2020年に上がる株【テンバガー・注目銘柄を予想】

投資家の諸兄姉よ、新年あけましておめでとう。

皆様のご健勝とご多幸をお祈りするとともに、 本年もより一層のご愛顧の程、株師孔明を宜しくお願い申し上げます。

さて、2020年も毎年恒例となりつつある、「2020年に上がる株」を紹介しよう。

2019年振り返り

2019年の株式市場は、まず米中貿易摩擦や消費増税後の景気冷え込みが懸念され、リスク回避の動きが強まる場面が前半で多く見られた。

米中貿易摩擦については解消に向かうどころか、関税引き上げの応酬となり、企業業績の減速など実体経済への悪影響も顕在化してきたことで、相場の重石となった。

テーマ株としては、新元号令和関連銘柄や、統一地方選挙関連銘柄などがにぎわう場面が見られた。

日本では改元に伴うご祝儀相場の到来も期待されたが、世の中の祝賀ムードこそ高まったものの、株式市場で積極的にリスクを取りに行く姿勢は限定的であったと言えよう。

いっぽう、2019年後半の株式市場では、政府による大規模な景気対策への期待感や、米中貿易摩擦が緩和の兆しを見せたことで、全体相場が楽観的なムードとなった。

大型株はもちろん、個人による売買も多いマザーズ等の新興銘柄や、直近IPO銘柄にも積極的な買いが入る場面が見られた。

高配当株や優待株など、利回り面で投資妙味のある割安株についても、割安是正の動きが出た。

テーマ株ではラグビーW杯関連銘柄のほか、今後も人気継続が期待できるキャッシュレス決済関連銘柄などが人気となった。

2020年相場の見通し

2020年の株式市場は、消費増税が日本経済に与える影響を見極める動きが出るだろう。

他にも、ブレグジットや米中貿易摩擦の着地点を意識して、慎重な姿勢をとる投資家が多く出ることも考えられる。

また、米FRBをはじめとする各国中央銀行の金融政策にも要注目だ。

日本では、日銀によるマイナス金利政策が継続されれば、地方銀行等の業績が悪化して破綻リスクが高まる可能性には注意したい。

ただ、様々なリスク要因こそあるものの、世界的に景気後退を金融政策等で予防する動きが2019年に強まったことから、2020年には企業業績が改善・伸長傾向となり、株価も企業業績の伸びに合わせて上昇することに期待したい。

日本株市場では人口減少リスクなど中長期的なマイナス要因こそあるものの、個人による投資意欲は高まってきており、好業績銘柄や、株価急騰チャンスのあるテーマ株などを選別して利益を狙いたいところだ。

2020年に注目しておくべきイベント・テーマ株

2020年相場で注目すべきイベント

注目すべきイベントとしては、まず3月末決算企業の2021年3月期業績見通し発表が挙げられる。

各企業が強気の業績見通しを出すようであれば、景気拡大期待の高まりから株式市場全体に資金が流入しやすくなる。

大型株で一定の利益が確保されることで、小型株や成長株を選別して大きめの利幅を狙うといった好循環が生まれれば、日経平均株価が2万円台後半へと力強く上昇することもあり得る。

2020年中盤では、東京五輪の開催に注目したい。

東京五輪で日本人選手が大きな活躍を見せることができれば、ホテル銘柄やスポーツ銘柄のほか、五輪スポンサーなどにも世界的な注目が集まりやすくなる。

ただし、五輪後の景気減速懸念を市場がどこまで織り込んでいるかは注視しておきたい。

2020年相場で注目したいテーマ株

2020年相場では、先進的な投資テーマとして5G関連やAI関連といったテーマ株への資金流入に引き続き期待できる。

全体相場の先行きが不透明となる場面では、短期の値幅取りを狙った資金がテーマ株に集中することで、株価急騰の恩恵を受けられる可能性がある。

また、キャッシュレス決済関連や国土強靭化関連など、政策の後押しを受けられる銘柄はチェックしておきたい。

予算措置が講じられることにより確実に追い風を受けやすいことから、株価が割安となる場面で冷静に下値を拾いたいところだ。

さらに、大規模イベントとなる東京五輪関連銘柄として、ホテル関連銘柄やインバウンド関連銘柄などには要注目だ。

五輪に伴う一時的な需要拡大で利益を確保し、将来への投資につなげるなど中長期的な成長ストーリーを描ける銘柄を選別しておけば、五輪後も継続的な株価上昇の恩恵を受けやすくなる。

テーマ株 注目理由 注目度
東京五輪関連銘柄 2020年最大のイベント。日本はもちろん、海外からも高い注目を集められるイベントで、株式市場でも関連銘柄への資金流入に期待。 ★★★★★
5G関連銘柄 政府による5G減税策などで業績を伸ばしやすい。先進的なテーマとして成長期待の資金も取り込むチャンス。 ★★★★★
インバウンド関連銘柄 東京五輪を機に訪日客増加に期待。各地で外国人対応が進めば日韓関係悪化での減速傾向をはねのけ中長期的に観光産業発展を続けるチャンス。 ★★★★
AI関連銘柄 AIのレベル向上・人材不足の継続に伴い、業務効率化での活用拡大に期待。全体相場が好調となれば個人の投資余力が高まり成長株の上昇に乗るチャンスも。 ★★★
教育ICT関連銘柄 教員の超過労働が問題視されているほか、共通テスト導入等もあり民・家庭における教育分野への投資拡大に期待。 ★★★★
国土強靭化関連銘柄 消費増税後の景気対策を兼ねた予算の執行が進む中での注目に期待。近年は大規模災害が多く、災害で全体相場が崩れた際の物色もあり得る。 ★★★
キャッシュレス決済関連銘柄 ポイント還元策を追い風に成長継続が見込まれる。東京五輪時の訪日客への対応も追い風。スマートフォン決済事業者の連携等で効率化が進むことにも期待。 ★★★

2020年に上がる株 一覧

2020年に飛躍しそうな有望テーマを挙げるとともに、その中でも特に物色対象になりそうな銘柄を紹介しよう。

通信セクター

コード 企業名 注目理由 注目度
9436 沖縄セルラー電話 5G関連として注目の可能性。人気優待や増配期待など株価下支え要因も抱える。 ★★★★★
9433 KDDI 通信大手。5G投資減税や楽天の参入遅れなどを追い風に業績を伸ばして増配などの株主還元強化を継続したい。 ★★★
9434 ソフトバンク 通信大手。格安スマホ大手Y!mobileを抱え政府の値下げ圧力をかわしやすい。IPO時に購入した個人による売りを着実にこなして高配当を意識させたい。 ★★★

陸運セクター

コード 企業名 注目理由 注目度
9006 京浜急行電鉄 羽田空港アクセス鉄道の1つ。加算運賃値下げで競争力を高めており、東京五輪時の需要を存分に取り込みたい。 ★★★★
9022 JR東海 ドル箱路線の東海道新幹線を抱える。2020年春ダイヤ改正に伴う「のぞみ」増発や東京五輪観戦客輸送などで利益を伸ばすチャンス。 ★★★★
9143 SGホールディングス 宅配便サービス大手。競合他社も人件費高騰に苦しむ中、連続増配継続やインターネット通販市場拡大などで株価上昇を狙う。 ★★★

小売りセクター

コード 企業名 注目理由 注目度
8267 イオン 小売り銘柄の筆頭格。消費増税後の個人消費刺激策のほか、GMS事業での利益改善期待も。 ★★★★
8028 ファミリーマート コンビニエンスストア等を展開。同業他社のFC契約がらみの問題等で顧客を奪うチャンス。 ★★★★
7564 ワークマン 一般客向け販売急伸中の作業服店。指標面では割高感があるが、ユニクロブランド等と比べると着用者はまだ限定的で成長余地あり。 ★★★
7686 カクヤス 個人向けを含めた酒類販売を手掛ける。2019年末のIPO銘柄としての物色に期待できることに加え、指標面での割高感が乏しく大幅下落リスクを抑えられる点も魅力。 ★★★

サービスセクター

コード 企業名 注目理由 注目度
4661 オリエンタルランド 東京ディズニーリゾートを運営。パーク面積拡大や東京五輪に伴う観光客増加などが追い風。 ★★★
4755 楽天 インターネット通販サイト等を運営。携帯通信サービスへの参入が遅れるも、通販やキャッシュレス決済等で成長を図る。 ★★★
9696 ウィザス 通信制高校事業が好調で業績を支える。共通テスト導入等で学習塾事業が反転のチャンスを迎える可能性も。 ★★★★
7039 ブリッジインターナショナル マーケティング支援事業に取り組む。企業の業務効率化の流れを取り込み成長を継続したい。 ★★★

情報・通信セクター

コード 企業名 注目理由 注目度
4689 Zホールディングス ヤフーブランドで高い知名度を誇る。スマートフォン決済サービス「ペイペイ」伸長などに期待。 ★★★★
4478 フリー クラウド会計サービス等を提供する。2019年IPO銘柄やクラウド関連銘柄としての買いに期待。 ★★★
3933 チエル eラーニングサービス等を提供。教育ICT関連銘柄の筆頭格で、成長期待を存分に取り込みたい。 ★★★★★

金融セクター

コード 企業名 注目理由 注目度
8591 オリックス リースや事業投資など多角化が進む。高配当利回りや高額優待などが評価されての割安是正に期待。 ★★★★
8473 SBIホールディングス インターネット銀行・証券サービス等で高い知名度を誇る。地銀再編への参加等で顧客の幅を広げたい。 ★★★
8570 イオンフィナンシャルサービス イオン系でクレジットカード事業等を展開。親会社イオンの好調に加え、ポイント還元予算の拡大も追い風。 ★★★★

絶対保有しておくべき厳選3銘柄

上記で挙げた20銘柄のうち、長期的に見て絶対的に保有しておくべき銘柄は以下だ。

<9436>沖縄セルラー電話

沖縄セルラー電話の株価

KDDI系の携帯通信サービスを提供する。

沖縄エリアでは首里城の消失に伴う観光への悪影響が懸念されているものの、政府による再建支援がなされるほか、中国や東南アジアと地理的に近いこともあって観光産業の更なる発展が期待されている。

観光産業従事者によるスマートフォン契約が増加すれば、着実に利益を積み上げやすくなると考えられる。

携帯電話料金については政府による値下げ圧力こそあるものの、沖縄は離島であることも考慮すれば、格安スマホ業者が押し寄せるリスクは限定的だ。

出生率の高さもあって人口減少の影響を受けにくいことも、通信大手3社と比較した際の強みと言える。

また、携帯電話事業者は5G投資を行っており、5G投資向けの減税策も追い風に5G関連銘柄として人気を集めるチャンスがある。

株価は2019年末に年初来高値を更新するなど上昇傾向だが、配当利回りが3%程度あり、配当性向が50%未満であることから増配などで中長期投資の資金をさらに取り込むことも考えられる。

KDDIと同様のカタログギフト優待にも定評があり、仮に全体相場が崩れたとしても株価が下支えされやすく、安心して投資しやすい銘柄の1つと言えよう。

成長性と安定性を兼ね備えた割安株としてポートフォリオへの組み入れ検討に値する。

<8570>イオンフィナンシャルサービス

イオンフィナンシャルサービスの株価

イオン系でクレジットカード事業などに取り組む。

親会社イオンはGMS事業などで長らく苦戦してきたが、買収先の業績改善などが一定の成果を挙げつつある。

多くのグループ店を抱え全国でイオンブランドは高い知名度を誇っており、キャッシュレス決済へのポイント還元策などを追い風に顧客層を拡大したい。

成長著しい東南アジア地域での事業展開も行っており、中長期的な国内市場の縮小リスクもヘッジできている。

米中貿易摩擦に緩和の兆しが見られていることで新興国経済の急減速リスクも後退していることから、国内事業での安定収益と海外事業での成長の双方の恩恵を見込める銘柄と言える。

2019年12月後半でも配当利回りが4%超、PERが1ケタと割安感もあることから、配当狙いの資金を取り込む余地も十分だ。

2019年には米FRBが利下げに動くなど世界的に低金利政策が長期化している中、住宅ローン借入等をきっかけにイオン系の金融サービスを利用する顧客の取り込みにも期待できる。

<3933>チエル

チエルの株価

教育ICTサービスを提供している。

学校教育現場が教員の長時間労働で疲弊する中、より良い教育提供のために各校でタブレット導入等が進められている。

生徒1人にパソコン1台を目指す政府の支援策や、共通テスト導入なども追い風に、高い成長期待に応えたい。

成長銘柄ではあるものの利益は計上しており、2019年末にも急騰実績を持つ。

教育ICT関連銘柄の筆頭格であり、テーマ株としての注目によって短期の値幅を確保するチャンスもある。

教育分野は少子化の影響で中長期的には市場縮小も懸念されているが、少子化対策の予算を取り込めるほか、高効率な教育サービスについては高所得層を中心に学校外教育でも多くの資金を投じる動きがみられる。

また、日本国内で安定した収益を確保できれば、教育市場の拡大に期待できる新興諸国等でも事業を大きく拡大する可能性がある。

新興銘柄が個人投資家の資金を多く集める中、赤字ながら成長期待の高い銘柄ではなく、実際に利益が出ている銘柄を選別したい投資家は必見の銘柄だ。

2020年に上がる株 まとめ

2020年も、引き続き景気対策が経済に与える影響を注視しながら進むことになりそうだ。

相場の先行きには不透明感があるものの、企業業績が好調を維持できれば割安感から株式市場資金が流入しやすくなる。

中長期的に安心して保有しやすい高配当銘柄や、大幅な値上がり益に期待できる成長銘柄などをしっかり発掘しておくと良いだろう。

相場調整のリスクにも備え、成長銘柄でもすでに黒字化を達成している銘柄などに注目しておきたい。

また、相場混乱が生じる局面では割安株を拾うとともに、テーマ性が意識されて逆行高を演じるチャンスがあるテーマ株についてもチェックしておく価値があると言える。

今年しか伸び足の無い銘柄群もたくさんあるので、絶対に忘れないようにしておいてもらいたい。

それでは2020年も「株師孔明」をどうぞよろしくお願いします。

ブログランキング

1日2つ、ブログランキングの応援クリックも宜しくお願いします。
 にほんブログ村 投資ブログ 仮想通貨へ