、相場が常に多数の悪材料を抱える状態で株価は低迷した。

いっぽう、ディフェンシブ銘柄の中でも魅力的な株主還元の安定性に期待できる銘柄などに買いが集まった。

業績が不振となる銘柄も多い中、業績の進捗率が高い銘柄も物色されやすかったと言える。

薄商いとなる日が多い中、個別に好材料を抱える銘柄を選別する動きが強く出ており、上昇率の高かった銘柄は9月以降にリスクオフムードがさらに高まった際にも相対的に安心感がある。

9月はFRBの金融政策やラグビーW杯に要注目

9月の株式市場では、FRBが積極的な利下げ姿勢を示すかに要注目だ。

FRBが利下げ姿勢を鮮明にすれば不動産銘柄など金利低下メリットを受けられる銘柄に追い風となる。

また、国内に目を向けるとラグビーW杯が開催される。

2020年東京五輪と比べると規模が小さいものの、複数地域で試合が開催されることから観光需要を取り込める銘柄には一定の期待が持てる。

さらに、敬老の日を機にシルバー関連銘柄に関心が向かうこともあり得る。

老後2000万円問題が解決しない中で消費増税に向かっていることもあり、高齢者向けサービスは例年より注目を集めやすい状況と言えよう。

米中貿易摩擦や香港情勢の悪化に伴うリスクオフムードの高まりには十分注意しつつ、全体相場が軟調となる中でも値上がりを狙いやすいテーマ株を選別しておきたいところだ。

8月の株式市場振り返り関連銘柄

8月に上昇率が高かった銘柄5選

<9861>吉野家ホールディングス

牛丼チェーン大手。

2019年3月期の赤字からの回復を見込んでおり、業績に期待した買いを集める場面が見られた。

また、下旬には日米貿易交渉が大枠合意し、米国産牛肉の調達コスト削減期待の資金も流入した。

10月の消費増税後に節約志向の高まりを追い風に来店客を伸ばせるかにも要注目だ。

<3934>ベネフィットジャパン

MVNOサービス等を提供する。

第一四半期決算が大幅な増収増益だったことが好感され株価が急騰した。

消費増税を迎える中で政府が大手携帯通信事業者への値下げ圧力を強めればさらに追い風が吹く。

<1717>明豊ファシリティワークス

オフィスの設計管理等に取り組む。

7月末の業績予想の修正後に大幅上昇した勢いのまま8月も株価が続伸した。

指標面での極端な割高感はなく、低金利が続く中で好業績を維持できればさらに上値を追うこともあり得る。

<3498>霞が関キャピタル

不動産コンサルティングサービスを提供する。

中旬に株主優待制度の新設と株式分割を発表したことから株価が大きく上昇した。

下旬には上場記念配当の実施も発表しており、株価の下支え効果に期待できる。

低金利による追い風やや配当+優待利回りの高さが意識されれば今後も株価が成長を続けやすくなる。

9月に期待したい銘柄

<2502>アサヒグループホールディングス

大手飲料メーカー。

内需関連銘柄であり、国外景気の冷え込みによる悪影響を受けづらい。

消費増税が懸念材料だが、9月はラグビーW杯関連としての注目に期待できる。

ラグビーファンが日中からビールを飲みラグビー談議にふける様子が広く伝えられれば追い風だ。

<9262>シルバーライフ

高齢者向けの弁当宅配サービスなどを手掛ける。

敬老の日を迎えるにあたって、少子高齢化が進む日本で高齢者向けビジネスの成長が意識されれば追い風だ。

米中貿易摩擦など海外情勢の悪影響を受けづらい点でも安心感がある。

<7581>サイゼリヤ

ファミリーレストランを展開する。

米中貿易摩擦の激化やFRBによる利下げ観測によって、円高が進行しやすい状況となっている。

原材料の輸入が多い円高メリット関連銘柄であり、ディフェンシブ銘柄としても買われる可能性がある。

<9831>ヤマダ電機

大手家電量販店を展開する。

Amazon等のインターネット通販事業者の台頭が懸念材料だが、消費増税前の駆け込み需要を取り込めれば業績の伸びに期待できる。

自社店舗で使用できる株主優待も人気で、9月末の権利確定に向けて優待権利取りの買いが集まることも考えられる。

シナジーのある別テーマ

シルバーウィーク関連銘柄、ラグビーW杯関連銘柄

まとめ

9月の株式市場では、米中貿易摩擦の激化や円高進行、佐賀豪雨などの悪材料が重なり株価は低迷した。

9月の株式市場でも香港情勢の悪化や消費増税の接近など多数の悪材料が継続することから、業績や株主還元に安心感のある銘柄や、ラグビー関連などのテーマ株を選別したいところだ。

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