2020年に上がる仮想通貨

2019年の仮想通貨振り返り

2019年に起きた大きな仮想通貨ニュース

2019年の仮想通貨ニュースに関するキーワードは、「リブラ」と「習主席によるブロックチェーン推進発言」、「ビットコインETFの却下」の3つである。この中でも最も大きな話題となったのは、フェイスブック社が主導する仮想通貨リブラだろう。

「世界的な有名企業で構成される団体が発行主体であること」や「リブラが価格変動しにくい設計であること」から、決済に利用する上で非常に信頼性が高いリブラ。しかし「マネーロンダリング(資金洗浄)を助長する」という懸念から、リブラの開発を不安視する声が各国で相次いでいる。

フェイスブック社のCEOは「規制当局が承認するまでリブラは発行しない」と米国の公聴会において発言しており、2020年に発行するとした当初の計画は、予定通りとならない可能性がある。

そして仮想通貨に対して警戒感を示す主要国とは反対に、ブロックチェーンを推進すると発表したのが中国である。ブロックチェーンを推進するとした習主席の発言が報じられたあと、中国人民銀行が「デジタル人民元」を発行する計画を発表。仮想通貨の相場にも大きな影響を与えた。

上場が期待されていたビットコインETFは非承認となった。米国証券取引委員会 (SEC) は、10月にBitwise版とVanEck版のビットコインETFを非承認としたのだ。しかし現在も審査中のビットコインETFがあったり、Bitwise版のビットコインETFが再審査されたりしている。2020年に再度結果が出るだろう。

2019年の仮想通貨相場

2019年の仮想通貨相場は、ビットコイン一強だったといえる。下記の表は時価総額におけるビットコインの割合(ドミナンス) を示したものだ。

1月1日 12月23日
ビットコインドミナンス 38.6% 68.8% +32.2%

※数値はCoinMarketCapより引用

1月はビットコインの価格が低迷し、時価総額に占める割合は半分以下に低下。しかしビットコイン価格の上昇とともに、12月には時価総額の7割近くを占めた。

1月1日始値 12月28日終値 増減率
ビットコイン ¥406,930 ¥795,831 196%
イーサリム ¥14,491 ¥13,955 96%
リップル ¥38.3 ¥21.0 55%
ビットコインキャッシュ ¥16,389 ¥22,447 137%

通貨の価格についてもビットコインは約2倍に価格が上昇したが、主要アルトコインは低迷している。特にリップルは半分近く価格を減らすなど厳しい状況だ。

1年間の相場は、4月1日~6月10日にかけて上昇し、その後徐々に下落した形となった。4月1日にわずか20分ほどで20%価格が上昇したときは、ファンダは特に発生しておらず大口の買いが発生したと見られている。

価格のピーク後の10月26日には、中国の習主席のブロックチェーン推進発言を受けて相場が高騰。30%近く価格が上昇した。ただしその後は下落基調に戻った。

2020年の仮想通貨展望予想

2020年に注目しておくべき出来事・ニュース

2020年に注目すべき出来事は「ビットコイン半減期」と「NEMカタパルト」、「イーサリアム2.0」の3つだ。

ビットコインのマイニング報酬が半分に減るタイミングを迎える「半減期」は、2020年の5月に予定されている。過去2回の半減期において価格上昇しており、今回も同様の動きが期待できる。

仮想通貨ネムは、2020年2月~3月頃にアップデートを予定している。「カタパルト」と呼ばれる新しいブロックチェーンを起動させ、XEMの保有量に応じて新しいトークンを付与する予定だ。このアップデートによって価格に影響が出る可能性があるだろう。

最後はイーサリアムの大規模アップデートである「イーサリアム2.0」である。新しいブロックチェーンを起動してスケーラビリティ問題を改善し、コンセンサスアルゴリズムを変更する。2020年から段階的に適応するが、完了までに数年を要する予定だ。進捗状況に応じて価格に影響が出る可能性がある。

2020年に値上がりが期待される通貨

① ビットコイン

通貨名 ビットコイン
シンボル BTC
時価総額 約2.4兆円(第1位)

ビットコインの値上がりが期待できる理由は次の2つだ。「2019年の仮想通貨市場がビットコイン一強だったこと」と「半減期を迎える」こと。相場が上昇したときにアルトコインよりもビットコインのほうが上昇率は高く、下落したときはビットコインのほうが下落率は小さいことが多かった。このトレンドは2020年以降も継続するだろう。また半減期を5月に迎えるため、価格上昇を期待できるはずだ。

② ネム

通貨名 ネム
シンボル XEM
時価総額 約5.3億円(第29位)

ネムの値上がりが期待できるのは、2020年2~3月に予定されているアップデート「カタパルト」があるためである。新通貨の付与も予定されており、買い注文が増える可能性があるだろう。

③ イーサリアム

通貨名 イーサリアム
シンボル ETH
時価総額 約9,200億円(第2位)

イーサリアムは時価総額第2位をマークしており、アルトコインの中でも信頼性が高いといえる。多少の遅れはあるもののアップデートは着実に実行されており、2020年も大規模なアップデートが行われる予定だ。

④ ビットコインキャッシュ

通貨名 ビットコインキャッシュ
シンボル BCH
時価総額 約2,000億円(第4位)

ビットコインよりも1ヶ月ほど早い2020年4月に、ビットコインキャッシュが半減期を迎える。「半減期を迎えるタイミングで価格が上昇する」と考える多くのトレーダーによって買い注文が増える可能性があるだろう。ただし2019年に半減期を迎えたライトコインでは、半減期を迎える前に価格のピークを迎えている。トレードするタイミングには注意したい。

⑤ リップル

通貨名 XRP
シンボル XRP
時価総額 約1,200億円(第3位)

2019年後半、明らかに下落基調にあるリップル。ただ悪いファンダがあるわけではない。むしろ2019年はリップル社の技術が多数の企業に採用されるなど良いニュースも多かった。2億ドルの資金調達を行い新しい人材の採用に力を入れるなど、企業としては成長していることが伺える。2020年前半は下落基調が続く可能性があるが、底を打ったあとに上昇するのではないだろうか。

⑥ ライトコイン

通貨名 ライトコイン
シンボル LTC
時価総額 約3,900億円(第6位)

 時価総額第6位のライトコイン。決済用として流通させることを目標としており、2019年は多くの決済プロバイダに採用された。アップデートも着実に実行されており、信頼性が高い。2020年も価格上昇が期待できるだろう。

⑦ モナコイン

通貨名 モナコイン
シンボル MONA
時価総額 約5.6億円(第74位)

モナコインは2020年8月に半減期を迎える予定だ。前回 (2017年7月) の半減期では、半減期を迎える前のタイミングに価格が上昇している。今回の半減期においても、同様の現象が起こる可能性があるだろう。

⑧ ステラ

通貨名 ステラ
シンボル XLM
時価総額 約980億円(第12位)

国内の仮想通貨取引所コインチェックが新たに取り扱いを始めたことで話題となったステラ。リップルと同じような性質をもっており、国際送金に使われる仮想通貨だ。2019年の上昇率は決して良いものではなかったが、現在の価格は過小評価されているように感じる。

⑨ Chainlink

通貨名 Chainlink
シンボル LINK
時価総額 約710億円(第19位)

Chainlinkは、分散型のデータベース (オラクル) 技術を開発するプロジェクトである。Chainlinkと似たような目標を掲げる仮想通貨プロジェクトはないため、伸びる可能性は高い。また2019年は+550%の成長率をマークしており、最もパフォーマンスが優れた仮想通貨のひとつだった。

⑩ バイナンスコイン

通貨名 バイナンスコイン
シンボル BNB
時価総額 約2,400億円(第8位)

世界最大級の仮想通貨取引所Binanceが独自に発行するバイナンスコイン。2019年はDEXのリリースや各国への取引所サービスの展開などで+120% (12月24日まで)のパフォーマンスを見せた。2020年もBinanceのサービス拡充によって価格上昇が期待できるのではないだろうか。

ビットコインの2020年の相場予想

現在(2019年12月末) は、下落基調にあるビットコイン。2020年も最初は下落基調が続くが、あるタイミングで上昇に転じるのではないだろうか。5月に半減期を迎えるが、半減期を迎える前のタイミングで価格上昇に転じるはず。年前半の最低価格が70万円、年後半には200万円まで上昇すると予想する。

2020年の仮想通貨 総括

2020年は、ビットコインの半減期やイーサリアム2.0へのアップデートなどで仮想通貨市場は盛り上がるだろう。反面規制強化は更に強まり、仮想通貨関連の事業者にとっては厳しい状況が訪れるかもしれない。最新のニュースやファンダに注意して、新たな気持ちで取引していきたい。

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