【孔明Check!】2019年9月の株式市場振り返り

9月の株式市場では、8月に見られたリスクオフムードが後退し、大きく値を戻す銘柄が多く見られた。

また、3月末決算企業の中間配当を狙った買いも集まり、相場は好調だったと言える。

サウジアラビアの石油施設攻撃に伴う原油高や、日本で初開催となるラグビーW杯の開幕、千葉県で大規模停電を引き起こした台風15号なども話題を集めた。

10月の株式市場では、消費税が10%に引き上げられることに伴い、生活防衛関連銘柄などに要注目だ。

すでに9月には増税の影響を受けづらい鉄道株などに資金が集まる場面も見られ、市場は増税後の個人消費の動向に神経質になる可能性がある。

消費増税に伴う景気対策としてポイント還元が実施されるキャッシュレス決済や、幼児教育無償化などの関連銘柄も注視したい。

景気が本格的な減速に向かうとなれば一気にリスクオフムードが再燃することもあり得るため、引き続き業績や株主還元などに期待しやすい銘柄を選別したいところだ。

主な出来事

9月はリスクオフムードがいったん後退、中間配狙いの買いも

9月の株式市場では、リスクオフムードが大きく後退した。

米中貿易摩擦をはじめとする懸念材料は引き続き存在するが、指標面で割安感が高まった銘柄などを中心に大きく値を戻す展開となった。

好材料としては、ラグビーW杯開催に伴うスポーツ熱の高まりやビール消費の押し上げへの期待感が存在した。

また、台風15号による大規模停電などを背景に防災関連銘柄の一角がにぎわう場面も見られた。

9月末には3月末決算企業の中間配当を狙った買いも見られ、特に業績に安定感があり株主優待も人気の鉄道株などには資金が集まりやすかったと言える。

権利落ち日以降も株価の調整が限定的な銘柄も見られ、8月に見られた極端な悲観ムードは和らいだ状態が続いたまま9月を終えることとなった。

10月は消費増税後の国内消費動向に注目

10月の株式市場では、1日の消費税10%への引き上げに大きく注目する必要がある。

消費増税とともに個人消費の落ち込みが懸念されるが、キャッシュレス決済関連銘柄や幼児教育無償化関連銘柄など、政策の後押しを受けられる銘柄に資金が集まることも考えられる。

また、家計が節約志向を強める中で、安価が売りの牛丼チェーンや100円ショップなどは多店舗から客を取り込むチャンスとなる。

消費増税には多くの国民・投資家が高い関心を持っており、報道などで企業ごとの客数動向が報じられるなどして小売り株の明暗が分かれることもあり得る。

増税以外のテーマとしては、中東リスクを意識した原油高メリット関連や、資源関連などに人気化のチャンスがある。

9月の株式市場振り返り関連銘柄

9月に上昇率が高かった銘柄5選

<3668>コロプラ

スマホゲーム配信等を手掛ける。

9月12日に「ドラクエウォーク」の配信を開始し、好調なスタートとなったことから株価が急騰した。

ポケモンGOのような大ヒットとなれば、業績急伸に期待した買いが継続しさらに上値を追うこともあり得る。

<6757>OSGコーポレーション

浄水器メーカー。

9月9日に好調な中間決算を発表したことをきっかけに株価が急騰した。

配当利回りの高さも株価を後押ししたとみられる。

2020年1月期は記念配当も実施されることから、今後も利回り面での魅力が高まれば下値を拾う動きが出やすいと言えよう。

<7936>アシックス

スポーツ用品メーカー。

ラグビーW杯のオーストラリア代表などにユニフォームを提供している。

日本で初開催となったラグビーW杯関連銘柄の一角として資金を集めた。

今後は東京五輪に向けたスポーツ熱の高まりや、予防医療の推進などの好材料に期待したい。

<7564>ワークマン

作業服等を販売する。

一般消費者向けに人気化したことで業績が大きく成長中だ。

消費増税の影響などが意識されないくらい急激な成長を続けており、海外景気減速の影響も受けづらい。

今後も業績期待の高い銘柄として資金流入が続くことも考えられる。

<5287>イトーヨーギョー

マンホール等を製造する防災関連銘柄の1つ。

無電柱化事業にも取り組んでおり、台風15号による電柱の倒壊に伴って注目を集めた。

景観保全や老朽化したインフラの補修などが進められる中で、無電柱化が全国的に推進されれば追い風だ。

10月に期待したい銘柄

<2152>幼児活動研究会

幼児施設向けに体育指導等を提供する。

消費増税による財源の一部は幼児教育無償化に回るため、幼児施設の利用者増につながる可能性がある。

幼児教育無償化案が登場した際にテーマ株として人気化したことがあり、増税後の値動きに要注目だ。

<7581>サイゼリヤ

大手ファミリーレストランとして高い知名度を誇る。

「ミラノ風ドリア」などの人気メニューは低価格も魅力の1つであり、増税後に節約志向が高まれば追い風になりうる。

世界的な景気減速で円高が進んだ場合も、原材料コスト減につながり好材料となる。

<3769>GMOペイメントゲートウェイ

決済サービスを提供する。

増税時の景気対策とキャッシュレス決済推進を狙ってキャッシュレス決済へのポイント還元が実施されることが追い風だ。

セブンペイなど不正利用問題が発生した決済手段もあるが、中長期的にはキャッシュレス決済比率の高まりが見込めるため成長期待もある。

<9681>東京ドーム

東京ドームの運営等に取り組む。

読売ジャイアンツがプロ野球セ・リーグで優勝を果たしており、クライマックスシリーズ開催による収入増に期待できる。

日本シリーズ進出も決まればさらに開催試合が増えることで短期的な値上がりに期待できる。

<1662>石油資源開発

石油や天然ガス開発等を手掛ける。

サウジアラビアの石油関連施設が攻撃されたことを受けて、原油価格は上昇傾向だ。

中東リスクを意識して原油高が続くようであれば、原油高メリット関連として資金を集めやすくなる。

シナジーのある別テーマ

消費増税関連銘柄キャッシュレス決済関連銘柄

まとめ

9月の株式市場では、8月のリスクオフムードが一転して、株価が大きく反発する銘柄が少なくなかった。

ただ、防災関連やラグビーW杯関連などのテーマ株や、ディフェンシブ銘柄、高配当銘柄などが資金を集めやすく、相場の先行きが大きく好転したとまでは言えない。

10月の株式市場では、消費増税がらみのテーマに注目したい。

国内外の景気減速リスクが高まる中で、市場が再び弱気ムードに入るリスクへの備えも欠かさず行っておくとよいだろう。

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