【孔明Check!】先週の仮想通貨ニュース振り返り(2019年11月4日~11月10日)

2019年11月4日~11月10日における仮想通貨の主要ニュースと通貨の値動きを振り返ろう。

2019年11月4日~11月10日の仮想通貨ニュース

仮想通貨ステラ (XLM) 、50%のトークンをバーン

11月4日、仮想通貨ステラを開発するステラ開発財団は、約550億XLMをバーン (焼却) したと発表した。ステラの総供給枚数は約1,050億XLMであるため、今回焼却した枚数は総供給の約50%に当たる。

公式ブログによると、バーンした理由について「方向転換の必要性を感じた」としている。

ステラ開発財団は、開発資金やエアドロップ、パートナー企業への報酬プラグラム用として約850億XLMを保有していた。最小限必要な資金について再検討し、「必要最小限以上の資金を排除しようと決めた」としている。

この発表を受けて、ステラ (XLM) の価格は、20%以上高騰した。

中国政府、仮想通貨マイニング産業の廃止予定を撤回

中国政府が、仮想通貨マイニング産業の「廃止推奨」を撤回した。

2019年4月、中国の国会開発改革委員会は、「産業構造調整指針 (草案) 」において仮想通貨のマイニング事業を「廃止」事業に分類していた。しかし、今回発表された最終計画では、マイニング事業が文書から削除されている。

「産業構造調整指針」とは、中国政府が各産業を「奨励」・「制限」・「廃止」のカテゴリに分類し、国家主導で産業構造改革を進めるための骨格となるものである。マイニング事業を文書から削除したことは、中国政府のブロックチェーン推進宣言が本格的なものであることを示している。

金融庁、仮想通貨の投資信託を禁止へ

金融庁が仮想通貨を運用商品とする投資信託の販売を規制する方針であることがわかった。

投資信託とは、投資家から集めた資金をもとに、専門家が金融商品を買付け運用する商品のこと。現在日本において販売されている投資信託の運用商品は、不動産や株式、債権などで、仮想通貨を対象としたものは存在しない。金融庁は、仮想通貨を運用対象とした投資信託が販売される前に、規制したい考えだ。

禁止する理由については、「仮想通貨は価格変動が大きく、長期で安定して資産を形成する『投資信託』向きではないこと」と日経新聞が報道した。

個別通貨の動き

主要通貨の値動きを見てみよう。

11月4日始値 11月10日終値 増減率
ビットコイン ¥1,002,803 ¥988,954 99%
イーサリム ¥19,796 ¥20,693 105%
リップル ¥31.6 ¥30.6 97%
ビットコインキャッシュ ¥31,792 ¥32,051 101%

ビットコインは-1%の微減となった。主要4通貨の中では、イーサリアムが+5%と価格を伸ばしている。

主要通貨以外で価格を伸ばしたものは、以下3つの通貨である。

11月4日始値 11月10日終値 増減率
ステラ (XLM) ¥7.5 ¥8.5 114%
DxChain Token (DX) ¥0.07 ¥0.23 315%
VeChain (VET) ¥0.46 ¥0.63 135%

ビットコイン(BTC)

ビットコインは11月8日~9日にかけてマイナス5%と急落した。一週間全体では-1%で終わっている。

イーサリアム(ETH)

イーサリアムの時期大型アップグレードの実装日が12月4日と決定された。イーサリアムの価格上昇は、大型アップグレードへの期待が影響している可能性があるだろう。

リップル(XRP)

リップル社主催のミーティング「SWELL 2019」の初日11月7日に、XRPの価格は週の最高値34.13円を記録したが、そこから下落した。リップル社にとって悪材料となるニュースはなく、仮想通貨市場全体の下落に引っ張られた形となった。

ビットコインキャッシュ(BCH)

ビットコインキャッシュは、11月7日に週の最高値33,517円をマークしたが、2日後には30,051円まで下落。週後半で価格は徐々に回復してきている。

ステラ (XLM)

ステラ開発財団は、総供給枚数の半数のステラ (XLM) をバーンすると発表した。ステラの市場供給量が減少することで1XLMあたりの価値が高まり、価格が大きく高騰した。

DxChain Token (DX)

DxChainは、ビッグデータを計算するためのプラットフォームの開発を目指すプロジェクトである。今回大きく価格が上昇しているが、上昇するきっかけとなったニュースは確認できなかった。

VeChain (VET)

VeChainは、製品のライフサイクル管理などを行うための、メーカー向けのブロックチェーンである。11月7日、VeChainが米国版Binanceへ上場することが発表された。このニュースをきっかけにVeChain (VET) の価格が上昇している。

今週の展望

11月14~15日に、シンガポールにおいてイベント「BLOCKSHOW ASIA 2019」が開催される。さまざまな仮想通貨プロジェクトのリーダーたちがスピーカーとして登壇するため、各プロジェクトにおける最新情報が発表される可能性があるだろう。

主な登壇者は以下のとおり。

・チャン・ジャオ氏 (Binance 最高経営責任者)
・マックス・コーデック氏 (リスク 共同設立者)
・Xinxi Wang氏 (ライトコイン財団 取締役)
・ダ・ホンヘイ氏 (NEO創設者)
・CHARLIE SHAREM氏 (ビットコイン財団 創設ディレクター)
・栢森マイク氏 (QUOINE 最高経営責任者)
・SAMSON MOW氏 (Blockstream 最高戦略責任者)

まとめ

悪いニュースは無いものの、仮想通貨市場全体を見ると価格が上昇した通貨は少なかったように思う。

個別の仮想通貨における、開発の進捗などを確認して取引していきたい。

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